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転生したら龍でした。成龍したので自分の城を作ります。  作者: ルケア


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265/379

265話 地震の後片付け、こっちも戦争か

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 建てているが。一通り地震の影響がなかったかを調べたが、大丈夫そうだった。建物を外側からしか見ていないが、大丈夫だろう。何か異常があれば連絡が来るだろう。


 城の方も問題なしだな。特に高いものは設置していないのである。飾りに金など掛けぬ。見栄を張る相手が商人しかいないのだからな。見栄など張っても仕方がなかろう。


 そんな商人たちも出入りが少なくなっているがな。3か国からお客が減っているからな。ラフィエット王国とリゴドリベロ王国とブロンリック王国からの商人が減っている。


 ラフィエット王国とリゴドリベロ王国は簡単だな。戦争が始まったから商人がそれどころでは無いのである。戦時徴用をされており、各村々から兵糧の買い付けを行っているのであろう。


 商人は国が無くても商売は出来るが、国が無くなると通貨の価値が無くなるのである。だから国が無くなって貰っては困るのだよ。だからこそ、こういう時には国を助けるのである。


 商人暗殺部隊を作れば良いのにねと言っていたのはシャノンである。鬼か。悪魔か。悪魔だったな。発想がえげつないが、効果的ではあるな。それだけで相手国が干上がるのである。


 まあ真似されるし、防衛策も考えるようになるのだろうが、非常に効果的な策であることには変わりはない。えげつないとは思うがな。


 ブロンリック王国は絶賛復興中である。まずは町の機能を回復させるところからである。ある程度回復したとはいえ、まだまだ仕事は残っているのである。商人の仕事も沢山ある。


 必要な物を必要な所へ有料で運ぶのが商人である。こういう時には中小関係なく使わねばならんのだよ。と言うか、冒険者まで使っての復興である。冒険者は何でも屋だからな。


 こういう時の為の冒険者である。スラムの民もそうだな。とりあえず人手が欲しい。そういう時に活用するのである。まあスラムの民を使うのは余程の時なのだがな。


 基本は冒険者だけで何とかなるのである。今回のような災害の時だけだな。こういう災害の時はなりふり構わずやるしかないのである。使えなくても小石の1つや2つは退けられるのである。


 そんな訳でだ。商人の出入りが少なくなっている。仕方がない側面もあるのだがな。隣接国が軒並み何かしらの事態になっているのである。そればかりは仕方が無いのだよ。


 商人が必ず必要かと言われたら必要ないのだが。クレールとシャノンの活動資金に消えるだけだ。そこまでの大金は必要が無い。諜報活動に必要な資金はそれ程多くは無い。


『カルネラ様、少々よろしいですか?』


『クレールか。定期連絡だな。ブロンリック王国はどうであった?』


『そうですね。順調に復興していると思いますよ。来年には商人も返ってくるでしょう。今のブロンリック王国には敵がいないですからね。軍も総出で動いてますね』


『そうか。それは何よりだな。冒険者の入りも少なくなっているからな。マジックバッグの入手が滞っている。それについては何とかしたいところではあるな』


『ですね。しかし、それも来年には何とかなっていると思いますよ。比較的大きな地震でしたからね。復興には暫く掛かるのかと思いましたが、思った以上に復興が早いですね』


『そうか。それは何よりだな。他の周辺国はどうだった? 被害はあったか?』


『ありましたが、前も言った通り、無いのと殆ど変わりませんね。少しアンベマリノ王国の被害が多かったかな程度の話です。アンベマリノ王国の復興は既に済みましたし、他国も復興済みです』


『そうか。それは何よりだな。となると懸念事項は南側の4か国の戦争だけか』


『いえ、それなんですが、こちらの方も戦争が起きそうです』


『ん? 今戦争を仕掛ける国があるのか?』


『ベリエファーブル王国がジュベクローゼ王国に攻めるようですね。もうそろそろ仕掛ける様です』


『……ベリエファーブル王国とジュベクローゼ王国の国力の差はどのくらいあったか?』


『凡そ3倍から4倍です。かなり無謀な戦争ですね』


『何故にそのような無謀な突撃をするようになったのだ?』


『少し前にアンベマリノ王国を攻めたじゃないですか。それで成果が上がらなかったから、次の目標に移ったとしか言えないんですよね。内情までは掴めているわけではないので』


『にしても限度があろう。ジュベクローゼ王国に攻め入るのは流石に無理が過ぎる。何を考えているのだ? 全くわからん』


『解らないのは私も一緒ですね。負けると解っているところに攻め込むのには理解できません』


『そうであろうな。負けるであろうな。一体何を考えているのだろうな』


『大方メンツがどうのこうのとあるんでしょうが、アンベマリノ王国に負けた時点で無いのと等しい筈なんですがね』


『うーむ。解らん。何故に攻めたのだ? 詳しい所まで探ってくれるか?』


『努力はしてみますが、恐らくはメンツがどうのと言うだけですよ?』


『一応な。何とか情報を浚ってみてくれ。解らんなら解らんで構わん』


『解りました』


 さて、何故か知らんがこっち側でも戦争が起きるそうだ。ベリエファーブル王国がジュベクローゼ王国に攻め入るのは無理があるだろう。どうにもならんはずだがな。


 何故攻めるのか。とりあえずは情報待ちだな。メンツで本当に攻めるのか? 別の理由が無いとも限らんからな。一応調べておくことに超したことは無い。


 まあこちらの戦争は直ぐに終わるのだろうがな。ジュベクローゼ王国が何処まで本気で相手をするのかに掛かっているとは思うが。本気でやれば潰せるとは思うのだがな。


 こちらも放置しか出来んからな。何も出来んのだよ。助けたいわけでもなし。自分の所の不始末は、自分の所で何とかするのである。我が国には関係が無い。少しは平和にやれんものか。

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