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転生したら龍でした。成龍したので自分の城を作ります。  作者: ルケア


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21話 地下の緑化が進む、そろそろ外壁ができる

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 外壁作りも4分の3まで来たか。後は閉じるだけだな。……2年と少しくらい経ったか? それくらいな気がするな。後1年と少しくらいで閉じるはずだ。もうすぐだな。


 建材は十分にあるが、まだ足りないだろうな。積むだけでも結構な時間がかかるが、作る方が時間がかかる。作る規格があるからな。なるべく同じにしておきたいものだ。


 外壁が作り終わったら22か所の通路を繋げる予定だ。帰す通路も含めて44か所を繋げる。23か所に町ないしは村があるとのことだしな。


 というか帰す通路は繋げてしまった。クレールやカトリーヌでも帰して来れる仕様にしてしまった。……速さの面で私が持っていくことになるだろうがな。天井を繋げれば人間が入って戻ってこれないという事が解ってしまった。


 人間は飛べないのだったな。悪魔は、ダークエルフやダークドワーフは飛ぶんだがな。何故なのか? 飛べた方が便利だろうに。飛び方が解らないのか、そもそも作りが違うのか解らんところなのだが。


 悪魔も何も前世の私は魔族と呼んでいるがな。悪魔もダークエルフも悪魔なのだ。……魔族と呼ぶ方が私も良い気がするのだが、悪魔だそうだ。その辺は昔からの話なので、私がどうこう言う話ではないのだが。


 魔界と地界の生き物の差なのか? 種自体が違うのかもしれん。エルフが地界にいるのかすら知らんのだが。地界よりも魔界の方が詳しいまである。クレールや他の悪魔たちから情報を仕入れているからな。魔界には一度も行ったことがないが。


 恐らくだが、ここに来たことのある人種は人間だけだろう。人種という括りがあるのかも解らぬが。前世の私はエルフやドワーフなどなど、他にも人種はいるだろうと言っているが、前世と今世は違うものだ。当てになるかどうかは解らぬ。


 天界については殆ど何も知らない。天使が住んでいるというくらいか。……もしかしたらエルフやドワーフはそっちに居るのかもしれないな。地界にいるとは限らん。天界なら解らんでもないな。行く気はないのでどうでも良いが。


 さて、建材を作っているわけだが、緑が増えた。……うむ、ドンドンと増えるな。森と草原が出来上がっている。私は砂漠地帯を作り上げる訳だが。緑化が凄まじいな。


 色々な植物をクレールとカトリーヌが運んできては植えて行っている。土も運んできているようだ。何かしら理由があるのだろうが、よく解らん。前世の私は微生物がどうたら言っているが、微生物とはなんだ? 見えない虫らしいが。


 まあ緑あふれる空間が地下にあるというのが不思議でならないのだがな。そのうち木材として木も切る予定だそうだ。樹齢がかさむと果実の生りが悪くなるらしい。その辺は任せる私の知る範囲ではない。


 そう言えば、魔蜂も蜜鳥も悪魔たちが飼い始めた。陸鳥とも喧嘩はせんらしい。陸鳥も果実を食うが、奴らは飛べぬからな。飛べる蜜鳥とは食べ方が違う。


 両者とも蜜が採れるのだが、魔蜂と蜜鳥では違うらしい。食べてみたが実際に違った。不思議なことだ。甘いことには変わりが無かったが。


 魔蜂の蜜はねっとりとしており、べたつく。何かに付けるには魔蜂の蜜の方がいいだろう。蜜鳥の蜜は完全に固形に成っていた。どうしてそうなるのか解らんが、砕いて料理に使うと美味いらしい。そのまま食べたが結構美味かった。


 同じ蜜のはずなのにな。色々と違うものなのだな。ともかく生き物も活動し始めている。良いことではないか? 人間がどのように暮らすのかまでは知らんのだが。


 そう言えばクレールが何か放していたが何を放したのかは聞いていない。そのうち目につくだろうと思って聞いてもいなかったのだが、何を放したのだろうな? 恐らく人間を飼うのに必要なものなのだろうが、聞いていないから解らない。


 ともかく人間を飼うために色々と準備をしている最中なのだ。主にクレールが。カトリーヌは補佐だな。剥ぎ取り要員でもあるし。


『龍様ー、人間ですよー』


『うむ、今行く』


 早い所外壁を完成させねばならんのに遊びに来る冒険者、最近また増えてきたのだ。代替わりがしたのか? それにしては早い気がするのだが……。何でもいいがな。


「来たぞ!」


「魔法を撃て!」


『耐えるという事を知らぬのかお前らは!』


 飛んできた魔法を振り払い、気絶した冒険者たちを見て思う。……来るのは構わんのだ。来た方がクレールは良いと言っていたしな。問題は何も学習せんことだな。何故咆哮を耐えられないのに来るのか。これが解らぬ。


 収入は安定しているのだが、如何せん剥ぎ取るもの自体の品質が下がってきているのだとか。うーむ、前世の私が駆け出し冒険者が来ているのではないかと仮説を立てているが、駆け出しでは勝てぬ相手の区別も付かんのか? その辺は知らんが。


『カルネラ様、今回も戻してきてください』


『うむ、行ってくる』


『行ってらっしゃいませ!』


 カトリーヌが剥ぎ取り、装備や道具類は魔界に持っていかれる。そして金については宝物庫に保管されていっている。まだまだ全然埋まらぬ。広く作り過ぎた訳でも無いのだがな。下方向に広く作れるようにはしているが。拡張はまだ必要ない。


 捨ててきてから直ぐにゴブリンの召喚を行う。……別にゴブリンと決まったわけではないのだが、基本的にゴブリンが出てくる。悪魔や天使、人間なんかが出てきた例がない。


『来い、眷属よ』


「ぎゃぎゃ?」


『ふむ、やはりな。捨てに行くか』


 すでにゴブリンの行動を気になど掛けていない。召喚したら穴に放り込む。こうでもしないと間に合わぬ。……全て繋がったらどうしようかとは思っているがな。ゴブリンは収入源だから召喚は止めないが。今は冒険者を探知する斥候代わりだ。


 さあ仕事だ。建材集めだ。人間を飼うにしてもまずは外壁を仕上げないといけないんだ。……何で人間を飼うんだったか? ああ、城下が寂しいからだったか。目的を忘れてはいかんな。


 城下が賑やかになるのはいい。どうなるのかは知らんが、まともに運営をするのはクレールとカトリーヌだ。私は賑やかになればそれでいい。問題は起こってから考える。それでいいだろう。

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