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転生したら龍でした。成龍したので自分の城を作ります。  作者: ルケア


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19話 人間の襲撃が減った、人間を飼う準備

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 外壁の完成は遠いな。まだまだ建材が足らない。漸くと4分の1くらいが終わった。……3年程経ったか? 恐らくそのくらいは経ったはずだ。私の仕事の速さはまずまずじゃないか? 後10年もしない内に終わりそうだ。


 冒険者の来る回数は減った様な感じがするな。5日に1回程に減った様な感じがする。作業が捗ったのもその要因があるんじゃないか?


 クレールは収入の話をしているが、カトリーヌは仕事の話をしている。両者とも減ってどうしようか困っているのは変わりがない。カトリーヌの仕事は日に日に増えて行ったはずなんだがな。


 城の内装もひと段落ついて今は維持に人手を使っている。……維持しないと直ぐに劣化をするのだとか。その辺は解らぬから丸投げだ。専門家が居るのだから専門家に任せるのだ。


 飯屋は増えたが。……悪魔が減ったのに何故増える。5軒まで増えた。もちろん私も食べた。中々に美味であった。美味いものを食べると元気が出るとカトリーヌが言っていたが、確かにその通りだと思う。金言だな。


 ここ暫くはクレールとカトリーヌのどちらかが必ずこの城に常駐するようになった。冒険者の剥ぎ取りの仕事があるからな。私としてはありがたいが、2人とも忙しそうにしている。


 特に人間の言葉を覚えようとカトリーヌが頑張っていた。すでに覚えたようだが、毎回魔界に行っていたからな。因みに私は解らないままだ。必要になればそのうち覚える様にする。


 そんな訳で、外壁作りが捗っているわけだな。私自身は寝食も必要ないからな。それに夜も何も関係ないこの空間だ。常に明るいというのは良いな。明かりは別に必要ではないんだが、明るい方がやる気が出る気がする。何故かは知らぬが。


 地下の階層も大分広がってきているぞ。今は建材を貯めている所なのだ。今までは毎日何回か冒険者が来ていたから建材を貯め込むことよりも作る方を優先していたのだが、今は作る方に専念している。先に建材を作った方が効率がいい。


 解っていたことなのだがな。一緒の作業というのも飽きるのだ。しかし、この間積んでみたら4分の1まで作れてしまったのだ。中々に壮観であった。単純作業にも熱が入るというもの。中々に良い感じではないか。


『龍様ー。人間ですよー』


『あい解った』


 今日が襲撃の日だったか。割と最近は小悪魔から教えて貰う事が多い。地下まで声が響かなくなって来たのだ。それ程に広げたという事なのだろうが。


「来たぞ!」


「魔法を撃て!」


『何度来れば気が済むのだお前らは!』


 飛んできた魔法を雑に振り払い、戦闘が終わってしまう。人間の寿命では3年は長かったはずなのだがな。学習をしないのが人間なのか?


 しかし、金貨は持ってくるんだよな。その辺は学習している。金貨では安かったのか? クレールとも話はしたのだが、このままで行くしかないとのことだったのでこのままなのだ。


『剥ぎ取りが終わりました、カルネラ様。戻してきてください』


『うむ、しかし人間は勝てぬのに何故来るのだ?』


『さあ、愚か者の集まりですからね。飛竜よりは弱いと思われているんでしょう』


『しかし、3年程経ったぞ? 人間の寿命では3年とは長いものではなかったか?』


『長いですけど、その分世代交代も早いので、忘れるのも早いんじゃ無いですか?』


『ふむ、不思議な生き物だな、人間は』


『まあいいじゃないですか。いつも通りお願いします。あ、後で話が有りますので、また伺います』


『ふむ? 解った。後でな』


 いつも通りいつもの所に戻しに行く。何度も使う道なので飛び方すら覚えてしまった。目を瞑っていても飛べるほどだ。流石にそんな事はしないが。


 さて、置いてきたが、クレールが珍しく話があるとの事だったか? 何の話だろうか。心当たりは何もないんだがな。


『クレール。何の話だ?』


『カルネラ様、来ていただいてありがとうございます。それでですね。地下の空間も広がった事ですし、地下にも魔太陽を設置しませんか?』


『ふむ? なぜだ?』


『植物を育てるのに必要だからです。そろそろ樹木を育て始めませんと。人間を飼うための準備です』


『ほう。樹木か。何を育てるのだ?』


『とりあえず実が生って、保存の利く、数が取れるものを数種類、季節ごとに取れる物を用意する予定です』


『成る程な。果樹を植えるのか。……魔界の植物か?』


『いえ、地界の植物を収集しております。それを育てる予定です』


『地界のものを? どう入手した?』


『私とカトリーヌで地界を散策して見つけてきました。情報は魔界で買いましたが。代金はしっかりと払っております』


『そうか。それで忙しそうにしていたのだな。解った。許可する。金は足りているのだな?』


『増えているので問題ありません』


『解った。地下はまだ広がる。それを考慮して設置するように』


『承知いたしました』


 ふむ、人を飼う準備か。人には果樹が必要なのか? よく解らんが必要なのだろう。食べ物が必要なのは解るが、果樹が必要だとは思わんかったな。


 何処で情報を仕入れてくるのか知らぬが、まあいい様にするだろう。地下の建材置き場の邪魔にならなければ問題ない。問題無いが、地下で植物がまともに育つのか?


 前世の知識が割と主張してきているのだが、地面にも相性があるようではないか。その辺は大丈夫なのか?


 まあ何とかするのであろう。そこまで考えなしではあるまい。魔太陽と一緒に何か別の物も買うのだろう。それは別に構わん。いい様にやってくれればいい。


 私は地下を広げつつ、建材を確保するまでだ。そのうち育つ木々も見えるだろう。その時になってから報告しても問題あるまい。さて、外壁を完成させねばな。忙しいのは変わりなしだ。ドンドンと作って行こう。作り終わってから色々と考えよう。それで間に合うだろう。

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― 新着の感想 ―
[一言] 龍の価値観が興味があるものにしか向いてないのが、いい感じに表現できてるように思う。 気に入らなければやり直すか殺せばいいんでしょ?みたいな退廃的な面も含めて。
[一言] 思ったよりも面白くない 眷属とかもレパートリーが欲しかった ずっと、悪魔の言いなりにされてる感じで嫌いやし 主人公ずっと悪魔の言いように利用されてるだけやん 何をするにしても眷属のやつに聞い…
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