147話 難民が減って来たぞ、喧嘩祭りが始まったな
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建築の方が難民の増加よりも早くなってきたぞ。難民の数が少なくなってきている証拠だな。良いことではないか。このまま来なくなってくれると嬉しいのだが。
特に減ったのがアンベマリノ王国とブロンリック王国の方面からの難民だな。もう少ししたら止まるであろう。戦争も停戦していることだしな。
ジルバルク王国からの難民も、もうほとんど来ていない。まああそこの場合は一過性の物だろうからな。運が悪かったとしか言えぬ。
内紛をしたのが悪かったな。もう少しタイミングが良ければ何事もなかったのだがな。まあ言っても仕方のないことなのだが。もう来ないであろう。そうみている。
ラフィエット王国の難民も減ってきている。これは落ち着いたというよりかは、難民として既に来ているためだと思われる。
もう来過ぎていて遠くの村からしか来ていないのではないのか? そんな印象を受けるのだがな。私の勘違いでないなら良いのだがな。
難民が来過ぎているというのはあまりにも良くない。良くないのは解りきっているのだが、何ともしようが無いからな。
ラフィエット王国の荒れ方は悲惨らしいぞ。シャノンが情報を拾ってきているからこそ解ることだが、また南部からスラム民を移民として送り込まねばならん様相だからな。
それはどの国も同じなのだがな。問題はスラム民がいるのかという事なのだが、そこまで数がいるのかが疑問だな。前回から30年ほどしか経っておらぬからな。
スラムの人口増加の速度がどのくらいか知らぬが、30年でそこまで増えるものなのか? その辺の知識は全くないからな。
まあ多くの町を抱えているであろうからな。少しずつでも出せれば問題ないのかもしれぬが、どうなのであろうな。もう少し何かあるのかもしれんが、そんな方法は思いつかぬからな。
冒険者を農民にできるのかという話もあるのだが、無理であろうからな。冒険者になりたくはないが、なるしかなかったと言う者であれば何とかといった所か。
基本的には魔物退治で食っていけるであろうからな。食っていけぬ冒険者はいないであろう。薬草の採取でも食っていけるであろう。ポーションの材料だからな。
となると錬金術師が必要になるのだが、町に1人か2人はいるであろうからな。ポーションを作れるのは薬師もいるのだが、人間は薬師を冷遇しているのか知らんが、薬師がいないのだからな。
必要であるとは思うのだがな。我が国は薬師が薬を作っておるからな。錬金術師にはほかにもたくさんの仕事があるのだよ。ポーションづくりだけをさせるにはもったいない。
そのせいもあって、錬金術師の人数が全然足りぬのだがな。ゴムは作らせていないが、作らせるとなるとさらに錬金術師に負担が行ってしまう。こればかりはなんともならんのだ。
まあそもそもの話、ラフィエット王国は停戦をしていないのだがな。まだ戦争中である。補給が出来ぬから士気がだだ下がりなのだがな。
食料供給が間に合っておらんのだ。2日に1回や3日に1回という感じで兵糧が届くのだが、そんな調子では士気など上がらぬ。戦線はどんどんと後退していっている。
それでもまだ領土は占領できているが、時間の問題である。そのうち元の国境まで戻されるであろうさ。なんともならんだろうな。
相手国もどこまで押し上げてくるのかが解らぬからな。元の国境までだとは思うのだがな。誰もいない土地を獲得してもな。スラム民が余っているのであればいいのだが。
外の状況はどこも悪いの一言だ。荒れ果てているさ。我が国に来た難民の数が物語っている。前回よりも数が少ないところを見ると、農村の規模すらも回復していなかったのだろう。
被害は前回と同規模であろうさ。範囲も前回と大差ないはずだ。それなのに難民の数が半分ほどしか来ていない。農村が小さくなっている証拠である。この分だと耕作放棄地も増えていることだろうな。
麦は連作では支障を来たすからな。少しばかり休んだ方が良いのかもしれぬが、どうなる事やらだな。農地の復旧は思ったよりも時間がかかるからな。
5年放置すれば10年は復興にかかる。休んだ分土は肥えるのかもしれぬが、農地にするには微妙といった所だな。我が国ではそんなことは基本的に起こらないのだが。
一応は連作は回避しているぞ? 麦と芋と野菜を回しながら作っている。連作障害は一応回避している状況だ。地界の作物なのでカトリーヌの知識がどこまであっているのかが解らんところなのだが、安全を見ているらしいしな。
外は大変なのだ。我が国は我が国のみを考えていれば良いのである。内政をしっかりとやっていけば問題はあるまい。難民たちには早く慣れてもらわねば困るのだがな。
直近でいけば、祭りはやったぞ。喧嘩祭りだな。思ったよりも申請者が多くて驚いたのだが、やはりいろいろと鬱憤はたまっていたらしい。
我が国では3度の警告で処刑になってしまうからな。日頃我慢を強いることもあったらしい。そんな訳で、合法的に喧嘩がやれるという事で、申請者が多かった。
別に喧嘩くらいでは処刑にするつもりもないのだがな。一方的な暴力は処刑になりえるが、喧嘩くらいでは3日間牢に入れられる程度だ。常習犯なら何か別の事を考えたのかもしれぬが。
そんな訳で、喧嘩祭りは盛況だったようだ。酒も入っているし、盛り上がりはしたぞ。私は建築をしていたのだが。ちらりと見たが、頑張っていたぞ。両者ともにな。
戦い方は素人同然。それはそうであろうな。誰も戦うという環境になかったのだから仕方がない。大抵痛み分けで2人とも病院送りになるのが殆んどだったらしい。
まあいいのではないか? そのうち何故が喧嘩が強いものとかが出てくるのであろう。そういう者同士での戦いの方が面白いと思うのだ。
……夫婦喧嘩まであったらしいからな。まあ別にどちらでもよいが。見世物としては面白いのかもしれぬ。私は見たくないがな。
そして、何故か喧嘩を奉納された。私にな。別にいらんのだが。まあ受け取ることにはしたが。物が来るわけでもないからな。
そんな訳で、祭りは盛況だった。もうすでに2度行われているのだがな。近々収穫なので3回目の祭りが行われるのではないか? それを楽しみにしてくれれば良いのだがな。
我が領は酒で出費をするくらいだ。領内に金が回るのだからいいのだがな。醸造所は儲かっているであろうな。祭りの度に酒が消えていくのだから。
しっかりと熟成させた方が良いのかもしれぬが、まあそれはそれだ。とりあえず今は酔えればそれでよいのだ。祭りを楽しんでくれればよい。
我が領内は平和である。外も平和であれば良いのだがな。色々な思惑が重なり合いながら面倒な方向へ進むのであろうな。少しは考えて欲しいものだな。




