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転生したら龍でした。成龍したので自分の城を作ります。  作者: ルケア


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13話 クレール視点、地界の生産物について

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 人間から取った物については、ウィルソン商会で研究しているだけでなく、ドルレアン商会にも流している。うちではまだ複雑な物については解析するだけの伝手を持っていない。


 それでも魔道具なんかは解析できる伝手を持っているため、地界の魔道具を解析してもらっていたのだ。今はその解析結果を聞きに来ている。


「では再現は可能であると?」


「再現は可能だけど、こんな効率の悪い物を再現する必要性を感じないね」


「地界のものですので、その辺は何とも言えないですね。そこまで効率が悪いですか?」


「ああ、悪い。これは使用者の魔力を使って明かりを灯す仕組みだけど、魔力なんかは空気中から使えばいいんだからなぜ自分の魔力を使うのか解らないくらいだよ。明るさもそこまででもないし、自身の魔力を使うんならもっと明るいか指向性を付けて照らすくらいの芸当は出来るでしょ。それでも空気中の魔力を使って出来るけどね」


「では得るものは無かったという事ですね?」


「無いね。このくらいなら見習いでも出来る。面白い仕組みも無かったし、何も得るものは無かったと言っていい」


「そうですか。解析ご苦労様でした。また何かあったら頼みます」


「ああ、地界のものなんて手に入らないからね。興味があるからこれからも頼むよ」


 普通の魔道具なんかは人間の物は悪魔の物を超えられていないという事が解ったのだから良しとするべきだろう。マジックバッグもどきの件もあるため、油断はしていないが。


 さて、次は薬屋に行かなくては。あの薬もどういう解析結果になるのか。解らないことが多すぎる。基本的には魔界の劣化版だとは思ってはいるが。


 さて、薬屋だ。ここの薬屋でも存在力増加の薬は作っている。他の難しい薬も作って貰っているからここに頼んだのだ。……ジャックの為の薬もここの店で作って貰った。おかげで大公爵にまでなれた。


「失礼いたしますわ。店主は見えるかしら?」


「ああ、クレール様ですね。少々お待ちください」


 ここに預けたのは3種類の薬。地界ではポーションと呼ばれているとドルレアン商会から情報を仕入れている。さて、その薬はどのような品質なのか。


「良く来てくれた。こっちへ座ってくれ」


「ありがとうございます。私が持ち込んだ薬はどうでしたか? 再現はできそうですか?」


「再現は可能だが、材料が魔界に無いのではないかな。それと薬の作り方もそもそも薬師のつくっているものではないと思ったよ」


「薬師が作っているものではない?」


「ああ、多分錬金術で作られているものだと思う。薬の品質が一定すぎる。これは錬金術で作られたものだと思うね。錬金術師に見て貰うといいかもしれないね」


「錬金術師に薬を作らせているんですか? 理由なんかは解りますか?」


「さあね。考えられる理由としては錬金術の方が手軽に薬を作れるだろうね。私でも同じ薬を作ろうと思えば作れるが。材料があればだがね。魔界でも取れるのかも知れないが、使われていない薬草を使っていると思う」


「それぞれどのような薬でしたか?」


「傷を治す薬と魔力を回復させる薬、体力を回復させる薬だね。うちでも売っている薬だよ。品質は見習いが作ったにしても悪すぎるから魔界と同じ材料を使ったとは思えないんだ。魔界の薬草の方が良いものなのか、地界の薬草の質が悪すぎるのか、その辺は解らないがね」


「ありがとうございます。同じものを仕入れたら錬金術師にも聞いてみます。今の所必要ないものだという事が解ったというところでしょうか」


「必要ないね。なんにしても質が悪い。薬草の質が悪いのか、錬金術師の腕が悪いのかはそっちで調べてくれ。流石に専門外だよ」


「解りました。ありがとうございました」


「ああ、地界の物を解析するのは楽しかったからいいよ。もう少し質の良いものだと思ってたがね」


「ではこれで、失礼いたしますわ」


 これでうちの伝手で解析できるものは一通り回ってきた。結果は劣化品ばかり。地界の物の質は悪いのか。それが分かっただけで問題ない。質がいいとなれば何かしら考えないといけなかったが。


 しかし、何故錬金術で薬を作るのだろうか。錬金術はもっと高度な金属の生成などに使った方がいいはずなのに。薬は薬師で問題ないはずなのだが……。


 それとも薬師がいないのかもしれない。存在力を高める薬も無いようだし、錬金術師が薬師の代わりをしているのかもしれないな。


 なんにせよ、錬金術師には伝手がない。ドルレアン商会からの情報待ちになってしまう。これはうちの商会が新参だから仕方ない所だが。


 出来ることはやった。今の所地界にはマジックバッグもどき以外は技術的には勝っている。だが、それで満足はできない。まだ何かあるはずだと思っているから。


「ただいま。商会長はいる?」


「おかえりなさいませ。商会長なら会長室にいると思います」


「そう。ありがと」


 父さんにも報告しとかないとね。今の所問題なしだと。ドルレアン商会からの情報がどうなるのかまでは解らないが、あちらも問題は無いだろう。


「父さん、ただいま」


「おお、おかえりクレール。どうだった?」


「全て魔界の劣化品だったわ。問題なしね。そっちはどうなの?」


「……もう少し時間がかかりそうだと。流石に直ぐにはできないだろうって。悔しいけどね」


「向こうの方が研究期間が長いからどうしようも無いけど、糸口くらいは見つかったんでしょ?」


「それは一応ね。作れないとは思っていないよ。人間のよりも劣っている製品にしかならなかったからむきになるのは解るけどね」


「作れたのなら問題ないんじゃない? 時間の問題よ。それよりも他の物についてはどうなの? ドルレアン商会に任せていたでしょう?」


「そっちは問題ないよ。報告も来ているし、劣化品だと解っているからね。どうも魔界よりも原材料の品質が低いらしい」


「似たような事はこっちでも聞いたわ。じゃあマジックバッグもどきだけなのね?」


「そう言う事だね。もう少し時間がかかるから、しょうがないとは思うんだけどね」


「仕方ないわ。そう言うものですもの。直ぐに同じものが作れるくらいであればすでにこちらが作っていたでしょうから」


「そうだね、後は待ちの状態だ。職人が頑張ってくれるだろう」


 魔界の優位性はマジックバッグもどき以外は揺らいでいない。だが、その小さな1つの穴が魔界を揺るがしている。


 でもそのうち落ち着くだろうと思っている。人間にできて悪魔にできないことなど無いのだから。直ぐに追い越して見せる。


 それよりも、私の出来ることは、また何かを見つける事。冒険者たちが色々と持ってきてくれる。それの解析を任せることだ。私は私の出来ることをしよう。


 さて、そろそろ帰らないと。また冒険者が放置されているだろうし。剥ぎ取りで色々と剥ぎ取っているが、金も中々に溜まってきていた。もう少ししたら次の段階に行ってもいいとは思う。


 カルネラ様のやりたいことに反しない様にしないといけない。それが契約の内だから。なるべく叶えて差し上げないと。これからも忙しくなりそうね。

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