道化の華-完 凛花
18:01東京新宿歌舞伎町にて、凛花は先程の事を受け入れきれておらずただ時間が変わっていないこと、その事ひとつをとっても不気味だった。そんな中携帯の通知が鳴る。
「道化の華。こんなアプリいれたっけ?」そう呟くと凛花はアプリを開いた。先程の道化師、そして先程の少年の名があった。やはりさっきのことは夢じゃないんだと、気がついた瞬間だった。
「りんか~まった??」
車から声がして、振り向くと兄の古寺理央の姿だった。
「にいにおそい!!」そう言うと凛花は理央の車に乗った。
「凛花なんかあったのか??」理央は尋ねた。
「なんで??」凛花は聞き返した。
「妹だぞ。表情でわかるわ」と呆れたように理央は笑って返した
「にいにあのね」凛花は事情を話すと、
パチンっと指をならす音が響き
「凛花なんかあったのか??」理央は尋ねた。
「ねえ今言ったでしょ??」凛花は返した。
「何も言われてないよ」そう呆れたように笑って理央は返した
「もっかいせつめいするね?」再び凛花は説明した。
パチンっと指をならす音が響き
「凛花なんかあったのか??」理央は尋ねた。
「え。。。。」凛花は気がついた。事情を話す度に時がループしていることに。
「凛花具合が悪いのか?」理央は尋ねた。
「ごめん少し体調悪いの。」凛花は怯えながら答えた
「この辺だと彼女の家が一番近い。だから一旦そこいくぞ」理央は車を走らせた。
ピンポーン
「理央!!凛花ちゃん何かあったの??」理央の彼女の瑠美が心配そうな顔をして理央に問う。
「わからないんだ。でもすこしみててやってくれ」理央も心配そうに言う
「少しトイレかりますね?」凛花は瑠美にそう言うと。
トイレにて、唯一のヒントである道化の華を開こうとしたとたん古びた遊園地のような先程の音楽が鳴る。
恐る恐る携帯を見ると、 相馬 と書かれていた!恐る恐るでて
「もしもし?相馬くん?これはいったいなんなの?」凛花は震えた声で訪ねる。
「おれもわからない。わからないけど。なにか変だ!!」相馬は震えながら答える
震えながらお互いの状況。今どういう状況なのか話し合った。