道化の華-完 相馬
相馬は先程の事を受け入れられずに、時計を見る。18:01先程から一分もたっていない。場所もすすきの先程と変わっていない場所。すると携帯の通知が鳴る。
入れた覚えのないアプリの通知だった。
「道化の華??」相馬は呟来ながらアプリを開く。
そうすると先程の道化師と、先程の女の子の名前があった。
「これはいったいなんなんだ。。。どうなってるんだ。。、」
相馬が呟く。すると後ろから「そーまじゃーん!!」と声がした振り返ると、高校の同級生の、諒太だった。
諒太「なーにしてんの??」
相馬「昨日から居酒屋のバイトしててさ、その帰り!!」
諒太「あーね!!俺もバイトの帰り!!」
相馬「さっき変なことあってさ、」
諒太「そんな深刻な顔で、言われるとビックリするわぁ~なにがあったん??」
相馬は事情を説明した。そうすると
パチンっと指をならす音が鳴る
諒太「なーにしてんの??」
相馬は驚きを隠せずに立ち尽くす。
諒太「なんかいえよおおお。」
「ご、ごめん、き、昨日から居酒屋のバイトしててさ、その帰り!!」相馬は焦って答えた。
諒太「なんかあったのか???話してみ??」
相馬は迷ったがもう一度。事情を話した
パチンっと指をならす音が鳴る
諒太「なーにしてんの??」
相馬「急いでるから。」そう焦って答えると逃げ出すように走った。
ようやく理解した。事情を話すと話す前に時間が戻ってしまうこと。
恐ろしかった。それがあの道化師の仕業ならいったいあいつは何者なのか。
走り疲れ、立ち止まっても手の震えは止まらなかった。
いまは、謎のアプリ 道化の華 それしか手がかりがない。
道化の華から凛花の名前を押した。
「もしもし?相馬くん?これはいったいなんなの?」凛花は震えた声で訪ねる。
「おれもわからない。わからないけど。なにか変だ!!」相馬は震えながら答える
震えながらお互いの状況。何が起こっているのかを話し合った。