道化の華-夢
道化師が去ってからおよそ十分。
「いったいここはどこだよ。」と相馬が声をあらげた。
そんなときトントンっと方を叩く感触。
「アキか、ここは。。」相馬は驚いた、真っ暗な空間に明らかに自分好みの優しい顔立ちの女性が立っていた。
「あなたは。。。だれ???」凛花は相馬に問いかけた。
「俺は、川門相馬。君は??」と、凛花に問いた。
「私は、古寺凛花。私はアキという人に突然つれてこられて。」
相馬は「俺もアキという男に。」と相馬が呟くと、
古い遊園地で流れるような音と不気味なメリーゴーランドが現れる。
そして、どこからなのか、道化師の声が響く、
『サアサア、オ二人トモ手前ニイルカタガ運命ノ相手デス。ソシテ、オ二人共、ココハオ二人ノ夢ノナカ。』
凛花「私はさっきまで歌舞伎町にいたはず!!」
相馬「俺は、さっきまですすきのだったはずだ!!」
『ソオデス。アナタガタハ、ベツベツノトチノ本日18時カラキマシタ!』
「どうやって。。。」凛花と相馬は問う。気にせずに道化師は続ける。
『アナタガタハモウスグ夢カラ冷メマス。ソシテワタシハアナガタニサイダイゲンキョウリョクシマショウ。』
「どういう意味だよ!!俺たちはどうすればいい?」と相馬が叫ぶ
『5.4.3.』と、カウントダウンをはじめる道化師
「答えろよ!アキ!!!」叫ぶ相馬の声はとどかず
『2.1』
道化師がパチンっと指をならすと、そこには、さっきまでの空間が広がっていた。携帯を見ると。。。。。