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乙女ゲームを、参考に
「あんた、何言ってんの」
「ふふっ、君は何も僕の事を分かっていない。過去に心に傷を負った可哀想な少年。という設定で今想像しているのさ。」
「それ想像じゃなくて妄想でしょ?はぁぁ…顔はイケメンでも中身はそれじゃぁねぇ…。」
「それはどういうことだっ!白川氏…」
「いや、だからあんた顔は良いのに性格が厨二病って感じで残念だねって言うこと。それぐらい自覚しとけ。」
「顔はイケメンだと、言うことは知っている。だが!今日も女子に告られたぞ」
「そりゃ、あんたが本性隠してるからでしょ?乙女ゲームを参考にするっ!なんて言ってから必死にやり込んでるし。ギャルゲーまではまっとるし。」
「いやいや、白川氏。やるからには奥まで掘らなければ…。」
「あんた性別どっちよ?」
「男です。」
「これのゲームの名前は?」
「乙女ゲーム…。乙女‼︎?あぁぁぁぁっ、何故俺は今まで気付かなかったんだ…。」
あほだ。
みんなそう思いました。




