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『混身」とは

世界観説明です。めんどくさい方はすっ飛ばしても大丈夫です。

『混身』(こんしん)

純身(人間)以外の有機生命体と体が混じった者。

一般的には体に他の生物の一部が混じったものが多いが、稀に全身が有機生命体のものもおり、彼らは二足歩行で生活しており、区別は容易である。


彼らの存在が確認されたのは、68年前に世界各地で同時期に渾身の子供が生まれた。(ちなみに母体は健康な純身である)確認されたものを数えると11人誕生した。このことは世界に衝撃を与え、すぐに子供達は隔離され、原因を解明するために研究所に入れられた。しかし、次々に同じような子供達が生まれ世界はパニックになり次第に、渾身の子供とその家族を虐殺する行為が広がる。これが『亜人狩り』と呼ばれる虐殺行為である。


32年前この状況に立ち上がったのは、イグアナの渾身であり、現『混身保護連盟』代表バハムート・ウィルソン氏である。ウィルソン氏は様々な講義運動をし、次第に混身だけでなく純身の支持を集めていき、28年前ついに渾身の人権を勝ち取った。


次第に渾身の存在も認められていき、純身との婚姻も目立ってきた。そのことによりわかったのが、純真と渾身の子供の間に渾身が生まれる確率はランダムであり、決まっていないということである。実際に、純身と渾身の間に生まれた子供全員が純身ということもある。逆に純身同士の夫婦に生まれた子供全員が混身ということもあり、研究者たちは病気や突然変異みたいなものだと指摘している。


彼らの歴史は古く、かなり昔から存在していた。しかし確証となる証拠がなく、このことは確かではない。世界各地で確認されている宇宙人のミイラなどは、彼らではないか、という説もあるが詳細は不明。


渾身がなぜ生まれたのか解明するために日々研究しているが、これといった原因は解明していない。

主な説は、戦争の人体実験の成れの果てという説や、核兵器による突然変異という説が強い。

しかし、世界で最も言われている説は宗教学研究家のロベルト・カーマイン氏の『神の気まぐれ説』である。

ロベルト氏曰く、純身以外の生物が死んで天界に行き、生まれ変わるときに神が純身に有機生命体の魂を付着させ、混ざり合った魂がそのまま生まれてしまう。という説である。


現在、混身は社会に溶け込んでいるが、差別の根は深く各地で様々な問題が起こっている。



説明回です。

簡潔にいうならば一昔前の「魔女狩り」や「アパルトヘイト政策」や「ユダヤ人問題」みたいなものです。

正直、こういう差別問題は胸糞悪くなるほど嫌いなのですが、この話を書くに当たって重要なので我慢して資料を読みました。

願わくば、くだらない差別なんてなくなるように。

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