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出会い
暖かな日差しが降り注ぐ、ある晴れた日。
の、ある私立高校。
に、生えている一本杉の木下にいる、少年と少女。
彼らは互いに向かい合うように立ち尽くしている。
少年は少し俯いている。少女はその様子をじっと見ている。
突然少年が勢い良く頭をあげ、何か言葉を発しようと口を開いた。
「あ…、あの…、俺！あなたのことが…！す…、す…」
少年はそこまでいうと口を開いたまま、言葉を紡ぐのをやめてしまった。
だが、息を大きく吸い込み叫ぶように言い放った。
「好きでぶらべっしゃぁぁぁい！！」
彼が発した言葉は果たして少女に届いたのだろうか。
それでもくしゃみまじりにした告白に彼は返事を求めていた。
「ひとめぼれックッシュン！つきあってッブシュッ！くださバッシュ！！」
ひどくくしゃみをしながら、それでも必死に話す少年
それに対して少女は、
「えっと…、くしゃみ大丈夫？」
心配しかしていなかった
それはそうだろう、目の前の人間がくしゃみを連発しているのだから。何か様子がおかしいと思うのが普通だろう
その質問に対し、少年は答える
「ええ、大丈夫です。ただの猫アレルギーですから」
その言葉に、驚く少女
「え、じゃあ…、なんで私なんかを好きになったの？」
そういった少女の頭には、二つの猫の耳
腰の付け根あたりから生えている長く細い綺麗な茶色と薄茶色の縞模様の尻尾
瞳孔は細長く、黄色い瞳
口の中からちらりと見える、鋭く尖った歯
「私、猫の混身だよ…？」
少女は、猫系猫耳女子だった
始まりました。
どうか楽しんでいってください。
ねこ、かわいいですよね。私はマンチカンが好きです。
だが、アメリカンショートヘアーも捨てがたい。
