8/12
静寂の朝
遅れました
朝から即興でございます
音がながれない世界
朝の静けさが癒しをくれる
何の悩みもなく時が進む
向こう側の声も聴こえない
まだ眠気がとれない
静かだからもう一度眠ろうか
こんな日常が欲しかった
手を握りながら眠りたかった
でも、もう僕は君の傍にいない
寂しくさせてしまったんだね
謝りたくても、もう会えない
遠く、微かに君を思い出す
ありふれた日々を送れたはずだった
人間だから、嫌いになったのかな
好きな気持ちに嘘なんてないのに
周りからのうるさい声
それが聴こえない世界がほしい
さようなら、先に溶ける事を
許されず離れていく事を
いつかまた出会えたのなら
この静寂な朝を迎えよう
二人だけの、静かな朝を。