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魔王様は足止めたい  作者: たっつん
不死鳥
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勝利への作戦

「こやつら倒せぬぞ!」

リリスが得意の体術で土塊の腕や足を壊すがすぐに再生する。

「右目の機械だよ!猪を倒した時見たでしょ!」

私は雷の槍で右目を貫いて機能を停止させる。

「ふむ」

足で機械をガン!と上に飛ばし、さらにガン!と土塊が多い方へ蹴り壊した。

「頑丈で面倒じゃ!時間がかかるぞ!」

「わかってるよ!」

そう言いながらハルの方をチラッと向くと不死鳥と戦っている。

アーサーがいるので戦いにくそうなのと不死鳥の方はハルはうっとうしいハエ程度の反応だ。

こちらへ向きなおそうとしているのでやはり私を攻撃したいようだ。

後ろからも土塊が迫ってきている。早くどうにかしなければ…!


あ、そうだ!…いやでもこれは怒られそうだな。

いやでも…うーん、しょうがないか。

「…ごめん!先に謝っとく!」

「は!?なんじゃ!?急に謝るなど…」

その言葉を無視して上に手を向ける。

「ウォーターボール!」

10個以上の水の玉を上に向かって軽く放った。

「何を!?」

驚愕しながらもリリスは戦い続ける。

そして数秒後、周囲に雨が降り出して私やリリス含め、辺りが水浸しになる。

「サンダーランス!」

「ぬ、ぬし…まさか!」

さすがに察したようだ。

「大丈夫!私もくらうし、ちゃんと手加減するから!」

「やめっ…!」

そうして思いっきり地面に突き刺した。

「ぎっ!!…ぐ…くく…!」

「あががががが!!」

水を通じて一体に電気を帯びる。

土塊も動きが止まり、震えるように地面へ沈んでいる。

か、かなりきつい!でもこれくらいしないと右目の機械は…!

そうして10秒ほど時間が経過したころ、機械からシュウゥゥゥと煙が上がりボンッ!と小さく爆発が起こった。

人型の土塊が形を失い、ただの土へと変化していく。

それを皮切りに次々と爆発が起こっていく。

成功だ!

「ぐ…ぎぎ…でも…もうちょい…!」

そうして周りが土の山だらけになったころ、ようやく魔力の供給を止め、倒れ込む。

「あぐ…!た、耐えた!リリス、大丈夫!?」

「ぬし…2度も…!絶対…許さぬ…!」

前に私と戦ったことを思い出したのか恨めしそうに地面を這っている。

私も全身ガクガクだが休憩している暇はない。

時間はできたがすぐに第2陣の土塊機械軍団が来るだろう。

「かはっ…ハルさん!アーサーちゃんをこっちに!」

「い!今向かわせます!」

向こうも向こうで余裕がなさそうだ。

アーサーを地面に置いて自力で向かわせている。

「回復を…!」

這ってリリスの近くへ行き、回復魔法を使う。

「は、早くせい!ハーピィのあやつももう持たぬぞ!」

「わかってるよ!全身しびれて魔力操作が難しいんだよ!」

「ぬしのせいではないか!」

ギャーギャーと騒いでいるとアーサーがこちらに到着した。

「魔王様!私が回復魔法を!」

「ありがとう、アーサーちゃん!」

ハルの方を見ると少し上空で戦っている。

近くに行きすぎると燃えてしまうので近づけないようだ。

遠距離攻撃でどうにか凌いでいる。

それでなお不死鳥はこちらへ向かおうとしているのでギリギリまで近づいて邪魔をする。


「早く助けなきゃ!」

体が動くようになったので立ち上がる。

「待て!あやつらの対処も忘れるでない!」

リリスが指をさした方向を見ると土の山が動いて片腕がボコっと出始める。

「時間がない…アーサーちゃん!近くで見てたでしょ?不死鳥の耐久力ってどれくらいかわかる?」

「耐久力…」

アーサーは私、不死鳥、リリス、ハル、土塊とそれぞれを見て考える。

「魔王様、メテオを使う魔力は残っていますか?」

「メテオ?何発か撃てる余裕はあるけど」

「余も撃てるぞ」

勢いよくリリスが手をあげる。

「なるほど、ではお二人で準備を。私に考えがあります」

そうしてアーサーは何かを決意してまっすぐに不死鳥を見た。


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