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魔王様は足止めたい  作者: たっつん
魔王リリス
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戦いの終わり

夢を見ているのだろうか、あの勇者がこんなところにいるなんて。

「なんて顔してるんだ」

呆れたような顔でこちらをみている。

「だって…あなたなんで…?」

答えようとしたところ、

「ぐぅ…ごほ…放せ!」

リリスがつかまれていない方の足で勇者に蹴りを入れようとする。

「おっと」

回転して距離を取る。

「はぁ…はぁ…がはっ!」

口から血を吐いている。

「話はあとだな」

リリスの方を向く勇者。

「おい、そこのやつ。もう勝負はついている。それ以上はおすすめしない」

「黙れ!余はまだ…!まだ負けておらん!」

またクラウチングスタートの体制を取る。


「どうする?」

こちらに尋ねてくる。

「あ…お願い!殺さないであげて!」

「了解」

そう言うと右拳をグーにして上にあげだした。

「なんじゃ…それは…?ふ…ざけるな!」

その言葉とともにリリスの姿が消えた。

それと同時に勇者の目の前でゴン!という音が聞こえる。

「がはっ…!」

「え…?」

目の前でリリスが地面に叩きつけられて白目をむいている。

勇者は上げた右手を振り下ろしていた。

「ただのゲンコツだ」

よく見るとリリスの頭にたんこぶができているのが見えた。

「えぇ…?」

へなへなと寝転がる。

「魔王様…!」

アーサーが心配そうに見てズメイも起き上がる。

そして入口にいたみんなも駆けつけてきた。

こんなに苦労したのに勇者のゲンコツ一発か…。

そういえば脳筋バグキャラ勇者だったね。

「まぁ…ありがと、助かったよ」

「ふっ…どういたしまして」

そんな終わり方だった。



「さて、それでなんでこんなところに?」

「いや待った、それよりあれはそのままでいいのか?」

勇者は答える前に私の反対側の方へ指をさした。

「え?」

指をさした方向には寝ころんだままのロンギがいた。

「あぁ!!忘れてた!」

部屋中攻撃してたから全身が大変なことになってるんじゃ…。

慌ててロンギのところへ駆けつける。

「ロンギさ…ん…?」

「グガー…グゴー…」

気絶…というより寝てるよ。

奇跡的に一発も当たっていないらしく、ロンギを避けるような形で床がボコボコになっている。

こちとら死にかけたっていうのに…。

どうしようかな。

「…アーサーちゃんが来たよ」

ボソッとつぶやいてみる。

「アーサーちゃん!?どこでござるか!?」

うわ、ほんとに起きたよ。

「ロンギさん!あなたねぇ!」

「えぇ!?なんでござるか!?」

ポスッと左手で胸を叩く。

「生きててよかったよ…」

忘れてた身としては正直何も言えない。

それに死んでも復活可能とはいえ生きててよかったのは本当だ。


「ん?魔王氏!?右腕が!」

「えっ?」

そう言えばバキバキになってた!

あれ?でも全く痛くない。

というより感覚が全くなくて動かない。

見ると色が完全に紫色になっていて腕の形を成していない。

グロイ…じゃなくて…あれ?これ実はかなりマズいんじゃ…。

変な汗が額からだらだらと流れる。

魔力もほぼ空だしなんかフラフラしてきたか…も…?

「うーん…」

私はその場でバタンと倒れて気絶した。

「魔王氏!?アーサーちゃん!回復魔法を!」

「魔王様!今助けます!」

「大丈夫なのか!?」

「うわあぁぁ!!死んでしまう!」


何だか周りが騒がしい。

お願いだから静かにして…。

正直ロンギは素で忘れてました…。

前話書ききった後にやべってなったけどネタ要因として活躍できたのでよかったです。

ごめんよ。

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