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魔王様は足止めたい  作者: たっつん
王都へ!
18/51

いざ出発!

--ハルの部隊、ハーピィの住処にて--

「というわけでしばらく留守をする。…何を持っている?いやそれ以前にその格好は?」

大きな槍とトゲの付いた肩パットやマスク、ナックルグローブ、やたらとがった靴を履いて整列している。

「これですか?グンニグルと名付けました。戦いの匂いがするからって後をついていくなんて考えてませんよ」

いや名前は聞いてない。

それについてくるつもりなのか、その格好で。

「あっハルさんの分もありますよ!特注です!」

そう言って自分たちと同じ装備を渡してくる。

少しデザインが異なるようだ。

本当にいらない。


「…」

「ついていきませんってば~。信じてくださいよ~ハルさん!」

はぁ…私が悪いのだろうな。

仕方ない。

「魔王城から北へ10キロほど行った山の手前に試しの洞窟と呼ばれる場所があるらしい」

ハーピィたちがピクッと反応する。

「そこは危険だが勇敢なハーピィしか入れない部屋があるみたいだ。私の代わりに誰か行ってくれる人を探しているのだが」

すぐに手が上がる。

「私が行きましょう!ファイアーバードの力見せつけてやりますよ!」

「私だ!ハルさんは私の目を見て言った!」

いいや私だと次々と声が上がる。


「早い者勝ちだ、帰った時私を驚かせてくれ。では解散!」

「行くぞおぉぉ!!!」

「うおおおぉぉぉ!!」

そう言うと一目散に北の方へ飛んで行った。

そこは昔私が強くなるために使っていた修練場でダンジョンのようになっている。

場所は一目でわかるが踏破は大変だし部隊の戦力増強になるだろう。

これで心置きなく旅立てる。



--------

「ものすごい恰好をしたハルさんの部隊が北の方に飛んで行ったんだけど…何があったの?」

「気にしないでください」

いやあれを気にするなは無理があるでしょ


それよりケンタウロスの件は放っておいて大丈夫なのでしょうか?」

「む…」

凶暴化したケンタウロスだが安全第一で開放したところ全てのケンタウロスが元の状態に戻っていた。

検査はミドリさんやリッチーさんに任せてあるが、また発生したら大変だ。早急に詳しく調べる必要があるけど…

「現状の最優先事項は王様だよ。それにちゃんと友好関係を築ければ人族が保有している図書館にも出入りできるかもしれない」

出入りできれば同様の事象が人族で起こったことがないか調べられる。うん、全部つながってる。


あとハルさんが連れてきた封印魔術に詳しい協力者も気になるけど…。

「封印魔術の協力者ってやっぱり」

「はい。人前に出るつもりはないと言い、魔術の手直しをしてそのままどこかへ」

「何者なんだろう?」

「また力になれそうな時に来ると言っていました」

悪い人ではなさそう?お礼は言いたいけど警戒はしておこう。


「お待たせしましたー!」

アーサーとともに四天王や魔王城に住んでいる魔族たちがゾロゾロと見送りに来る。

「来た来た!…あの、アーサーちゃん、その荷物は?」

見ると本人より大きなパンパンに詰まったリュックを背負っている。

夜逃げかな?

「少ないでしょうか?昨日ドキドキして眠れなくて寝不足なんですよね!」

完全に遠足気分だ。どうしようかな。

「アーサーちゃん、これも持っていくでござる」

ロンギさんが荷馬車を引きながらこちらへ向かってくる。

あんたの差し金か。

「…全部は持っていけないので私が厳選します。それとロンギさん、帰ったら説教です」

「なぜでござるか!?」

アーサーちゃんの少し悲しそうな顔が見えたが心を鬼にしていらないものを間引いていった。


「じゃあ行ってきます!みんな、城のことを頼んだよ!」

「お任せを、お早いお帰りをお待ちしております」

リッチーさんとアンデットたちが頭を下げ周りもつられて頭を下げる。

何もなければいいけど。

不安はもちろんあったがやはりワクワクしていた。

「転移!」

まずは魔境の端っこだ!



--魔境の境界線近くの町にて--

「魔力探知反応あり。来ましたね。魔王さんを迎えに行きましょうか」

かつて戦った僧侶ニチレンの姿があった。

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