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魔王様は足止めたい  作者: たっつん
暴走のケンタウロス
13/52

ここで死んで

「ついに我の出番というわけだな!」

騒がしい足音が聞こえたと思えば四天王のズメイさんだ。

後ろにゴブリン突撃部隊もいる。

「あの…どちらへ…?というより後ろのゴブリンさんは?」

「ケンタウロスのところだ!こやつらは我と同伴する!なかなか見どころがあるぞ!」

「魔王様ぁ!平均レベル40のゴブリン部隊、そう簡単にはやられませんぜ!」

復活からレベル20スタートとかだったのにもうそんなあげたのか。

「水臭いではないか!なぜ我にすぐ知らせん!」

「それは今回の作戦として…」

「だがいい!強いやつと戦えるのであればな!では行ってくる!朗報を期待しているがよい!!」

「えっいやだから話を…」

ほんと話聞かないんだもの。


--5分後--

ズメイとゴブリンたちがケンタウロスにひかれた報を聞く。

何しに行ったんだあの人たち。

うーん、ズメイさんは自力で生き返れるけどゴブリンさんはどうしよう?

私は使えるが復活の魔法リザレクションは使える人と条件がかなり限られている。

ハルさんやミドリさんに頼むか。




「行かれるのですか?」

準備をしているとリッチーに声を掛けられる。

「そう…ね。今度こそ無理だと思う。話も通じない…」

「ではわたくしも同行を」

「ダメ、復活の地脈からもう離れている。あの場所ではあなたたちは生き返れない」

「魔王様、あと半日です。魔力は足りるのですか?アーサー殿やミドリ殿、協力していった方々の決意は?おそらくご自身の生命エネルギーを魔力変換しようとお考えのようですがそれでもあの群れには足りないかと」

「…」

「わたくしは充分生きました。いえ、死んだ後にこれほどまで充実した日々を過ごせるとは思いもしませんでした」

「…」

「わたくしと同じ思いで力になれる方々を連れてきております」

奥からゾンビやスケルトンたちが出てきて膝をつく。

「お優しい魔王様が守りたいのは平和のはずです」

「…」

「ご決断を」

「…」

「魔王様」「魔王様」「まおう…さま…」「魔王殿」「魔王様!」

みんなが私のことを呼ぶ。


「…」


そうか…もう戻れないところまで来てしまったんだね。

覚悟が足りなかったのは私の方だった。

「みんなの覚悟、受け取ったよ」

そして決断する。


「ごめん!リッチーさん!みんな!私と一緒に、ここで死んで!!」


「「「うおおおぉぉぉぉ!!!」」」


さあ、最後の足止めを始めよう!


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