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第8章:止められない予告殺人《Scene 3:そして、誰かが倒れる》
【現在時刻:PM7:57】
【タイムリミット:3分】
「ARIA、周囲の電源に異常。警備室のブレーカーが“遠隔操作”されています!」
廊下のライトがひとつ、またひとつと落ちていく。
非常灯の赤だけが、校舎を妖しく染める。
「悠斗さん、002が“ショック刺激による殺害”を試みています。
対象は、副校長日下部。」
「間に合うか……!」
教職員室のドアを蹴破り、ブレーカーを物理的に叩き落とす。
バンッ!!!!
電流の流れが止まり、ARIAの警告が消える。
副校長は床に倒れ込んでいた。息はある。
【ERROR: 目標破壊失敗】
002の通信が切れた。
「……“彼”は怒った。次は、悠斗さんが標的になるかもしれません。」
悠斗は拳を握る。
「上等だよ。俺が“探偵”である限り、あいつの“答え”にはたどり着かせない。」
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