見てくださるということ
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私、少々疑問に思っていることがあるのだ。
投稿サイト、もしくはSNSなどに何かしら作品を上げたことがある人であれば感じたことがあるかも知れない。
それは……『どこから、そして何故、私の作品を見てくれたのか問題』である。
いや、だって気になりませんか?
このおびただしい量の作品が……一生楽しむことには困らないであろう量のコンテンツが浮かんでいるこの世界という海において、何故ここへ辿り着いてくれたのか。
正直、作品を見てもらえたらめちゃくちゃ嬉しい……!
PV数が増える度に、実際に口に出して「ありがとう!」と言っているくらいには大変に嬉しい。
でもそれと同時に思うのだ、『一体どこから見つけてくれたんだ?』と。
自分のことを例に出すと、私がこのなろうで好きで読ませていただいている小説は『更新された連載作品』という項目に上がっていたところが偶然目に入って、今日まで楽しませていただいている。
確かに作品をアップして数分……おそらくこの『更新された連載作品』という項目に載っていると思われる間はPV数が増える。みんな私と同じように、偶然目に入って来て下さったのだろう。
ただ……気になるのはそれ以外、である。
アップしてからかなり時間が経って、どこにも載っていないであろう時間に見てくれる方もいらっしゃるのだ。
一体どこで存在を知ってくれたんだろう? タグ? キーワード? それとも……ありがたいことにわざわざ検索していただいた?
嬉しい妄想は尽きない。全く、インターネットは面白い場所である。
SNSで投稿した宣伝から来て下さった、という可能性も無きにしも非ずだが……私のXは小説が更新された際のお知らせを投稿する、という使い方しかされていない。
話は変わるが、SNSって何を言ったらいいんだろう? アカウントは持っているもののまともに運用出来ていない。
皆、食べた物の話をしたり、好きなものの話をしたりしているのは知っているが……いざ自分が触ると何を書き込めばいいのかさっぱりわからないのだ。
今日の昼食べた物はマックのフィレオフィッシュセットだが……果たしてこの情報が一体どこに需要があるんだろう。わからない……。
SNSをやるということにも才能や努力が必要な時代なのかもしれない。
話は逸れたが何にせよ、この広ーいインターネットで私や私の作品に出会って下さるなんて、奇跡としか言いようがない。
本当に本当にありがたい、それしか言えない。残念ながらそれ以上を表す言葉を私は知らないからだ。
画面の前のそこの貴方へ
貴方が見てくれたから、私は今日また幸せな気持ちになれました。
おかげでご飯が美味しかったし、そこまでの悪夢も見なくて済みました。
こんなに私を喜ばせてどうするんですか。貴方は今、人を一人めちゃくちゃ喜ばせるという徳を積んでいますよ。誇ってくださいね。
本格的に寒くなって来ましたのでご自愛ください、それでは!