表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
食の女神になりました〜異世界で家庭料理をクッキング!  作者: 碧井 汐桜香


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

17/21

潮干狩りパーティーでしたーあさりの酒蒸し、蛤のバター醤油、あさりのお吸い物、生牡蠣

「ねぇ、リク! 泥パックのことはあっちに置いておいて、潮干狩りの季節だよ!」


「しおひがり……? なんですか、それは」


「え、通じない? うーんと、海岸の砂とか砂利を掘って、貝を集めるやつ?」


「あ! 貝掘りですね! このあたりでは貝集めとも言うらしいですが」


「なるほど、それ! やりに行って、貝のメニューたくさん食べよ!」









「……」


「あ、ありましたよ! ミハ様」


「……」


「こっちにも、大きいですね……蛤ーでしょうか?」


「……」


「あ、ここには牡蠣ーがありますよ!」


「全然ないよ!」


「ミハ様。この辺りを掘ってみてください?」


「あった! 忖度された気がするけど、あったよ! アサリ!」


「よかったですねぇ」


「あ、カニ! 捕まえる?」


「ミハ様、今日は食材がこんなにたくさんありますよ?」


「それもそうか」




 リクと二人、ひたすら貝を集めて帰宅した。先輩は、“日に焼けそうなことはパスするわよ”って言って、どこかへ出かけて行った。



「じゃあ、キッチンに行こう!」




 砂出しも魔法でできるかなと思ったら、一瞬で処理できたらしい。砂が残ると嫌だもんね。砂出しには現地の海水が一番いいって言うけど、魔法が一番だったよ。ついでにピカピカに洗われた。魔法すごい。


 あさりの酒蒸しを作るために、フライパンにアサリを入れて、出汁と酒とお醤油少しを入れて火にかけ、蓋をして蒸す。ゆさゆさとしながら貝が開くのを確認して、刻みネギを散らして完成。


 リクがたくさんとった蛤は、バター醤油焼きにしよう。炭火が理想だけど、フライパンを温めて、はまぐりを乗せて焼く。貝が開いたらお醤油たらりにバターじゅわぁ。で、完成。


 あさりのお吸い物は、まずお酒とアサリで蒸して、こちらもお鍋をゆさゆさ。貝が開いたら昆布だしを加えて、アクをとって、お醤油少しで味を整えて完成。


 生牡蠣は、当たると怖いから念入りに魔法で殺菌。そこにレモンを絞って完成。ちゅるりといただきます。



 あとは、炊き立てご飯と作り置きで余ってたタコの酢の物を並べて……。


「リク! できたよ!」


「あら? ちょうどできた頃かしら? 私も混ぜてちょうだい!」


 先輩も帰ってきたから、みんなでいただきます。



「相変わらず美味しいですね!」


「うん! 先輩は本当にいいタイミングで帰ってきたよね」


「そうっすね」


 リクと私の視線に気づかず、満面の笑みで食べ進める先輩。あまりの速さに、私たちも慌てて食べる。






「ねぇ、ミハちゃん? 泥パックとやらはもういいのかしら?」


「あ……」


 次こそは絶対、泥パック作りにチャレンジするんだから!!!!!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ