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第5話 山登り

みゃーみゃーみゃーみゃーみゃー!


電話が鳴っている。


「まだ朝の9:00だぞ・・・・・・」


ピッ


「やっほ〜ここ〜! 遊びに行こ〜!」


「ん、んー?」


「おい心愛!寝てんのか?」


完全にそらといわしの声だった。

これは恐らく・・・・・・


「今日暇でしょ〜」とそら


「暇だよな?」といわし


暇かどーかいぜんに玄関を開ける。



いわしと、そら、香音に、まなみん、全員が来ている。


「もー、既に来てんじゃねーか!」


みんな満面の笑みを浮かべて言った。


「「「「今日は登山しよ〜!」」」」


「え、嫌だよ...」


みんな、俺が動きたくないの知ってるはずなのに、登山なんて.....。

俺は行った。


「なんで登山?」


いわしが答えた。

「心愛、お前なんだかんだ空手やってるから、足腰には自信あるだろ?」


「そんな理由かーい!」


そらが言った。

「みんなで山のてっぺんから星空や、夜景みよ〜」


なんなんだろうか。

朝9時に来て、登るのには夜までかかるはずがない。

こいつらの時間軸はズレているんだろうかと俺は思った。


「早く準備しろ!」といわしが言う。


「急に来てそれは酷くない?まだ、心の準備もできてないぞ?」


「早く来てね〜」とそらが言った。

四人はそそくさと車に向かった。


「まったく、自由気ままな連中だな〜」


俺は渋々服を着替え、車に向かった。


「なんだかんだ行く気満々じゃない。 着替えるの早かったね!」と香音が言う。


「人付き合い苦手とか言ってましたけど、人付き合い良いじゃないですか!」とまなみんが言う。


そして、テンションの高い四人は・・・・・・


「「「「デート開始!!!!」」」」


「俺、場違い....」



そして、車に乗ること一時間。

とある山に着いた。

車から降りて、深呼吸をする。


「空気が美味しい」


「おー、楽しんでるねここ〜!」


「うるさい!そら!」


こうして四人で山を登る事になった。

俺は言った。

「靴ズレとかに注意して!」


すると、四人ともが目を大きく見開いて、一気に笑いだした。


「えっ?なに??」


「めっちゃやる気満々じゃねーか!」といわし。


「心配してくれるの?」と香音。


「優しいですね」とまなみん。


いちいち面倒くさい連中だ。

ちょうど、正午くらいで山の中腹に来た。

いわしが言った。


「よし、ちょうど中腹だし、昼休憩しよう!」


「「「「賛成!!!!」」」」


ちゃっかり弁当を持ってきている。

香音は、いわしに。

まなみんはそらに。

で、なぜか、いわしとそらが俺の分の弁当を作っていた。


「なんで?多くない?」


いわしが答えた。

「お前、細いからちゃんと食え!」


そらも続けて言った。

「そーだよ〜!ちゃんと食べないと育たないよ〜」


「余計なお世話! でも、まぁ、ありがと...」


すると、香音に言われた。

「心愛君ってツンデレだよね。 小学校の頃もみんなの前ではツンツンして、三人になるとデレちゃってさ!」


「そーなんですか? かわいらしいですね!」

まなみんに言われた。


まさか、ここに来てそんな恥ずかしい話をされるとは....。

俺は一気に弁当を食べた。

この山で見る景色が、今のところ、カップル二人がイチャイチャしてる光景しか見ていない。

それに、夜になるまで七時間はある。

一体、どう過ごす気なのだろうか。


一時間くらいしていわしが声をかける。

「そろそろ行こう!」


みんなも一斉に立ち上がって上を目指す。


30分くらいして香音が言った。


「以外と遠いね〜」


続けてまなみんも言った。


「登山、こんなに大変なんですね! でも楽しいです!」


香音はともかく、まなみんは天然なのだろうか?

それから一時間後、頂上に着いた。


「着いた〜!」そらが元気よく言った。


俺は聞いた。


「まだ、14:00くらいだけど、何して過ごす気?」


珍しくまなみんが答えた。


「夜ご飯の準備をします! 近くに川があるのでそこでいろいろ作ろうかと!」


「もはや、山と言うより、森林に足を踏み入れた感じじゃないか?」


そらが答えた。

「この山は、知る人ぞ知るスポットだよ! あそこの山小屋で1泊して帰る予定!」


少し上に山小屋があった。


「て、おい!俺が明日仕事だったらどーする気だった!」


「大丈夫〜、ここの1ヶ月のシフトはちゃんと把握してるからね〜」


「そら、お前は俺のマネージャーか!」


そんな話をしながら、晩御飯の準備をしに川へ向かった。

飯盒炊飯でご飯を炊く。


俺は飯盒炊飯の火に見とれていた。


香音とまなみんは野菜を切っている。

今日はカレーのようだ。


いわしとそらは川で遊んでいる。


俺は思った。

「俺、要らなかったんじゃ?」


そして、ご飯が出来た。

夜の山で食べるカレーは、なんだか美味しかった。

そして、夜19:00になり、本命の星を見た。

数えきれないほどの星がそらを埋めつくしていた。


「綺麗だ・・・・・・」

思わず声に出してしまうほどだった。

それを聞いていたいわしが言った。


「それを女の子に言ったらいいのに!」


「うるさいな〜!一人が気楽で良いんだよ!」


「お前が一人だと心配なんだよ! 早く彼女つくれ!」


「親ですか?」


そんな話が永遠と続いた。

めんどくさかったので、俺は一人川に向かった。

夜の川は、なんだか気持ちよかった。


「夜の星空に、川、なんだか最高!」

一人でテンションが上がっていた。


どのくらいいたのだろうか。2時間くらいそこにいた。

そして、23:00に山小屋で寝た。


翌朝、みんなで山を降りた。

登るのと違い、降りるのは以外と早かった。

いわしか運転するキャンピングカーに乗り、家に帰った。

玄関前で四人に言われた。


「三日後はまた別のとこ行くからな!」


どうやら、俺に休日は無いようだ。


ベッドに飛び込み思う。

「やっぱり家のベッドが一番!」


疲れていたのか、俺はすぐに寝てしまっていた。


少しでも良いなと思った方、感想やレビュー、よろしくお願いします!!

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