第4話 釣りデート?
・・・・シーンッ・・・・
それは、とある休日
「今日は平和だ〜」
ピンポーンピンポピンポピンポーン
ダッダッダガチャ
「あーっうるさいわ〜!」
「やっほーここ〜」
「おっ!ちゃんと起きてたな!」
「寝てたのを起こされたよ!」
いわしとそらが物凄い笑顔で押しかけてきた。そーいえば今度は釣りに行こうとかなんだの言ってたっけ。
「ここ〜もちろん行くよね〜?」
「どーせ断っても連れていく気だろ?」
「あははーバレたか〜」
すると、いわしが手をパンッと叩き、張り切った様子で言った。
「よし!行くぞ!今日も五人で楽しく過ごそう!」
二人ともいつもよりやけに張り切っている。どーせ『香音』と『まなみん』が来るのだろう。
「ダブルデートなら俺要らないじゃん。四人で行けよ」と俺は言った。そらが答えた。
「えー、だって船の免許ここしか持ってないじゃーん!」
たしかに、俺は小型船舶二級の免許を所得している。だが、俺は答えた。
「金かかるし、普通に川とかで良いんじゃない?キャンプも出来るでしょ?」
「いやいや、それじゃあ浪漫がない!」
いわしが浪漫を求めるなんて...。俺は正直、誰なんだと思った。 ほぼ行き当たりばったりのいわしがプランを立てている。まぁ、俺が行かないと成立しないプランだが。
〜〜〜〜という訳で海まで来た〜〜〜〜
ザッパーンザッパーンバシャン
波の音が聞こえてくる。俺はこのまま黄昏たい。
「心愛くん! 船の運転してくれるんだって?」
嬉しそうに香音が言ってきた。
「ありがとうございます! 流石です!」
続けてまなみんも言った。
なんだか、四人が目を輝かせながらこちらを見てくる。
「わかったよ! 運転すりゃーいんだろ!」
俺はしぶしぶ了解した。
「みんな、ライフジャケットの着用しっかりね!」
「おー!ここ〜結構気合い入ってるじゃーん!」
「そら、急に海に飛び込むとか辞めてくれよ?」
「流石にそんなことしないって〜。 魚が逃げちゃうじゃん!」
とにかく無事に出港出来た。 10分くらいで、まぁまぁ波の少ないスポットに到着した。
「よし!みんな釣るぞ!」
いわしがかなり気合いを入れている。恐らく良い所を魅せたいのだろう。
〜〜〜〜30分後〜〜〜〜
「全然釣れないですね」とまなみんが言った。
「ん〜、辛抱しなくちゃね!」と香音が言う。
パタパタパタパタ
カモメ達が飛んでいる。気楽そうで羨ましい。なぜ俺がせっかくの休日に四人の面倒を見ないといけないのだろう。
「はぁー、だるっ」
「心愛、みんなのやる気が落ちるだろ!もっと頑張れよ!」
いわしに怒られた。だが、今回は反論できる。
「いや、1番頑張ってるの俺だから! わざわざ休みの日に俺が居ないと出来ないことをするな!」
「ちょっと心愛くん。 みんな貴方の事が心配で誘ってるのよ! そんな言い方しなくても!」
香音にも怒られた。
「ふぅー、仕方ないな。 場所を変えるか?」
「ここ〜、なんだかんだでやる気満々じゃん!」
「あー、うぜ〜」
「相変わらずツンデレだね! ふふふっ!」香音が笑う。
「ツンデレじゃねー!」
〜〜〜〜5分後〜〜〜〜
少し波の強いところに着いた。すると、まだ1分くらいしか経ってないはずなのにいわしの竿が曲がっている。
「おい、いわし! 当たり来てるぞ! グヌヌッ」
思ったより竿が重い。
「お、おお!! サンキューな心愛!」
魚がどんどん見えてきた。なにやらカサゴらしき魚が上がってきた。
「そら、網!」
「オッケーいわし〜」
なんとか釣りあげることができた。
「うわ〜。 釣りをしたの初めてなんですけど楽しいですね!」まなみんが嬉しそうに言った。
「これは、鯛じゃないか!」
いわしが大喜びしている。
「えー、鯛〜!」
そらも喜んでいる。
「凄いね!」と香音が言った。
「凄いです!感激します!」
まなみんは何をするにも嬉しそうだ。
「よし!早く帰って刺身や『鯛めし』にして食おう!」
「さんせーい!」
盛り上がるいわしとそら。帰る為には俺が頑張らなくちゃ行けないというのに...
「心愛!港まで頼む!」
「おいいわし、お前も自分達で来れるように、てか、せめて交代出来るように小型船舶二級の免許を取れ!」
「それじゃ心愛が来ないだろ!」
「当たり前だ! 俺はゆっくりゴロゴロダラダラ過ごしたいんだよ!」
「ここ〜、やっぱり良い相手の女の子を見つけなよ〜」
「俺には必要ない! 1人の方が気楽だ!」
「またまた〜、焦らしちゃって〜」
「まぁ、あんたら四人が早く付き合って落ち着いてくれたら嬉しいよ・・・・・・」
「ぷッ」 「ふふふっ」
柄にもない事言ってしまったのかみんな大笑いしている。すると、香音が言った。
「心愛くん。私たちは付き合ってるよ?」
続けてまなみんも言った
「私もそらくんと付き合ってます!」
「いや、展開が早すぎるだろ!」
俺は驚いた。香音はともかく、まなみんとは出会って二週間も経っていない。とにかく俺は早く帰ろうと舵をとる。 30分後ようやく港に着いた。
いわしが言った。
「よし!川でキャンプするぞ〜!」
いわしの言葉に俺は思わずツッコんだ。
「なんでだよ! なんで海の魚を川にまで持って行く必要がある?すぐそこにプライベートビーチ的な所があるだろうが!」
「あははー、なんだかんだ言ってるけどさ、ここ〜詳しいんだね〜」
そらが物凄く笑っている。
すると、香音が言った。
「私とまなみんで鯛のお刺身と、『鯛めし』 作るネ!」
「美味しく出来るかは分からないですけど、頑張って作ります!」
まなみんも気合い十分の様だ。
俺とそらといわしは、防波堤の所に座っていた。いわしが話し出した。
「俺たちが付き合ってる姿をみたら、心愛が少し考えてくれるんじゃないかと思って、今日連れてきたんだけどあまり意味なかったな」
俺は答えた。
「前々から恋愛なんかに興味無いって言ってただろ!」
そらが言った。
「とにかくここ〜、独り身じゃここの性格的に大変だと思うよ〜?」
「そら、俺をなんだと思ってる?」
「面倒くさがりで、だるがりで、でもやる時はやる人だと思ってるよ〜」
・・・・・・・・・
そんな話をしていると、どうやら了解が出来たらしい。
「刺身美味いな!」
「鯛めしも美味しいよ〜!」
とても美味しそうに二人は食べている。
「心愛君はどう?」
香音に聞かれた。
「普通においしいよ」
「そこ、普通にとか要らないから!」
香音は少しやれやれと言わんばかりの表情をしていた。
そして、今日もなんだかんだ一日が終わった。
家に着いた。やっとゆっくりできる!!
「ぷはぁ〜! やっぱ我が家が一番!!」
疲れのせいか、そのまますぐに寝てしまった。
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