第3話 やはりゆっくり休めない
今、夜中の2:00くらい。何か物音が近付いてくる。
1人ではない。さっき倒した連中だろうか。こんな山奥までわざわざ追ってくるとは、なかなかしぶとい。
俺はすぐにそらといわしを起こした。
「あいつらが仕返しに来たのかもしれない!」
「えーー。さすがに眠いよー!」
そらが眠そうな声で言った。
とりあえず外に出てみる。やはりさっきの連中だった。ただ、明らかに強そうな見た目の人が1人増えている。何か叫んだ。
「ウチの連中やったやつ!さっさと出てこい!」
かなり怒り狂っている。すると、そらといわしが俺を見てきた。明らかにお前、あいつを倒してと言わんばかりの目をしている。
「はぁー、あのヤバそうなやつは俺がやるよ」
「ここー、ありがとう〜!けど、無理しないでね!」
そらはなかなか期待している。そしていわしもヤル気だった。
「またあのフォーメーションでいくぞ!」
いわしが先程も言っていたが、囲まれてあまり意味はなかった。今も既に囲まれている。とりあえずキャンピングカーから出た。何も言わずにさっき居なかった人がナイフで襲いかかってくる。すかさず俺はそらといわしを横に押した。そして、半身を切る。簡単に言うと身体を斜めにする、これだけだ。と、次の瞬間俺の顔面目掛けて蹴りが跳んできた。すかさずステップでかわす。すると、ヤバそうな人が言った。
「ただもんではねーな?」
俺はイマイチピンとこない。この動きは、身体に染み付いているのか勝手に動けるからだ。ただ、心の中で思うことがあった。なんだかんだ極真空手を15年やってきた成果なのだろうか。
するとヤバそうな人が言った。
「俺らなんかじゃ、どーやっても勝てそうにねーな。お前ら!今日からこの人たちが俺らの頭だ!」
「へっ?」
「ええ?」
「はぁっ?」
3人ともが驚いた反応をした。俺は思った。静かな休日が俺にはないのかもしれないと。
「平穏にひまな休日ダラダラ過ごしたいので遠慮します。」と俺は言った。
すると連中はガッカリしたかのように見えたが頭が言った。
「なら、やっぱり倒す!」
マジか!なんなんだコイツら、本気でめちゃんこだるい。また囲まれた。
「やるしかないな!」といわし
「仕方ないねー」とそら
今度はナイフが2本!殺す気で来ている。さすがにこちらも手加減出来ない。すると突っ込んでくる!この場合、半身を切るより横に避けて悪いが顔面を蹴らせてもらうしかない。
「おらッ!」
「はい回避!からの上段回し蹴り!」
「カッ!」
はい終わり。2人とも大丈夫そうだ。もう既に終わった様なものだ。
「お前ら、この人らには二度とかかわるな!」と頭が言った。そそくさ退散してくれた。キャンピングカーの中から香音とまなみんが出てきた。
「やっぱ強いね!」
香音に言われて照れるいわし。
そんな夜も終わって帰る事になった。
「来週は釣りでも行こう!」またいわしに連れていかれる。俺のゆっくりとした休日は無いのだろうか。
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