光の石のありか
第2話 光の石のありか
「ねぇちょっと、休まない?。」
「だめだめ、まだ歩き始めて5分よ、おてんばわがままら夢。」
「うっわー、こっわー。優等性すぎる千穂。」
「がんばろう。地図によると、
『光の秘宝を手にするには、山のてっぺんに登れ。雨が降ったなら、そこに光の石を置きなされ。そうすれば、光の秘宝が舞い降りる。光の石を手にするには、教会の裏で、みんなを守りたいという気持ちがあれば、日が当たる時間に光の石が現れ』って書いてあるから、隣町に行かないと、教会行かないとないから隣町にいこ!」
「えっ!!!!隣町行くのか。隣町まであと1時間で着くよ。がんばろ。」
僕はみんなにはげます言葉を言った。それからてくてく歩いて、隣町に着いた。
「ここから、教会までの近道は・・・あっちだぁぁぁ?近道が、工事中だって、遠回りするしかないか。」
らむは左を指さして、がっかりした声で言った。それから僕らは、右の遠回りの道を選んだ。日が暮れて、とうとう夜になってしまった。
「ねぇ、私のおばさんの家がこの町にあるから、そこで今夜一緒に過ごそうよ。」
らむが自慢げに行った。そしてらむがおばさんの家に案内してくれて、そこで夕食をごちそうになった。
「ありがとう、おばさん。いきなり押しかけたのに。」
「いいのよ。でもなんで、こんな遠いところまで来てるの?」
「実は、僕の祖父が、秘宝を集めていたら死んでしまったんです。その代わりに僕が7つの秘宝を集めて、世界を平和にして見せるって、ばあさんに宣言したんです。だからこの町の教会の裏に光の石を取りに来たんです。」
「あら、いま教会工事中よ。3日前工事始まったからあと3日はむりなんじゃないかしら。」
「えっ、じゃあ隣町の教会に行くしかないってことだよ。」
千穂が地図を見ながら言った。それから、僕たちは食べ終わって寝ることにした。
「じゃあ私とら夢は、一緒に寝よ!」
「えっ、じゃあ僕は1人で千穂たちの部屋の向かいで寝るのか。」
「そうよ、男は男、女は女で、寝るのよ。じゃーねー、いこっ千穂ちゃん。」
僕は1人でベットで寝ることになった。
―――次の日―――
「おはよー。」
「おはよーらむ。」
「あれ?稜は?」
その頃、僕はまだ寝ていた。
「こらー!稜!いつまで寝てるのもう8時よ!」
「うー。もう朝か。今、着替えていくよ。」
パジャマから私服に着替えて、朝ごはんを食べて僕らが、家を出ようとしたその時、
「あ、雨だ、これじゃあお日様見えないよ。どーしよう。」
らむが残念がって言った。
「しょうがないわね。雨がやむまで私の仕事場に来ない?ちょうど、隣町だから。」
「はい。お言葉に甘えて。よろしくお願いします。」
らむのおばさんが招待してくれた。そして車に乗って隣町に行く間に、いろいろなことを話してくれた。おばさんの仕事は、イチゴ畑の世話らしい。畑に着いたらちょうど雨が止んだ。
「あ、雨止んだ。ラムちゃんのおばさんありがと、ここからは歩いていきます。」
「そうじゃあね、頑張ってね。」
といって、教会に行った。それから早足で、裏に行った。
「あっなんか光ってる。」
「きっとあれが…」
「光の石」
と、言っていたら、僕の手の上にのっかった。
「こ、これが光の石。」
「やったー!!」
と、みんなで喜んだ。