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デート代はどちらが出すべきか 還元、本質直観 2

 「時間を紐や川のように実体的にイメージして、そして過去は宇宙の始まりでそこから星ができ、生命が誕生し、両親が出会い、今自分がいると、普通思っているわよね?その感覚はどこからやって来たのか?つまりその感覚の起点を突き止めれば同時に時間の正体がわかるのよ」とうつつちゃんが言った。

 「なるほど。そんなことできるのね」と私は言った。

 「そう。それには現象学の還元という概念を使うのよ」

 「現象学?」

 「現象学って言うのはフッサールって言う哲学者が考案したものなんだけど、まあざっくり言って、哲学のことなんだけど、何が違うかっていうと現象学では還元という概念と本質直観という手法が明確に理論化されたところなの。それまでの哲学って言うのは個々の哲学者の意見だけで議論されていて、その哲学者のひらめきだけで発展していたんだけど、フッサールのおっさんがいろんな哲学者の発想のいいとこを集めて体系化して理論化して手法化したから、現象学っていう一つのジャンルになったのよ」

 「なんか壮大で難解そうね」

 「まあ、常識的な物の見方と真逆という意味では簡単ではないかもしれないわ。でも一回飲み込めれば、単なるコツのようなもので、自転車に乗るのとそんなに変わらないのよ」

 「でももし理解できたら面白そうね」

 「世界の見方が変わるのは間違いないわ。まず還元の方なんだけど、これは意識にあるものしか存在を認めいないという姿勢のことね。なんでこんなことする必要があるかを説明するにはデカルトのおっさんを出さないといけないんだけど、やっぱけっこうめんどくさいわね。還元を説明するのって。還元自体は意識にあるものしか認めないっていう姿勢のことでめちゃくちゃ単純なんだけど、これを説明しようとするとあれよ」

 「哲学のイメージ通りよ今のところ。小難しくて長いっていうのは」と私は言った。

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