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デート代はどちらが出すべきか 還元、本質直観 1

 「で、時間て結局何なの?」と私は言った。

 昼休みの図書室でのいつものガールズトークであるが中3女子にしては少々特殊な内容かもしれない。

 6人掛けのテーブルに私の向かいにうつつちゃん、その隣にギャル松井絹代、私の隣はツインテール北条晶子のいつもの布陣である。

 私は以前、うつつちゃんに人生の意味について聞いた時に、ちらっとうつつちゃんが時間について少し触れていて、むしろそちらの方が気になったので今質問に至った次第である。

 「やっぱ気になるわよね~」とギャルとツインテールが同時につぶやく。

 この前もそうだったがこの2人の反応は淡白で、どうやら私が質問する前にみんなも同じ質問をしたようで、だからこのテンションなのだろう。

 「前にカントのおっさんの話しの時に、人間の意識の中には実際に経験してる部分と推論によって補っている部分があるって言ったわよね?時間て唯奈はどっちだと思う?」とうつつちゃんが言った。

 「勘だけど、推論の方かしら?」

 「その通りよ。すごいじゃない」

 「その質問の仕方だとそっちかなって」

 「普通時間ていうのは、紐のようなものだったり、あるいは川の流れのようなものだったりというイメージがあるわよね?紐の端が過去でもう片方が未来、川で言えば上流が過去でそこから下流の未来に流れてる感じで」

 「そうね。でも本当は違うんでしょ?あっ…それが推論によって生まれたイメージってことが言いたいわけね?」

 「さすがだわ。そういうことよ。こっちの二人とは理解力が大違いよ」とギャルとツインテールを見ずにうつつちゃんが言った。

 「てことは?」と私は言った。結局だとしてもまだよくわからない。

 「要はこの推論を逆算すると時間の正体が分かってくるのよ」とうつつちゃんが言った。

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