風見幽香編 後編
湊「そういえば、幽香は俺らが帰ってきていることを誰かから聞いたりしていたのか?」
幽香「えっ?いや別に誰かから聞いたなんてことはないけれど急にどうしたの?」
聞いていないのにわかったのか。まじかよ
湊「いや、お前が俺らの方に手を振っていたから花の中にいたのだったら基本的にそんな見えないから俺らのことを待っていたんかなって思って。それにここに椅子までも用意しているし」
実はさっきから一つ気になっていたことを言った。ここに二人用の長椅子がある木製でないことから幽香のものということがわかる
幽香「私は一年以上前から体を浴びる以外はほとんどここにいたからね。結構この椅子も古くなってきたかもしれないわ」
足腰弱くなってないかな。それなら申し訳ない
湊「まじかよ。幽香は俺が帰ってこなかったらとかは考えなかったのか?」
幽香「少しは考えたわよ。でも、あなたのことだしそんなヘマはしないと思ったのよ。あなたは皆のことを置き去りにするほどひどい人じゃないはずだしね。あと、私には湊が絶対帰ってくるという自信があったのよ」
考えたけれどそれよりも俺のことを信頼してくれてたんだな。嬉しい限りだ
湊「まぁ確かに紫に俺のことを喚んでもらえるように言ってはいたけどもな。その自信はあれか?根拠のない自信ってやつか?」
幽香「一応あるにはあるのよ。それはさっき話したことが一応理由ではあるけれど根拠がなかったと言っても別に間違いではないのよね」
どっちでもあるのか。ややこしいな
湊「まぁ俺が帰ってきたことは合っているからお前の勘は正しいな」
幽香「ありがとう。私もこれからも自分の勘を信じられそうで良かったわ」
湊「それは良かったな」
幽香「湊は映姫にはもう会った?」
なんで急にこんなことを聞いてきたんだ?
湊「いやまだだけど、映姫になんかあったのか?」
幽香「いや、あなたがいなくなってからあまり寝れてなさそうでいつもフラフラしながら業務をしているの。危なっかしくて見てらんないのよ」
俺のせいで色々なところで寝不足が起こっている
湊「みてられないんだったら映姫見てやってくれよ」
幽香「いや、私じゃ確かに止めれるけれど根本的な解決にはならないでしょ?だから、湊に言ってもらったほうがいいということなのよ」
湊「それもそうか。それじゃ今からでも行ったほうがいいか?」
幽香「ええ、早く行ってあげて」
もう今から行くか
湊「わかった。それじゃ、ルーミア行くよ」
ルーミア「ええ、わかったわ」
湊「っと、その前に」
会ってから話をしていただけだから幽香にはあれをしようかな
幽香「どうしたの?」
湊「...」
問には答えず黙って幽香に近づく
幽香「えっどうしたの?近づいてきて
(チュッ)
?!///」
そして幽香に近づいてキスをした
湊「じゃあ俺らはもう行くな」
幽香「いきなりしないでよ///。恥ずかしいんだけど」
湊「これは、お礼だよ。映姫の件のな」
幽香「そう。それならありがたく受け入れておくわ」
湊「さ、ルーミア行こうか」
さて、映姫のところに行くか
ルーミア「ええ」
幽香「映姫を頼んだわよ」
幽香は本当に人のことを気にするよな。すごいいい奴だよな
湊「任せろ」