メディスン・メランコリー編 後編
〜〜6:45AM
湊「そろそろ大丈夫か?」
二分ほど撫でたのでもう大丈夫かどうかメディに聞いた。
メディ「ええ、もう大丈夫よ///ごめんなさいね。わがまま言って///」
湊「別に大丈夫だよ。頼みは何時でも聞くからな」
メディ「そう。そう言ってくれるとありがたいわ」
湊「そういえば、メディはここで何をやっていたんだ?」
メディ「私はもうそろそろ死のうかなって思ってたのよ。それで湊と一番最初にあった場所に行って今までの思い出を振り返ろうと思っていたのよ。まぁ湊がきてくれたからもう死のうとは思ってないわ」
まじか、あぶないな。間に合ってよかった。これはこれからも急いだほうがいいか
湊「皆が俺のことをとても大切に思ってくれて俺が帰ってこないからという理由で死のうとしてるから俺は大切に思ってくれることを喜んでいいのか、悲しんでいいのかわからなくなってくるわ」
喜んでいいのか?嫌でもそのせいでな。俺がそうこうして考えているときメディが近づいてきて
「ポスンッ」
俺の頭を自分の胸に持っていき抱きしめた
湊「?!///」
え、俺今メディに抱きしめられてんの?えっなんで?てか、恥ずかしい///
メディ「喜んでいいわよ。そもそもそんなことで思いつめるのはたしかにあなたにとって本当に大切な悩みなのかもしれないけれど他の人から見たらすごい贅沢な悩みよ」
湊「それは俺もわかってるけれどでもやっぱりお前らが死んでしまうというのはすごい悲しいんだよ。そしていつも思っちゃうんだよ。俺のせいでお前らが死んでしまったら俺は正気を保てるのかって言う事とかをな」
メディ「それは私達があなたがいない世界になんか意味がないと思えるほどあなたがすてきな人なのよ」
湊「そうか。ありがとうな」
メディは俺の頭をゆっくり離しながら
メディ「お互い様よ」
言った。それにしてもやっぱり誰かに相談に乗ってもらうっていうのは心が軽くなるな
湊「よし、そろそろ行くか」
メディ「ええ、皆に会いに行ってあげて。何人も私とおんなじ思考をしている人がいるから。被害が出る前に会って安心させてあげて」
皆の心配も出来るなんてやっぱりメディはすごいな
湊「もちろん」
〜〜
ルーミア「私に相談してくれても良かったのに」
ルーミアは俺がずっとあのことで悩んでいたことを相談されなくて少し寂しそうだ
湊「いや、これに関しては言われるまでは言う気がなかった。メディは観察力があるから変化に気づきやすいんだよ。だから気づいたんだろうな」
ルーミア「それはわかっているんだけどちょっと羨ましくて」
湊「あんま気にすんなよ。俺はお前の暗い顔なんて見たくないからな」
ルーミア「ありがとう湊。やっぱり素敵な人ね」
湊「買いかぶりすぎだろ」
ルーミア「別に買いかぶってなんかないわよ」
湊「そっそうか///。ところで、次に行くところなんだけど幽香でもいいか?太陽の畑はここからとても近いからさ。時間的にもいいんだよな」
ルーミア「そうね、メディからもそう言われたしね」
湊「ああ、約束したからな」