閑話 ルーミアの悩み
〜〜10:30PM
〜〜SIDEルーミア
私達は竹林を抜けて永遠亭についた。先にどうするかは話し合って決めてある。
まず、妹紅と慧音が帰り、夜が近いから止めてくれと言っている人がいるという話を行い、それでどんな人なのかを見に来たら私達という驚かせる路線で話がまとまった。
湊「それじゃぁ手はず通りに頼む」
湊は二人に何をするのかを一応伝え、行かせた。
と言うことは、今この空間は私と湊の二人っきりということだ。
今日は満月だ。
今、湊は月の光に照らされていていつもよりかっこいい。
私と湊は付き合いが長い。湊がこっちに来るときに初めてであったのは私だしみんなより一緒に行動していて最初に付き合ったのも私だ。
もしかしたら私は付き合いが長いからよく行動をしているのかもしれない。
私達は互いの悪いところ、いいところをたくさん知りつくしている。だから私は他の人達と違って新鮮さがない。だから飽きられてしまうかもしれない。
それが怖いのだ。私が湊に捨てられてしまうことに。今隣りにいるがこれがいつまで続くのかもわからない。
今、私がここにいるのはなぜか聞こう!今までは怖くて聞けなかった。でも今は他のみんなもつらい思いをしている。私が美味しい思いばかりしても意味ないのだ。
「ドクンドクン」「ドクンドクン」
緊張で鼓動が早くなる。言いたくなくなるが私は決めたのだ。聞こうと
ルーミア「ねぇ湊」
なんとか声を絞り出す
湊「どうしたんだ?ルーミア」
ルーミア「湊は私のことをどう思っているの?」
言えた。これではっきりする
湊「どう思っているか?」
ルーミア「そう」
湊「俺はあんまりこういう事は言いたくないけど俺はルーミアのことを」
ルーミア「ことを?」
湊はあえてその次の言葉を言わなかった。いや、ためらったようにも見えた。まるで、誰かを気遣っているかのように。私のことあんまり好きじゃないのかな。そんな、悪い感情が心の奥底から溢れてくる。
湊はいうかどうかを悩んでいる。しかし、顔を上げて
湊「ルーミアのことが一番好きだからだ!」
えっ。私のことが一番好き?
湊「他のみんなも好きだけど一番好きなのはお前なんだ。こういう事を言うのはあまりみんなに悪いと思って言えなかったんだけどルーミアが悲しそうな顔をしているのを見て言うことにしたよ」
ルーミア「良かった」
私は嫌われてなかったんだ。しかも好きな人の一番になれるなんて嬉しすぎる
湊「俺はルーミアのことが嫌いじゃない。むしろ、大好きだ。だから、悩むのはもうやめてくれ。ルーミアが悲しむと俺も悲しむんだからさ」
湊に諭すように言われる。湊は私が悩んでいたことに気づいていたようだ
ルーミア「ありがとう。湊」
私は泣きながら湊に抱きついた。
湊「これからもよろしくな。ルーミア」
湊は私を優しく抱きかかえその言葉の次に私にそっと
(チュッ)
キスをした。
私はこの出来事を忘れることはないだろう。
ルーミア「これからもよろしくね」
湊「これで悩みは解決したか?」
答えは決まっている
ルーミア「うん」
やっぱり湊はかっこいい
すみません。7月1日から7月10日まで一回休載します。決して失踪するわけではございませんのでご了承のことよろしくおねがいします。