上白沢慧音,藤原妹紅編
〜〜9:30PM
〜〜SIDE第三者
湊「たしかこっちだったよな」
今湊たちは竹林のなかを歩いている。今疑問を抱いた人もいるのではないだろうか。’なぜ空を飛んでいかないのか’と。一応今回は竹林の中に誰かいるかもしれないという可能性があるため二人は竹林の中を通って散策しながら屋敷に向かっている。
ルーミア「いないね。飛んでいったほうが良かったかも」
もう少しでつくということがわかるがいなかったため、ルーミアは少し後悔しているようだ
湊「まぁそれは結果だからな。なんとも言えない」
結果だからどうしようもないと湊は言う
ルーミア「それはわかってるよ。でも私達は急ぐ必要があるからこの時間は無駄だったかなって思って」
ルーミアもそのことはわかっている。しかし、ルーミアが言った通り時間がない。急いだほうがいい良かったというのは結果論ではあるがそのとおりではある
「ザッザッ」
しかし、そう考える必要はなさそうである
妹紅「どうすればいいんだ。あいつはもういない」
妹紅はこの世の終わりみたいな顔をしている
慧音「私はまだ終わりがあるけれどあなたはもう死ねないものね」
慧音は妹紅に同情しているようだ
妹紅「これからこの苦しみを背をわないといけないのか」
妹紅はこれからの生活を想像し苦虫をかみ潰したような顔をしている
慧音「うん?あれってルーミアじゃない?」
慧音はルーミアを見つけた。竹林によって湊は見えておらずルーミアしか見えていない
妹紅「確かにそうだな。なんでここにいるんだ?」
慧音「わからない。けど何かを探しているみたいだよ」
妹紅「近づいてみるか」
二人はルーミアに近づき声が聞こえるところまで近づいた。そこで気づく
ルーミア「湊。さっきこっちらへんで足音しなかった?」
湊もいることに
湊「したと思うんだけど聞き間違いか?でもな結構はっきり聞こえたんだけど」
妹紅と慧音は二人が見えず声だけがわかる状態のため湊は二人が見えていない
妹紅「あいつが、帰ってきた」
妹紅は涙を流した
慧音「そうね。嬉しいわ」
慧音も妹紅に続くように涙を流した
妹紅「会いに行こうぜ」
妹紅は早く湊の場所に行きたいようだ
慧音「ええ、行きましょう」
そうして二人は走り出した
湊「足音が聞こえだしたな。これは近づいてきてる?」
湊は足音が大きくなったことに気づいた。音により近づいてきてることも理解したようだ
ルーミア「ここで待ってれば来るかしら?」
二人は移動せずこの場で待つことにしたようだ
湊「もうそろそろだな。誰だろう?」
ルーミア「ここの周りでは何人も住んでいるから絞れないね」
そして二人にとっては待望の瞬間が訪れた
「ザッ…」
どこかで足跡が止まった。二人は音の出どころから後ろを振り向いた
湊「お前らだったか。妹紅、慧音久しぶりだな」
妹紅と慧音はこの場所に住んでいる為驚くこともなく湊は言葉を告げる
ルーミア「元気だった?」
ルーミアは二人を心配した
妹紅「ふたりとも久しぶりだな」
妹紅は湊の言葉に返す
慧音は
慧音「元気になったのは湊を見つけてからよ。それまでは一切元気じゃなかったわ」
湊「今は元気なんだな」
俺を見つけてからって言ってたから今は元気なのか。良かった
妹紅「湊が帰ってきたことがわかったからな」
それで元気が出るならここに来て良かった
ルーミア「二人って今どこに住んでるの?」
今までとおんなじ場所やとは思うけど
慧音「今は輝夜や永琳、優曇華、てゐと一緒に永遠亭に住んでいますよ」
今は永遠亭に住んでいるのか。やっぱり俺がここに来たときに仲を深めさせておいてよかったな
湊「そうか。もう夜も更けてるし泊まってもいい?」
夜行ってもいいんだけどあんまり良くないよな
妹紅「いいと思うぜ。多分彼奴等も喜ぶと思うし」
湊「まぁ早く行こうぜ」
ルーミア「まだ、見えるからね。さっさと行こうか」
妹紅・慧音「「わかった(わ)」」