西行寺幽々子編
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紫「ほら幽々子ご飯を食べなさい。あなたは死なないんだから死ぬような苦しみを味わいながら生きたくないでしょ?」
幽々子「私はそうする。もう三年たったわ。湊くんは帰ってこない。そんな場所に私はいる必要はない。私は死なないから仮死体験をしたいわ」
紫「もう。そんなことはいわないで」
湊「そうだぞ。紫の言うとおりだ。俺はお前にそんな苦しみを味わってほしくない」
ルーミア「あと、栄養がなくなって顔色が悪くなって湊に幻滅されるかもよ?」
幽々子「湊くんはもう来ないわ」
湊「おーい。聞こえてる?俺はいるよ」
幽々子「えっっ。み、みみ、湊くん。何時からそこに?」
湊「紫がご飯食べなさいって言ってたところ」
幽々子「そうなのね」
紫「ほら幽々子。湊はもう帰ってきたのよ。だからご飯を食べましょ?」
幽々子「わかったわ」
紫「どう?美味しい?私が作ったんだけど、お口にあったかしら」
湊「えっ紫って料理できたの?」
紫「まぁ簡単なものだけどね」
湊「すごいな」
紫「ありがとう。でもあなたのほうがすごいわよ」
湊「ありがとうな」
紫「それで、どうだった?」
幽々子「とても美味しいわ」
紫「そう。それなら良かったわ」
湊「てか、お前らって仲良かったんだな。てっきり幽々子はゆかりのことをあまり知らないのとばかり」
幽々子「いや別に仲良くないわよ」
湊「え、まじ?」
紫「そうよ。死んだら湊が悲しいしね。(まぁ私も悲しくなるからなのだけどね)」
湊「そうか。そういえば」
湊「幽々子」
幽々子「何?」
湊「ここに来る途中で妖夢が疲れでぶっ倒れたんだけどお前休ませたか?」
幽々子「私はあのときはもう気が気でなくて考えるのが面倒だったから休憩は各自で取るように言ったわね」
湊「なるほどな。妖夢の性格だと働くだろうな」
幽々子「ええ、今妖夢には強く言い聞かせておけば良かったと思ったわ」
湊「まぁ目が覚めたら注意しとくか。そういえば紫はなんでここにいるんだ?」
紫「いや、あなたの行動を見ていたとき妖夢が倒れたから私が来たのよ。他にも藍や橙を会わしてなかったと思ってね」
湊「そうか。呼んでもらっていい?」
幽々子「ちょっとまって!」
湊「どうしたの」
幽々子「今召喚されると私との時間がないじゃない!」
湊「そうか。ごめんな。ちゃんと幽々子のことも考えたほうが良かったな」
湊「ということでもうちょっとまってもらっていい?」
紫「別に大丈夫よ」
幽々子「湊くん〜〜」
(ダキっ)そういって飛びついてきた
湊「いきなりだな」
幽々子「あまり時間は掛けてられないからね」
湊「まぁ」
幽々子「やっぱり湊くんに抱きついていると落ち着くわ」
湊「そうなんだ」
幽々子「もう大丈夫よ」
湊「いいの?」
幽々子「ええ、わたしがわがままを言っちゃったからね」
紫「本当に大丈夫?」
幽々子「ええ」
湊「紫。幽々子がこう言ってるし、呼んで」
紫「分かったわ」