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赤い死神の大侵攻作戦で王国を蹂躙します…しかし、その前に無敵の戦神が立ち塞がりました  作者: 古里@3巻電子書籍化『王子に婚約破棄されたので義理の兄が激怒して
第二章 ノルディン帝国の侵攻

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最終決戦8 戦神は全能神の必殺技の前に絶体絶命のピンチに立ち、天界では子供達が立ち上がりました。

「ふんっ。マルスの軍も弱いの。こちらも片をつけるか」

シャラザールの相手をしながら片手間に戦線を俯瞰していたゼウスは嘆いた。

ゼウスはシャラザールを相手に優位に戦いを進めていた。シャラザールはゼウスから致命傷は受けていないが、度々ダメージを受けていた。徐々にゼウスに追い詰められていた。

「シャラザールよ。そろそろ勝負をつけるぞ」

ゼウスは、戦いを終わらせることを決意した。シャラザールに対して攻撃力を上げて雷撃を打つ。

シャラザールはそれを避けた。その一瞬のすきに乗じてゼウスが、一気にシャラザールに接近する。


「もらった」

そして、近場から渾身の力を込めた雷撃をシャラザールに浴びせた。

しかし、それはシャラザールの草薙の剣によって弾き飛ばされた。


「何」

勝負あったと思ったのに弾き返されてゼウスは驚いた。


「そろそろ剣も馴染んできた頃じゃ。ゼウスよ。余もそろそろ本気を出すぞ」

「何じゃと」

剣を構えると、シャラザールは一気に間合いを詰める。

そして、一刀両断しようと剣を振り下ろした。

ゼウスはそれを雷霆で受けた。

そのまま雷撃をシャラザールに見舞う。

しかし、シャラザールはびくともしなかった。

「何じゃと」

ゼウスは驚愕する。


「ふんっ。喰らえ」

シャラザールは叫ぶとともに爆裂魔術をゼウスに叩きつけた。

ゼウスが弾き飛ばされた。



「やったーーーー」

子供達が飛上った。

「いけぇぇぇシャラザール」

「行け行けシャラザール」

大歓声が起こる。


「だまりなさい。」

「静まれ」

役人達が叫んで抑えようとするが、


「いーーけ、いーーーけ、シャラザーーーール」

一人の高校生くらいの少年が叫んだ。

「行け!行け!シャラザール!」

その後に子供達の大合唱が響いた。

「いーーけ、いーーーけ、シャラザーーーール」

「行け!行け!シャラザール!」

その声がどんどん大きくなってくる。

「イケイケシャラザール。悪のゼウスをやっつけろ」

「行け!行け!シャラザール!悪いゼウスをやっつけろ」

大広場はもう役人達の手に負えなくなってきていた。

子供達は流行っているシャラザールの応援歌の替え歌まで歌い始めた。



 


「おのれ、シャラザールめ。油断しておったわ」

ゼウスは瓦礫を取り除きながら立ち上がった。ゼウスは久しぶりに切れていた。


「貴様もこれまでじゃ」

そう言うやゼウスは手に持った雷霆をシャラザールに向けて投げつけた。

ゼウスの必殺技だ。それはシャラザールの手前で雷となり、周囲を一瞬で凄まじい雷の塊に変えて、シャラザールに襲いかかった。シャラザールは一瞬で雷に包まれてしまった。凄まじい光の乱舞の中に閉じ込められる。



「きゃあああ」

「シャラザール様」

「シャラザールが」

画面を見ていた子供達が悲鳴を上げた。


「ふんっ見たか。ゼウス様は絶対なのじゃ」

「所詮男女などこれで終わりじゃ」

役人達はほっとして立ち上った。


「兵士達よ。シャラザールに味方した者たちを不敬罪で全員捕まえよ」

役人が命じる。

観客たちは動揺した。

「そんな、この子達は関係ない」

「許して下さい」

「子供達は関係ないだろう」

大人たちを無視して、役人が更に命じようとしていた。



そこに一人の子供が我慢できなくなって立ち上がった。


「待て、愚か者共、余は戦神シャラザールじゃ」

両手を腰に当てて叫んでいた。

皆目が点になって子供を見ていた。


「違うぞ、こうやるんだよ」

別の男の子が立ち上がる。


「そこのおべっか使いの無能者共よ。余がその方らに負けるわけ無かろう」


「違うだろ。そこの邪神ゼウスの腰巾着共、余も我慢の限界じゃ。貴様らから先に成敗してくれるわ」

もっと大きい高校生くらいの少年が立ち上がった。


「はあああ」

「あなた達馬鹿なの。じっとしていたら見逃してあげようと思ったけど、警備兵、そこにいる生意気な奴らを皆、捕まえておしまい」

役人が命じた。



バコっ

その女に石が当たった。

「痛い、何すんのよ」

ぱこっ

と次の石が頭に当たった。

「ギャアアア」

女は倒れ込んだ。



「皆、今こそ、悪の腰巾着をやっつけるんだ」

男の子が叫んだ。


子供達を中心に全員一斉に役人らに襲いかかった。

役人達は一瞬で子供達に制圧されてしまった。

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『シャラザール帝国』

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クリスとシャラザールのお話です。

私の

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『好きになったイケメンは王子様でした~失恋から始まるシンデレラ物語・悪役令嬢もヒロインにも負けません』

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平民で薬屋の娘リアは幼馴染のカートの勧めで特技を生かして王立学園に行くことに。でも、そこには王子様やお貴族様がいて、出来るだけ避けようとしたのに、何故か王子らと親しく?なってドンドン深みにハマっていきます。悪役令嬢や可愛らしい女の子が何を勘違いしたのかリアに絡んでくるけれど、リアが好きなのは王子ではなくカートなのに。でもそのカートの動きも怪しくて・・・・
カートの正体がわかった時、リアは・・・・。
王立学園で繰り広げられるドタバタ恋愛・シンデレラ物語。

ネット小説大賞運営チーム様から感想いただきました。
ハッピーエンド目指して書いていくので読んで頂けると幸いです。
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