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赤い死神の大侵攻作戦で王国を蹂躙します…しかし、その前に無敵の戦神が立ち塞がりました  作者: 古里@3巻電子書籍化『王子に婚約破棄されたので義理の兄が激怒して
第二章 ノルディン帝国の侵攻

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プロローグ2 シャラザールは皇太子をボコボコにしました

クリスが一口ワインを飲んだ時、一瞬にて戦神シャラザールが来臨した。

しかし、エドワードは何も感じなかった。

そのままクリスに抱きつこうとして

「おのれ、何をする」

一瞬にて肘鉄を胸に食らう。

「ぎょえええ」

そして、次の瞬間パンチをものの見事に顔に浴びて、木の扉を突き破って飛び出していた。

そして、その瞬間、エドワード、改ディオニューソスは前世の記憶を完全に取り戻した。

天界の最後の想い出はこのシャラザールにボコボコにされて地上に叩き落されたことも。


「何故、貴様が、貴様が可憐なクリスに憑依してるんだ」

エドは叫んでいた。エドワードは可憐なクリスが男女のシャラザールに変わっていたことを初めて知った。そして、自分がこの男女に欲情していたことも……。

あのクリスが男女のシャラザールに変わるなんてなんて理不尽なんだ。

「ふんっ。余が可愛い子孫のクリスに憑依して何がおかしい」

シャラザールはずいっとエドに近づいた。

「いや、待てシャラザール。ぎゃあああ」

エドは再度シャラザールに殴り倒された。そう、エドがシャラザールに叶う訳はなかった。

「おのれディオニューソス。貴様、余に何をしようとした」

怒りで切れているシャラザールはエドワードを更に殴りつける。壁にエドワードは叩きつけられた。

最悪だった。というか、絶体絶命のピンチだった。そう、このシャラザールには絶対に敵わないのだ。エドワードは死をも覚悟した。


「シャラザール様。お待ち下さい」

更にエドワードを殴ろうとしたシャラザールはジャルカに止められた。

「ええい、ジャルカ、よくも貴様余を嵌めたな」

シャラザールは今度はジャルカに殴りかかろうとした。


「何をしているのですか」

そこに王妃の叫び声が聞こえた。

その瞬間、ビクッとシャラザールが震えた。この声は王妃だ。クリス相手に散々愚痴を言ってくる。こいつだけは苦手だ。シャラザールは即座に逃げることにした。

そして、巨大な威圧感が消えた。


「えっ」

ジャルカは唖然とした。ジャルカの腕の中のクリスは寝ていた。

ジャルカは王妃を驚いた顔で見上げた。

「どうしたのです?」

王妃はジャルカの驚いた顔を見て不審に思ったが、倒れているエドワードを見て悲鳴を上げる。


「ちょっと皇太子殿下がお酒が過ぎられたようで」

「ひょっとして飲んだ勢いでクリスに襲いかかったとか」

厳しい表情で王妃が言った。

「さあ、そこは判りかねますが…」

ジャルカは適当に誤魔化す。

「ギルティ。あなたきっちりと皇太子を見ていますか」

後ろにいた近衛師団長を見て王妃が言った。

「いえ、申し訳ありません」

ギルティは謝った。

「明日朝一番で太子を私の所に寄越しなさい。みっちりと鍛え直します」

きっとして王妃は言い切った。


どの道こちらにもまた飛び火するんだろうな。

緊急退避をしたシャラザールは思わずため息をついた。

可愛いクリスにシャラザールが憑依したこと、これがクリスがフラれた遠因です。

最もあまりのショックにエドは詳しいことは忘却の彼方に

しかし、深層心理で嫌いになっていきます。

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ここまで読んで頂いてありがとうございます。
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『シャラザール帝国』

https://ncode.syosetu.com/s1987g/
クリスとシャラザールのお話です。

私の

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『好きになったイケメンは王子様でした~失恋から始まるシンデレラ物語・悪役令嬢もヒロインにも負けません』

https://ncode.syosetu.com/n2724hj/

平民で薬屋の娘リアは幼馴染のカートの勧めで特技を生かして王立学園に行くことに。でも、そこには王子様やお貴族様がいて、出来るだけ避けようとしたのに、何故か王子らと親しく?なってドンドン深みにハマっていきます。悪役令嬢や可愛らしい女の子が何を勘違いしたのかリアに絡んでくるけれど、リアが好きなのは王子ではなくカートなのに。でもそのカートの動きも怪しくて・・・・
カートの正体がわかった時、リアは・・・・。
王立学園で繰り広げられるドタバタ恋愛・シンデレラ物語。

ネット小説大賞運営チーム様から感想いただきました。
ハッピーエンド目指して書いていくので読んで頂けると幸いです。
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