表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

しっらゆっきひっめー

作者: サコラン

パパっと書いてしまったものなので、誤字脱字があるかもしれません。

基本的に読みにくい所は直してありますが、あまり経験がない故、不快な思いをする方もいらっしゃるのではないかと思います。

そんな時はぜひともご指摘ください。

昔々 あるところに とてもきれいな お姫様がいました

そのお姫様は 肌が透き通るように白かったので

『白雪姫』 と呼ばれるようになりました


白雪姫はその後 すくすくと成長し より美しくなります

しかし そんなある日 白雪姫の母は 亡くなってしまいました


これは その白雪姫の 裏の顔が明らかになる お話です――



「私、白雪姫 


 いっ  しょに

        あそ    ぼ

    ?               」



白雪姫は ある日の真夜中 小さな部屋にいました

その部屋は 暗く 湿っていて 蜘蛛の巣がかかっています


さらにはネズミまで這いまわり とても王宮とは思えない場所と化していました



そう ここは白雪姫だけが知っている 秘密の地下部屋です

かつての王が暗殺され 何百人もの囚人が処刑された 忌まわしき場所


白雪姫はそれを知っていました いえ だからこそこの場所を選んだのでしょうか


白雪姫は 長い長い 残虐な歴史を気にもせず 何かを箱から取り出しました



持ってきたランプの光で きらりと怪しげに光る 銀色の刃

その先に指を当てると 手から ツー、 と血が流れました 


そう それはナイフです 鋭くとがっており 一刺しで人が倒れるほどの


国宝級のナイフは厳重に保管されていましたが 白雪姫が取り返したのです



もとは白雪姫の実の伯母のもの

伯母は暗殺者であり とても名が知れています


ですから 何者かに仕込まれた毒で死ぬ直前 これを白雪姫にたくしました

 


白雪姫はそのナイフをそっと手に取り 優しく撫でます

大切な大切な 白雪姫の たった一つの宝物


ピカピカに磨き上げられた側面に 自分の恐ろしい顔が浮かびます

それを一目見て 白雪姫は 真夜中の静まり返った王宮を 静かに歩きだしました



顔に浮かんだ激しい憎悪と共に




「あぁ、これでやっとあの憎たらしいお母様を殺せるわ……」

何て素晴らしいんでしょう、と 今度は笑みを浮かべます


そしてヒタヒタと歩き続け……



白雪姫は




白雪姫と言われている  『カイブツ』 は



絡まりに絡まった 邪悪な鎖から ときはなたれた



「うふふふ、  ふ  フフ」



アハハハハハハハハハハッッッッ!!!!!




満月の夜 暗い闇に隠れ 全ての物語は 動き出しました

カイブツ『白雪姫』の名のもとに





                          ~end~

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ