異世界転生して音楽を轟かせる
よろしくお願いいたします。
今日もいつものようにただ音楽を聴いていた。
「夜一、ご飯よ!」
俺の名前は夜一、35歳。彼女はなし、いや、別に生まれてこの方いないわけではない。
現在は実家で暮らしている。仕事はというと音楽家、と言っても何となく作った一曲がたまたま当たり、そこから仕事はほぼなし。
たまによくわからない地下アイドルの曲を作り提供しているくらいのものだ。
「そろそろちゃんとした仕事に就きなさい。いつまでもわたしがいるわけではないのよ。」
「わかってるよ…」母さんの小言が永遠に続く。別に何も考えていないわけではない。タウンワークとかも見ているし、ネットで仕事を探している。
YouTuberなんかにもなろうとした。まぁ、動画の編集が面倒になって一本で終わったが。だから何が言いたいかというと、俗に言うニートというものではないわけだ。これは大事。
ただ、不運に恵まれていただけ。どっか遠くに行って初めからやり直したいなーなんて叶うわけがない。
「ご馳走様」(あぁ、今日もいつものようにネットサーフィンでもしながら寝るか)
PCを開く。
「あれ?、こんなゲームいれたっけ??」
ゲームの名は『ルデマラージュ』
「暇だし、やってみるか、」
そこからの記憶は曖昧だった……