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時計ってインストールしなきゃダメなのね

今日の更新は1000字くらいと短めです。


あとがきに小話を載っけときます。


 

 テュリオスとコットからショップ端末でブリーズコートを売ってもらってしばらく、俺達はクリア報酬が経験値に設定されているクエストを順々に片付けていった。


 その途中でテュリオスのレベルはようやく10へと到達し、『レベルキャップ解放クエスト』も消化。


 ここまでの過程を経て俺は13、コットは11へとレベルが上がり、ついでにブリーズエレメントからブリーズコートもドロップ。

 これで手持ちのブリーズコートは三つとなった。


「だいぶ頑張ったな」


「頑張ったな」


「今何時だろうな? 時計くらい、システムに組み込んでくれりゃあいいのに」


 このゲームの中に居る間、現在の時間が全くわからない。

 だから今の今まで、体感時間が頼りだった。


「……え? UPCに時計をインストールしてないんですか?」


 コットからの言葉が、俺にはいまひとつ理解出来なかった。


「……え? そういう感じなの?」


「……すまん。説明し忘れていた」


 テュリオスの口調は、とても申し訳なさげなものだった。


「ちょっとインストールしてくる。テュリオス、一緒にログアウトして教えてくれるか?」


「わかった」


「コット。因みに今何時かわかるか?」


「もうすぐ18時になります。わたしは一度課題を終わらせて来ますので、少しの間ログアウトしますね」


「わかった。適当に遊んでるよ」


 そして俺達は一斉にログアウトした。


「テュリオ……だいだい。腹減らね?」


「ふっ。こっちとあっちが混同しているな。腹は……、空いたかもしれない」


 横のUPCに座っていただいだいは笑いかける。

 俺もつられて笑ってしまった。


「……だな。やり過ぎだ。飯食いに行こうぜ。

 アイナ、時計をインストールしておいてくれ」


「畏まりました。インストールされているアプリとリンクしますか?」


「頼むよ」


「畏まりました」


 これで、『カラミティグランド』へとログインしたら現在時刻がわかるようになっている事だろう。


「さぁ飯だぞだいだい。今日は何食う?」


「家を出るまでに考える。少し待て」


「あいよ」


 アップデート。つまりは『カラミティグランド』が正規スタートして今日が二日目となる訳だが、ログアウトしてだいだいと飯を食うのがここ二日連続で続いている。


 まぁ明日はエヴリデイのせいで休みだ。

 ゆっくり『カラミティグランド』を楽しませてもらうとしよう。






【結晶士】ソウキ:レベル13


 所持スキルポイント:17


 武器:チュートリアルリッパー+9


 頭:無し

 胴:赤竜鱗の胸当て

 腕:赤竜鱗の籠手

 脚:赤竜鱗のグリーヴ


 アウター:アトラリアの法衣

 インナー:無し

 パンツ:無し

 マント:無し


 首:機械神使の首飾り

 右手首:英雄のバングル

 左手首:無し

 リング:マニュアリング


 所持スキル:


【錬成の心得:Ⅰ】

 錬成した武器の耐久力を上げる。

 錬成武器を装備している間、僅かに攻撃力が上昇する。


【錬成の心得:技】

 錬成した武器の耐久力が僅かに上昇する。

 一度の錬成でカウントされる錬成回数が2に増える。


【強化錬成術:Ⅰ】

 複数の錬成石(オークラント)を使用して錬成した武器の攻撃力を大幅に上昇させる錬成が可能になる。

 この効果によって錬成された武器の耐久力は大幅に減少する。


【拳闘武器錬成】

 拳闘(ナックル)が錬成可能になる。


【マルチウェポン】

 錬成武器専用の特殊ショートカットが使用可能になる。


【デュアル・エッジ】

 同じ錬成石(オークラント)を2つ消費する事で、同一の片手用武器種を同時に両手へと錬成する事が可能となる。


 装備限定スキル:


【女神の息吹】

 装備している者のHPを、10秒毎に5%回復する。


【機械神使の鼓動】

 2秒間に1度、装備者の最大HPの1.4%を回復する。


【力の源】

 与ダメージが3%上昇する。


【闘竜の怒り】

 被ダメージを15%軽減する。

 竜族、竜人族に対する与ダメージを15%増加、被ダメージを20%軽減する。


いつも「クリスタル・ブレイド」を読んで頂いている読者様、本当にありがとうございます!


作中の時間経過についてですが、こんだけ無茶苦茶にやってますが、2章スタートからリアル時間では2日しか経っていません。


なのに4大ギルドが既にあるとはどういう事ぞ。

という方のためにすこーしだけ補足をしておきます。


作中登場の、


硯音(すずりね)

『ピクティス』

Zephy;Lost(ゼフィロスト)

『アルマゲスト』


の4大ギルド及び、ちらっと名前の出た、


『ムヒョルト』


この5つのギルドに関しては、1章の区域(レギオン)争奪戦が予定されていた時点での、それぞれのチームを母体として作られています。


そこからのアップデートで、突然のゲームルール改変。

そのスタートダッシュに成功出来たのがこの5ギルドな訳なんですね。


まだ作中で登場させていないので、正確には6ギルドですが。


今の所、僕自身が客観的に読んでいて不自然に感じるだろうなぁ……。

と思う部分はこの程度でしょうか。


この説明で不自然感が取れれば幸いです。


明日からの更新も宜しくお願い致します!


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