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カスタムパーツとアクセサリ

今回も短めです。

そろそろ三章の締めとなりますので宜しくです!


今回からソウキの装備も文末に記していくこととしました!


楽しんで頂ければと思います(゜ロ゜)!

 

「鑑定人鑑定人……。んん? あれか?」


 俺は思わず、立ち止まり凝視してしまった。


 コットとエルドと別れて鑑定人を探していたのは良いが、肝心の鑑定人の居場所がさっぱりだった。


 ヒントを求めてプレイングマニュアルを開くと、鑑定人は武器ショップの近くに居るという。

 そして発見した訳なのだが。


「何だよ、コット達と一緒に行きゃあ良かったじゃねぇか」


 泣きたくなるくらいには、わかりやすくそれっぽいのが居た。

 ただ、鑑定人っていうよりかは不審者だった。


 こんなファンタジー感な世界に、茶色いレザージャケットを着てグルグル眼鏡をかけた奴が居たら、怪しいよな?


 そんな鑑定人の見てくれはともかくとして、早速アイテムパックにある【???】を鑑定してもらった。


『この世の始まりを象徴する結晶体の一つ。


 この結晶体に侵食されない特殊な金属と、失われつつある遥か過去の製法を辿る事によって、摩訶不思議な剣を造り出す為の素材となる。』


 と、アイテム説明ページには書いてある。


 アイテムの名は、焔の錬晶石(オルクリアント)。赤レアだ。


 ……おい、これ間違いなく結晶士絡みなアイテムだろ。


 俺は武器ショップの店員NPCの隣に居る、加工屋の所にすっ飛んで行った。


 ……『カラミティグランド』には、プレイングマニュアルを読む限り、レアな武器を入手する手段が二通りある。


 一つ目は言わずもがな、敵からの直接ドロップだ。

 基本的なゲームと多分同じく、敵を倒した瞬間にまずはアイテムがドロップするかしないかの抽選を行う。


 アイテムがドロップする、という判定になった場合、抽選は次のステージへと移行する。


 次は幾つアイテムを出すか、という抽選だ。


 これが終わって初めて、例を挙げるとするなら石98パーセント、エメラルド1.5パーセント、ダイヤモンド0.5パーセント。


 みたいなドロップ確率の分配が定められているとして、その確率を元にようやくドロップアイテムの抽選がされるという訳だ。


 意外と複雑な手順を踏んでんだぜ?


 二つ目。

 それはカスタムという手段。これはなかなかに面白いと思ったシステムだ。


 紫レア以上からの武器と明記されているが、その武器の構成部品、所謂カスタムパーツを全て集める事で、現在装備している武器を対応武器へと造り変えてしまう。というシステムだ。


 紫レアで三種類、赤レアで四種類のカスタムパーツを全て揃えて加工屋に持っていくとカスタムが行える。


 俺が手に入れたクリムゾン・ブレイバー。

 これはアトラフィから直接ドロップしたものだが、このクリムゾン・ブレイバーのカスタムパーツというアイテムもドロップする可能性がある。


 そしてそれを四種類集めて、加工屋で今装備している武器とカスタムパーツを引き換えにする事で、クリムゾン・ブレイバーを手に入れられるよという事だ。


 で、だ。俺はピンと来た。

 この焔の錬晶石(オルクリアント)は、カスタムパーツなのではないかと。


 それを確かめるべく加工屋へと走ってきた訳だが……。


「ビンゴだ」


 焔の錬晶石(オルクリアント)を素材に必要とする、【?????】という武器が加工屋のショップメニューには表示されていた。


 武器名がわからないのは、恐らく未入手の武器だからだろう。


 他に必要なアイテムは三つ。


『名工エレドアのレシピ』

『エレドアの理論書』

『エルメティウムプレート』


 というもの。なんか凄そうなモンが造れちゃいそうな字面だな。

 要求されているカスタムパーツの数も四つという事で、作れる武器も赤レアっぽい。


 だが、素材だけ見てもそれぞれのアイテムの入手方法がわからない。しばらくはお預けだな。


 それと、加工屋にはもう一つの機能があることがわかった。アクセサリの強化だ。


 機械天使の首飾りが強化出来そうだった。要求素材は人造神機のコア。


「んま、せっかくだし強化しちまうか」


 特に深くは考えず[強化]をタップした瞬間、俺の首もとに突如、首飾りが現れた。


「……ん?」


 紅い珠を抱いた、天使の翼。それをトップとした首飾りだ。

 こんなの現実(リアル)で売り出したら結構売れるぞ。普通にかっちょええ。


 ……アクセサリには「世代」という仕様が組まれているらしい。そして強化することで世代が進む。


 ドロップもしくは作成したての、最初の状態をファーストと呼び、強化していく度にセカンド、サードと世代が進んでいく。

 フィフスが最終世代だとプレイングマニュアルには記載されている。


 セカンドへと上がるとデザインが具現化し、フォースからはアクセサリにエフェクトが発生するらしい。


 機械天使の首飾りは、機械「神」使の首飾りへと名前を変え、装備限定スキルも強化された。

 テキストも白から青へと上がった。つまりこれは青レアって事だ。


【機械神使の鼓動】

 2秒間に1度、装備者の最大HPの1.4%を回復する。


 ……強い。凄いなアクセサリ。積極的に強化は狙っていこう。

 もしかしたら、英雄のバングルも化けるかもしれないしな。


 二つともフォースへと上がったら、どんなエフェクトが付くかも楽しみで仕方ねぇぜ。


「後は、アイテムショップか」


 そろそろ回復アイテムとかを買えるようにしてくれてもいいんじゃないだろうか。

 そういう期待も込めて、俺はアイテムショップへと向かう。






【結晶士】ソウキ:レベル9


 所持スキルポイント:27


 武器:チュートリアルリッパー


 頭:無し

 胴:赤竜鱗の胸当て

 腕:赤竜鱗の籠手

 脚:赤竜鱗のグリーヴ


 アウター:アトラリアの法衣

 インナー:無し

 パンツ:無し

 マント:無し


 首:機械神使の首飾り

 右手首:英雄のバングル

 左手首:無し

 リング:マニュアリング


 所持スキル:


【錬成の心得:Ⅰ】

 錬成した武器の耐久力を上げる。

 錬成武器を装備している間、僅かに攻撃力が上昇する。


【錬成の心得:技】

 錬成した武器の耐久力が僅かに上昇する。

 一度の錬成でカウントされる錬成回数が2に増える。


【拳闘武器錬成】

 拳闘(ナックル)が錬成可能になる。


【マルチウェポン】

 錬成武器専用の特殊ショートカットが使用可能になる。


 装備限定スキル:


【女神の息吹】

 装備している者のHPを、10秒毎に5%回復する。


【機械神使の鼓動】

 2秒間に1度、装備者の最大HPの1.4%を回復する。


【力の源】

 与ダメージが3%上昇する。


【闘竜の怒り】

 被ダメージを15%軽減する。

 竜族、竜人族に対する与ダメージを15%増加、被ダメージを20%軽減する。


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