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「ふはっ、妃の身体熱い。」
「ちょ、笑わないでよ!仕方ないじゃん、勝手に・・・っ」
胸を押し返して抗議すると、その後の言葉がすべて飲み込まれた。
「ん・・・っ」
ゆっくりと離れた春くんが、今まで見たことないくらいに色っぽくて
また、ドキドキと胸が高鳴る。
さっきまで大笑いしていた、いつもの春くんだったのに。
そうやって、急に男の子になっっちゃうから、ドキドキしちゃうんだよ。
春くんの馬鹿。
「俺と、つきあってくれますか?」
「・・・はい。」
大好き。大好きだよ、春くん。
きっと、この先ずっと、こんな人は現れないんじゃないかって。
大人から見れば、子供の戯言だと思うかも知れないけど
私はなんとなく、思うの。
春くんと、ずっとずっと一緒にいるような、そんな気が。
凄く短いのですが、切りの良いところで次話にします!




