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Youth love story  作者: 桜桃
24/25




「好き。」


「えっ」


「え!」


「え?」


「え?」


「なんで妃が聞き返してんの」



そう言って、春くんは声を荒げて笑い出した。



自分でも、今口にしたのは現実なのか

よくわからない。

夢?夢ならそうであってほしい。


ぽろりと告白なんて・・・




「好き、って俺を?」




笑いの波が収まったのか、目尻に涙をためたまま

少し、真剣な表情で私を見た。




「え、あーあの、その、なんと言いますか・・・

 今のは、思わず口から出てしまったと言いますか・・・」



ごにょごにょと、言葉が尻すぼみになっていく。



「俺も好きだよ。」


「え!は?え!?」


「ん?」


若干、面白そうに笑いながら聞き返す、彼。




「す、好きって・・・あの、どういう意味で・・・?」


「もし、妃のさっきの言葉が恋愛対象としての、俺への気持ちなら

 その返事、かな?」


「それは・・・」



夢、なのかな。


私は今、都合の良い、夢を見てるのかな。





「妃は、俺を好きですか?」


「・・・恋愛対象として、好き・・・です。」



顔が見れなくて、真っ赤な顔を両手で隠した。




「ふふっ嬉しい。」



そのまま、春くんが抱き寄せる。


ますます、心臓の鼓動が大きくなって


顔と身体が熱を帯びた。



もう、また好きがあふれちゃう。





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