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Youth love story  作者: 桜桃
14/25

自覚




その日一日中、健太くんも美也ちゃんも

表情は曇ったままで。

一緒にお昼を食べているときも、

ため息を何度も吐いてて。


春くんと目を合わせては、心配だね。

と表情で会話して。



一緒に帰ろうと健太くんに言えば

「部活見学してくる。」

と目を合わさずに、そのまま教室を出て行ってしまった。


対する春くんも同じ理由で美也ちゃんから

一緒に帰られないと言われてしまったらしい。


眉毛を下げて、笑いながら私の元へとやってきた。




「妃は、部活見学しないの?」


「私は、美術部に入ろうかなって。」


「お、奇遇だね。俺も美術部。」


「えっそうなの?

 ・・・一緒に入る人いなかったから、安心。」



ドキドキ。


心臓の鼓動が大きくなる。



「んじゃ、部活ある日は一緒に帰られるね。」



・・・っ



「うん。」



春くんの一言一言が嬉しい。


笑顔を向けてくれるだけで、幸せになる。



どんどん、どんどん好きになってく。





















・・・好き?





















「妃?どうかしたか?」


「・・・ううんっ何でもないよ。」













そっか、私・・・

春くんのことが、好きなんだ。







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