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獣人の姫  作者: MTL2
 
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第二十章終了時・登場人物紹介


スズカゼ・クレハ[涼風 暮葉](第三街領主・伯爵)


気に入らないという凄まじい理由で滅国に攻め入った襲撃者達を殲滅しに行った少女。

実力的には殲滅を行うだけの物はあった、あったが、ただ一人の[例外]によりその命を絶たれてしまう。

霧散するほどの、粒子レベルまで分解され死骸すら残らなかったはずの彼女だが、その身に[何か]が乗り移り、意識ある暴走を始める。

或いはこの場に聖死の司書スレイデス・ライブリアン事件に関わった者が居れば、気付いたかも知れない。

その[何か]が聖死の司書スレイデス・ライブリアンの地で対峙した者と同質であることにーーー……。



メイド(メイド)


スズカゼの頼みにより、ジュニアを連れてギルドへ報告に向かう。

が、道中で韋駄天と遭遇し、彼に依頼するという迅速な行動のお陰で今回の一件事なきを得た。いや、大分あったのだが。

本人はそのままサウズ王国に帰還している最中である。スズカゼを止めなかったのも彼女を追わなかったのも信頼の証故にだ。

メイドもゼルという危なっかしい人物を近くで見続けてきた為にその信じる心の持ちようは知っているのだろう。

因みに彼女、韋駄天に依頼する際に何故か気に入られ、口説かれている。

それを刹那で一蹴したのは言うまでもない。



ジュニア(ドラゴン)


今回もスズカゼに甲斐甲斐しく着いていこうとしたが、流石に彼女もそれを赦しはしなかった。

スズカゼはスズカゼなりに今回の一件が波乱を呼ぶと察知していたらしい。尤も、それが自身によってなど想像もしていなかっただろうが。

また、ジュニアはその後、メイドの頭の上でずっと静かにしていたようだ。

メイドのように、主人が無事でいることを信じているからなのだろうか。

産まれてから主人の凄まじさを眼にし続けてきたジュニアだからこその信頼もあるのだろう。



シン・クラウン(ギルド登録パーティー・剣修羅・剣士)


今回の一件を運んできた人物にして、今回の一件で覚醒した人物。

出会った間もなかったが仲の良かったオッサンなる人物達を殺され、さらにそれが自分の愚かしさによる物だと解っていたが故に、今回の一件で死す覚悟を決めていた。

しかし、それをスズカゼに諭され彼女の同行を認めると共に新たな境地を、死道を開眼する。

魔具を持つ相手に勝利するほどの覚醒を果たした彼だが、その後の暴走したスズカゼ相手には手も足も出なかった。

然れど死道を奔る彼は恐れを持ちて立ち向かい、三武陣(トライアーツ)の助けもあって暴走するスズカゼへ確たる一撃を入れるに成功する。

結果、死にかけていた彼は化け物に治療される事になるのだが、そこに何の意図があったかは定かではない。

因みに彼が会得した魔具だが、騒ぎの最中に瓦礫の中へ転がってしまい、行方不明らしい。

それに彼が気付いて嘆くのはかなり後だがーーー……、また別の話。



オクス・バーム(ギルド登録パーティ・三武陣(トライアーツ)・機甲士・獣人)


三武陣(トライアーツ)が一人として、スズカゼ・クレハの知人として今回の戦いに参戦する。

直接攻撃を得意とした非常に高い破壊撃を有す彼女だが、その技が化け物に通じることはなかった。

ただ、両腕を失った事と引き替えにシンを守れたのだから、彼女に後悔の念はない。

然れど、化け物に歯も立たなかった結果は彼女の心を沈ませるに充分だっただろう。

両腕を失った彼女はこれから[師匠]と称する人物に会いに行き、再び腕を得るようだが、その人物が如何様な者なのかは解っていない。



クロセール・コーハ(ギルド登録パーティー・三武陣(トライアーツ)・氷結師)


オクスと同じく三武陣(トライアーツ)が一人。

琥珀色という奇異な眼を覆い隠すような眼鏡が特徴的。

また、彼は五大元素の水と風を操る事により、氷を創り出す特殊な氷結師というジョブだ。

彼の武器は奇異な魔術、或いは魔法だけでなく、現状を零席に分析出来るだけの頭脳にもある。

三武陣(トライアーツ)頭脳ブレインとも言える彼は今回の化け物相手に一矢報いたことの功労者と言えるだろう。

因みにそんな彼は化け物の言葉を持って、ヌエに情報を隠匿している。

諜報部隊隊長、そして統括長補佐である彼女に情報を隠匿するなどギルド除名も有り得るが、彼はそれを一縷として恐れる様子はない。

何が彼をそこまでさせるのか、彼は何を感じ取ってそこまでするのか。

それを知るのは彼ばかり、という訳だ。



フー・ルーカス(ギルド登録パーティー・三武陣(トライアーツ)・魔術師)


オクス、クロセールと同じく三武陣(トライアーツ)最後の一人。

特徴的な喋り方と仰々しい武器から男と思われがちだが、歴とした女である。

風を操る魔術師であり、それを鎌に纏って威力を上げると同時に不可視とするため[見えざる鎌]と称されている。

しかし本人はオクスの[白黒の騎士]や、クロセールの[琥珀の氷]みたく格好良くないので気に入らないらしい。

だが、そんな彼女もギルド主力パーティーの一人だけあって実力は相当なものである。

今回はそれが大々的に発表される事はなかったがーーー……、いつか、彼女も主役に立てる日が来ると思うんだが、どうだろう?

いや、流石に主役はない。



ヌエ(ギルド所属・統括長補佐・諜報部隊隊長)


今回の一件が収束した後に現れた人物。

未だ多くの謎に包まれた彼女が何者なのか、目的が何なのかは定かではない。

然れど、彼女が全ての中心部に近い場所で立っているのは間違いないだろう。

全てが崩れ去ったその場所で彼女が何を思い、何を感じ、何を求めたのか。

それが明らかになる日は、決して遠くない。



ミズチ(ギルド登録パーティー・雨沼(アマメ)・ギルド諜報部員)


ギルド主力パーティーの一角にして諜報部隊の一員でもある彼女。

戦闘力は毛先ほどもなく、殆どが回復や情報収集の能力なようだ。

それで主力として数えられるのだから、実力はズバ抜けているのだろう。

性格的には陰鬱で頼りなく見える彼女だが、今回の一件で三武陣(トライアーツ)達が身体に傷痕を残さず、無事に動けるのは彼女の手腕があってこそである。

因みに彼女の仕事料はギルドから支払われていたり。本人はその額の多さに眼を飛び出させたんだとか。



韋駄天(ギルド登録パーティー・韋駄天)


何かと言って今回の一件で一番の功労者である彼。

彼が偶然にもメイドの近くを通り過ぎたことにより依頼を受け、ギルドに届けることがなければスズカゼはそのまま命の灯火を消していただろう。

雨沼(アマメ)を迎えに行ったことも、今回の一件が誰も死なせず、誰の身体に後遺症を残さなかった事にも貢献している。

流石に本人もそこまで活躍することになろうとは、思いもしなかったはずだ。

因みに彼、自称が[ギルド最速]から[世界最速]になっているが、それは念願の目標速度を超えた為の結果である。

あるギルドの一員が四天災者はどうなるのかと訪ねたとき無表情で固まって動かなくなった為、その質問は金輪際の禁句とされている。



隊長(???)


シーシャ国を護衛するシン達に部隊を率いて襲撃を掛け、制圧した人物。

その実力はスズカゼを殺しきる程のものであり、ゼルに相当すると思われる。

完全覆面フルフェイスを装着している事から、その身がバレることを恐れているかも知れないというのも、また一つの可能性だろう。

飄々とした言葉使いや緊張感の無い雰囲気など、何とも姿の掴めない人物ではあるが、その残忍性と結界を操る技術力は凄まじい。

そんな彼は化け物相手に戦おうとせず、即座に逃亡を選んだ。

状況判断としては当然だが、それが命令違反と称したその意思に、何が宿るのか。

そして、彼は何者なのかーーー……。未だ解ることは、ない。



???(???)


スズカゼを蘇らせし、[それ]

スズカゼに宿りし、[化け物]。

スズカゼが持ちし、[運命]。

全てを凌駕し、破壊し、創世する。

それが、化け物が、運命が。

シーシャ国という国に存在していたのは、何故なのか。

誰が知り、誰が求め、誰が受け入れるのか。

知る者はただ、一握り。




てな感じで終了しました、二十章!

戦闘オンリーでしたね。戦闘尽くしでしたね。書いてて最高でした。

編集君に満足かと聞かれたのでもっと書きたいと言われると中毒者かと言われました。否定はしない。

ぶっちゃけ前章がアレだったから……。政治とか全部抜きにして戦闘書きたかったんや。ドンパチしたかったんや。

まぁ、主人公が完全に人間止めましたけど、誤差です。気のせいです。

ぶっちゃけ伏線だらけと言うか、ある意味じゃ明かされたと言うか。

多分、鋭い人だと全部気付いたんじゃないでしょうか。露骨すぎる? ……てへぺろ。

まぁ、切りの良い二十章でここまで来れて良かったです。物語の新効率的に、そろそろ終盤ですからね。

ま、気長気長で少しずつ進めて行きたいと思います。


と、例にならって話題を放り投げて降り注ぎし運命の塊!!

現在執筆時、お気に入り登録405件! 総合pt1,061!!

累計ユニーク80,100!!

ーーー……これね、ホントね、書いてる時にね、フヒッって声出ましたよ。

私と編集君が永らく憧れ続けてきた、四桁代。前作の時は天上のことのように思っていました。

しかし、今! 今!! 今!!!

多くの読者様のお陰で遂にpt1000突破しました! YEAH!!

何と言うか、アレです。今までこの登場人物紹介で多く皆様に御礼申し上げて参りましたが、今回は特に、いつも最上ではございますが、最上に最上を重ねて御礼申し上げたく存じます。

私がここまで来れたのも読者様のお陰であり、皆様の感想や閲覧の賜にございます。

最終章まで後少し。それまで皆様のお暇を潰すに値すれば、これ以上の幸せはございません。

どうか、何卒、最後までお付き合いいただけると幸いでございます。

因みに『獣人の姫[特別編]』は現在、一周年記念リクエスト終了につき更新を停止しておりますが、今回の事もあり、少しずつ小ネタでも投稿してみようかと思います。前回同様に何かご希望があれば感想でもメールでも、受け付けておりますので、宜しくお願いします。

……ぶっちゃけキャラ掘り下げ出来ないから小ネタやるとか口が裂けても言えませんけどね! HAHAHAHA!!


して、毎度のことだけど編集君にも感謝を。

いやぁ、遂に来たねぇ。ここまで来ると感涙物だよ。

ptを見た時、君が眼科と精神科のURLを同時に送ってきた時は思わず押しちゃったよ! HAHAHAHA! ……視力落ちてたわ。


「いや、ホントにな」by視力オールAから一気にB&Cまで落ちた編集



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