第十五章終了時・登場人物紹介
スズカゼ・クレハ[涼風 暮葉](第三街領主・伯爵)
騎士団の訓練に教官として参加し、騎士を容易く圧倒。
襲撃に対しても[超獣団]を一蹴した上に[頂の本]所属の二名を撃破する、など。
そろそろ本当に人間離れを始めた彼女だが、その実、予測不可能な事には対応出来ないなど実戦経験の不足が目立つ。
結果、突然の爆破によって瓦礫に直撃、気絶して誘拐されてしまった。
騒動の中で姿を消した彼女。その行き先は、如何に。
メイド(メイド)
今回の騒動ではリドラに学び、ゼルで鍛えた医術知識を用い騎士や獣人のために薬品を掻き集める事に。
その捜索中、地揺れによって薬品棚が倒壊し彼女に襲い掛かるも、騎士の身を張った防御の御陰で事なきを得た。
その後は薬品を持ち帰って皆々の手当に翻弄し、今現在はハドリーに付きっ切りである。
ハドリー・シャリア(獣人)
突如出現した湖の一件とレンの暴走獣車により気を失っていた彼女。
目が覚めた後は[超獣団]と接触し、今回の依頼人数を耳にする。
その結果として彼女は全ての目的に気付き、それをスズカゼに伝える為に第三街を飛び回った、のだが。
その道中で騎士団を撃破した[沈魂歌]に遭遇してしまい、対スズカゼ用の人質として囚われてしまう。
結局はスズカゼを容易に捕らえられたため、用無しとして下水道に放置されてしまう……、が。
彼女が魘されながら呟く言葉こそ全ての解決の糸口になる事は、まだ誰も知らない。
デイジー・シャルダ(王国騎士団・第三街領主護衛)
己の無力を悔い、無理な突貫の果てに敗北。
立つ事もままならない状態だと言うのに何度も挑み、やはり敗北した。
その結果、彼女が得たのは自身は無力であるという自覚と無力の強さという覚悟、そしてスズカゼ・クレハを支えるという決意であった。
だが、その決意は容易く踏みにじられ彼女の心を蹂躙する。
今現在、彼女はサラの監視の下、白色の布に包まれて療養している状態だ。
そうでもなければ、今すぐにでも飛び出てしまうだろうから。
サラ・リリレント(王国騎士団・第三街領主護衛)
デイジーの相方的存在であり、彼女を諭した人物。
自身の弱さを自覚している彼女だからこそ、デイジーを諭す事が出来たのだろう。
今回の一件では騎士団と共に[白き白煙]の面々を捕縛、民々の避難を率先するなど、様々な補助的活躍を見せている。
決して人外的戦闘を見せない彼女と騎士団。
彼らこそが弱者の力の象徴であり、存在すべき[力]なのかも知れない。
バルド・ローゼフォン(王城守護部隊長・武器召喚士)
王城にて事態の収束に追われる中、王城守護部隊兵士の報告を聞いて真実に気付く。
大臣に全ての仕事を放り出して諸悪の根源である男に行き着いた彼だが、被い重なるように出現した獣人によって戦場から除外される。
身体に多大な負傷こそしなかった物の、彼女を守れなかった事による政治的批判は大きく、第三街では今にも反乱が起きそうな状況らしい。
事後報告書を纏める彼の気苦労は絶えず、今から帰還するであろう者達のため息も耐える事はないだろう。
ナーゾル・パクラーダ(大臣・公爵)
今回の一件ではサウズ王国大臣として事態の収束や事後処理に翻弄したようだ。
傭兵達の雇い主と思われる貴族の尋問や処分に関しては彼に一任されており、結果として全てを収束へ導いている。
獣人否定派筆頭のような彼だが、大臣としての政治的手腕は相当な物なのだろう。
デュー・ラハン(ギルド登録パーティー・冥霊・魔剣士)
今回の一件の中、スズカゼに助太刀する事により彼女を救う。
その恐るべき実力と判断力でワンを圧倒し、勝利を収めた。
彼にとって今回の襲撃は滞在場所を襲われた故の正当防衛なので、サウズ王国への依頼料などは発生しなかったようだ。
流石に本人も打撃を受けた国へ料金を請求する気は無いだろうがーーー……、財布事情は相変わらず寒いようである。
ヨーラ・クッドンラー(ベルルーク国・中佐・拳闘士)
ベルルークより親善大使として来国し、サウズ王国騎士団教官となっていた人物。
その戦闘力は非常に高く、ベルルーク国軍主戦力の一人である。
今回は[白き濃煙]隊長との激戦を繰り広げ、互いに一線を譲らない戦況とするも、不意の地面瓦解により足を瓦礫に挟まれ、身動きが取れない状況に。
もしあの時あの男が拳を振り抜けば自分は死んでいただろう、と彼女は後にモミジへ語ったらしい。
尤も、それを語った時、彼女が数百キロ近い瓦礫を抱えながら言った物だからモミジは苦笑で返すしかなかったようだが。
ピクノ・キッカー(スノウフ国・聖堂騎士団・召喚士)
スノウフ国より親善大使としてやってきた彼女。
得意の精霊[イングリアズ]を駆使し、避難や救助では大いに活躍したようだ。
まぁ、流石に全て自己行動という訳ではなかったが、彼女の使霊による手数は大いに役立っただろう。
今も復興作業に励む彼女は、現場での主力となっている。
因みに、本来ならば戦闘よりもこちらの方が得意なんだとか。
モミジ(シャガル王国・第一王女・国王側近)
シャガル王国第一王女にして、サウズ王国への親善大使。
今回の一件では負傷者への手当などに翻弄していたが[白き濃煙]の面々を仲間に引き入れるために取引を行い達成する等、政治的手腕を垣間見せている。尤も、殆ど脅しのような物だったのだが。
結果としては彼らを国家に正式に雇い入れ、国力増強も図っている辺り侮れない物があるだろう。
まぁ、その点については働かない王のせいなのだろうが、本人は既に諦めているようだ。
ココノア・ペルシャム(傭兵部隊[超獣団]・獣人)
[超獣団]を率いるリーダー的存在、なのだが。
その実はただの馬鹿。思考能力は三秒以上持たないのではないか、と思えるほど愚直的。
今回も仲間と三人がかりでスズカゼに奇襲を仕掛けたが、物の一瞬で撃退されたんだとか。
その後はゼル邸宅の地下で牢獄に閉じ込められながら、仲間の変貌に震えていたようだ。
因みに彼女は猫の獣人であり、身体能力はそこそこ高い。
ムー・メルダナンテ(傭兵部隊[超獣団]・獣人)
[超獣団]の一人、カメレオンの獣人。
妙な笑い方が特徴で、地下の牢獄から脱出するなど小手先は器用なようだ。
性格や喋り方はあまり一般的とは言えないが実際は[超獣団]のまとめ役だったりする。
本人曰く常識的じゃないが自分が常識的じゃないと間違いなくコイツ等は死ぬ、だとか。
シャムシャム・ミンミン(傭兵部隊[超獣団]・獣人)
スズカゼ・クレハによる憐れな犠牲者。
弱気で発言権も弱く、いつもびくびくしていた頃が懐かしいとムー談。
何か変になった。いつも自分やムーの尻や太股を触ってくるしスキンシップも多くなったとココノア談。
その豹変振りたるや、門で彼女達を目撃した騎士が美味い物食べな、ともの悲しい顔で数千ルグを手渡す程だったんだとか。
隊長([白き白煙]・隊長)
四国大戦を生き残った歴戦の古兵。
その豪腕は岩を砕き鉄をへし折るほど強靱であり、ヨーラとの戦闘では互角以上の戦いを見せた。
しかし、契約を無辜にされたので戦線から離脱。
最終的にはシャガル王国に正式に傭われる事に。
何かと言って今回の一件で最も利益を得たのは彼等なのかも知れない。
因みにこの人物に名前はない。それこそが彼のケジメなんだとか。
タヌキバ(傭兵・白き濃煙・獣人)
白き濃煙の一員にして狸の獣人。
戦闘では拳を用いる物の、実際は医療が本職的な物である。
それでも戦闘能力は負傷していたとは言えデイジーを軽く上回る物であり、決して低くない。
現在は騎士団詰め所で治療に奔走している。
彼女にやられた騎士も多いので反発する事もあるが、大抵その性格と胸、尻、太股を見て許すんだとか。
キツネビ(傭兵・白き濃煙・獣人)
タヌキバの相棒的存在である彼女。
戦闘に関しては風を操る魔法石を有しており、それを扇子に仕込んでいる。
決して弱くない彼女だが、嘗ては無力に悩んだ頃もあったようだ。
だからこそデイジーの気持ちが解るし、それを折った理由もある。
支えを失った物の脆さを知っている故に、だ。
ワン・チェドス(傭兵・頂の本・元[聖死の司書]・獣人)
今回の襲撃に参加した一人であり、唯一、途中で逃亡した組織の長。
戦闘能力はそこそこ高く、自身のみならず他の存在を対象の意識から除外するという厄介な魔法を持つ。
しかし対象が一人だけにしか絞れない事や、消費魔力の大きさからも、決して使い勝手が良い魔法ではないようだ。
そして獣人である彼が魔法を使える事については何やら理由があるらしい。
また、彼は何故かリドラを探しているらしく彼の事を[解析者]と呼んでいる。
[聖死の司書]たる組織に属していた事もあるらしいが、彼が今後如何に関わってくるかは定かではない。
リ・ドー(傭兵・頂の本)
ワンの片腕的存在の男であり、戦闘よりも情報解析を主とする。
それでも一兵卒程度なら片腕で屠る実力を持っているのだが、今回はスズカゼによって容易く撃破されてしまった。
彼もワンやラウ同様姿を消しており、その後の存在を知る物はサウズ王国に居ない。
ラウ・グータム(傭兵・頂の本)
[始まりの栞]と[終わりの栞]という技を駆使して戦う。
この技は[始まりの栞]を発動させた相手に対し、[終わりの栞]を発動させると[始まりの栞]を仕掛けた場所まで戻らせる、という物である。
トリッキーな戦い方で相手を翻弄するのならば先で述べた限りではないが、それもスズカゼ・クレハという少女には通用しなかった。
結局は彼も姿を消し、その後の消息は不明である。
ソーン・シングゥー(沈魂歌[レクイエム]・傭兵)
嘗ては四国大戦で神出鬼没の爆弾魔[沈魂歌]として名を馳せていたが、その結果は傭兵仲間の裏切りによる死亡という物だった。
発揮されることは無かったが彼自身の戦闘能力は非常に高く、爆弾を用いた[待ち]の戦法においては最高峰の実力を持っていた。
戦場ではその[待ち]の戦法を用いて、戦場となった場所を無差別に爆破することを快楽としていたらしい。
その仮定でヨーラ率いる部隊が爆破された事もあり、かなりの怨みは買っていたようだ。
その結果が脊髄を引き摺り出されて下水道に沈むことなのだから、ろくな生き方でも、死に方でもないだろう。
???(???・獣人)
今章の最後に登場した、謎の獣人。
剛胆な性格と豪快な戦法。如何にも武術派というような人物だった。
だが、その実、戦闘力は非常に高いようで不意打ちとは言えバルドを吹っ飛ばし、[沈魂歌]を容易く屠っている。
彼の口から出た[聖死の司書]なる物が如何に関係しているのか。
傭われているのか、それとも属しているのか。
それすらもまだーーー……、定かでは無い。
編集「プロットの時点でおかしいな、とは思ったんだよ」
作者「……ハイ」
編集「何か妙に短いし登場人物多いくせに自信満々だし……」
作者「……余りに長いんで今章と次章で分けました」
編集「だと思ったよ畜生め」
はい、という訳でして……、これまだ前編です。スイマセン。
本当は次章も今章に含めようかと思ったんですが、余りに長くて……。
もうね、編集君から小姑か! ってぐらいグチグチグチグチ言われるんです。いや私が悪いんですけども。
因みにこの章、ただの帰還&デイジー覚悟に見せかけて最終編導入の足掛けだったりします。
これから物語は大きく動き始めますので、どうか皆様ご覚悟を。
……ただし本来なら120部で終わるはずの[獣人の姫]が現在では300部以上です。
つまり、そういう事です。編集君から包丁飛んできそうで怖いですハイ。
と、割と洒落にならない話題は放って置いたら怒られるんで隣に静かに封印! 新たな話題の楔を解きます!!
現在執筆時、お気に入り登録272件! 総合pt742!!
累計ユニーク53,693人!!
総合pt700超えたァアアアアアアアア!! 累計ユニーク50000超えたァアアアアアアアアア!?
流石に吃驚です。もうホント泣きそう。
皆様への感謝で海を開く気分です……。編集君は小さい頃にクラゲに刺されて以来、海が苦手だそうです。案ずるな、俺なんて沖合に流されてそこから記憶が無い事があった。
それはそうと、これからもホイホイ続けて行きますので皆様からの生暖かい視線を支柱に頑張っていきたいと思います。
それと編集君にも感謝を。
ランク4つぐらい上げた大学に無理やり行ったせいで何か達観した事を言い出して怖いよ最近マジで。
取り敢えず食生活はちゃんとしようよ。もやしとキュウリの丸洗いだけってアンタ。
この時期になると色々キツい方もいらっしゃるかも知れませんが、皆さん程々に頑張ってください。
気張りすぎると疲れるからね! そういうときはちょっと奮発した美味い飯食って温かくて寝なくても肩までで浸かれる温かい風呂入って布団に入ってゆっくり目を閉じましょう! 大抵どうにかなる!!
「でも俺、高級料理食うと腹壊すんだ……」by奮発して焼き鳥食ったら腹壊した編集




