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獣人の姫  作者: MTL2
 
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第六章終了時・登場人物紹介

スズカゼ・クレハ[涼風 暮葉](第三街領主・伯爵)


今回の一件で心を折り掛けるも、周囲からの励ましによりどうにか立ち直る。

未だ20に満たない彼女にとっては、非常に残酷な現実だったようだ。

また、ベルルーク国裏に攻めてきたアルカーを、四天災者が一人、イーグ将軍より授かった[魔炎の太刀]で撃退するなど、魔具の効果もあってか戦闘力は増強されたようである。

だが、彼女が得た力もこれからどうなっていくのか。

バボックの忠告やゼルの言葉など、今回の一件が彼女にどの様な影響を与えたのかは計り知れないだろう。



ゼル・デビット(サウズ王国騎士団長・男爵)


サウズ王国の騎士団長としてか、それともゼル・デビットという個人としてか。

その二つの立場の間で揺らめいていた人物。

バボックがスズカゼに言葉を向けていたとき、それを止める為に彼の首筋に剣を当てるなど、下手すれば戦争勃発にもなる危険行為を行っている。

尤も、それはバボックにより無罪放免とされるのだが、ゼル自身もそれが解って行ったのかも知れない。

また、精霊や妖精の襲撃の際には最上級精霊である精霊山・ザガンノルドを単騎で撃破するなど、サウズ王国最強の男の名に恥じぬ実力を持っている事は確かだろう。

因みに彼が身の危険を感じる事となった、オートバーン大尉との一件だが、後数ヶ月は彼にその話題を振ると涙目で刃を向けられるようになったらしい。

騎士団ではそろそろ彼が円形脱毛症にでもなるのではないか、と専らの噂である。



デイジー・シャルダ(王国騎士団・第三街領主護衛)


スズカゼに忠誠を誓う、元護衛の一人。

戦闘能力としては今回の襲撃の際、数多くの妖精[ウォータ]を撃破する程。

しかし戦法故に体力を消耗し、危機に陥ることとなる。

危ういながらもその難からは逃れるが、その突出した行動故に後々、サラから説教を受ける事となる。

尤も、サラ自身も彼女のそんな愚直ながらも誠実な所が長所だと思っているらしい。



サラ・リリレント(王国騎士団・第三街領主護衛)


冷静で下手な表情を表に出さない彼女だが、今回の一件ではかなり慌てていたようだ。

スズカゼの状態やデイジーの突出的行動など。

周囲に振り回された一人とも言えるだろう。

とは言え、襲撃時にはベルルーク国軍の狙撃部隊と共に参戦してデイジー達を救う、など。

実力的にはデイジーと大きく変わらないのだが、その力の使い方を心得ているのは大きいと言えるはずだ。



ジェイド・ネイガー(獣人)


今回はベルルーク国の特色と、恐らく彼の[闇月]の名故に入国を断られ、サウズ王国に引き返す。

彼自身、ベルルーク国の獣人差別からスズカゼに何かあるのではないかと危惧していたが、それは見事に的中してしまったようだ。

また、趣味の釣りに興じているというのに思想に耽るなど。

彼自身もやはりこれからの事に不安を覚えているらしい。

因みに彼は鈍感という訳ではないのだが、今まで余りに近場に居たせいで気付いてないというのもある。

レンの言う通りハドリーが奥手過ぎて気付かないのもあると言えばあるのだが。



ハドリー・シャリア(獣人)


長年、ジェイドに使えてきた獣人の女性。

年月が育んだものという事で親愛に近いそれがあるのだが、本人としては側に居られるだけで充分のようだ。

と言うか、そもそもジェイドに近寄れる女性の方が少ないので競争相手が居ないのが彼女が奥手な原因かも知れない。

尤も、本人曰く、スズカゼがジェイドに告白するようなことがあったらサウズ王国が引っ繰り返るどころか、世界中が天変地異に襲われるだろう、とのこと。

余談だが、今回の一件より数日後、サウズ王国の国境付近で、とある行商人のお尻を叩いている彼女が目撃されたんだとか。



ファナ・パールズ(王城守護部隊副隊長・第三街領主護衛・魔術師)


彼女としてはベルルーク国の獣人排除運動を然程、気にはしていないらしい。

気質からして当然と言えば当然なのだが、ベルルークに移る気は全くないようである。

彼女曰く、使い潰されるのが目に見えているから、だそうだ。

また、彼女は対襲撃戦に参加していない。

恐らく心情的にはこの国が潰れようと関係はない、と言った所だろう。



メタル(放浪者)


本来ならば定住地を持たず国家間を放浪する放浪者のはずなのに、かなりの期間、サウズ王国に居着いている。

そのせいで最近は王城守護部隊の面々から冷たい目で見られることも多く、本人も気まずく感じているようだ。

因みに働いていれば何の問題もないのだが、本人がそれに気付いていないのでどうしようもない。

そろそろ表記をニートにでも変えようか。



レン(行商人・獣人)


人の恋話は蜜の味、ただし自滅する可能性あり。

と言うわけでジェイドとハドリーの関係性を過剰視し、結局は当のハドリーにお尻ペンペンを喰らう事になった少女。

少女とは言え実年齢は行商を行える程なので、実際のところ少女なのは見た目だけだろう。

ただ、彼女はハドリーからのお尻ペンペンをくらっても恋話で弄るのを止める事はなさそうだ。



イーグ・フェンリー(ベルルーク国・将軍・四天災者[灼炎])


ベルルーク国将軍にして四天災者が一人、[灼炎]。

その戦力は異端なまでに規格外であり、ベルルーク国軍兵士が全力で当たっていたウォータの海を、技とも呼べないような魔力放出で数割を消し飛ばすほどだ。

また、召喚魔法の類いを使用せずに、独自の魔術で独立行動が可能な生物を作り出すなど、技術面に置いても非常に高度な物を持っている。

それ故に現在スズカゼが所持している[魔炎の太刀]という魔具も作り上げることが出来た。

スズカゼには協力的であり否定的だった彼だが、裏では何らかの思惑を持っているらしい。

尤も、それは彼個人の物では無いようだが。



バボック・ジェイテ・ベルルーク(ベルルーク国・大総統)


ベルルーク国の最高責任者にして最高司令官である大総統の地位を持つ。

本人に戦闘力こそないが、この地位に立つだけの性格や策謀力を持つ。

非常に残忍で合理的な性格であり、普段の暢気な外見も素である事から、異質な人間性を持っている事はベルルーク軍内でも周知の事実らしい。

また、彼自身、スズカゼの力を持つにも関わらず謙虚に欲望をさらけ出さないスタンスを嫌っているらしく、その不満を爆発させる一面も見せている。

余談ではあるが、彼は極度のヘビースモーカーであり、最近は体調面にも害が出ているらしい。

なので周囲から禁煙を強制されており、それが悩みの種でもあるようだ。



ヨーラ・クッドンラー(ベルルーク国・中佐・拳闘士)


ベルルーク国軍の中佐であり、戦場での武功で地位を得た人物。

戦闘力は魔方陣を使用すれば破壊獣・ナガルクルドを一撃で仕留めるほど。

本編では明記されていないが、彼女のジョブは拳闘士である。

拳では戦っていないのだが、拳闘士は素手で闘う事を広く定義するため、このジョブとなっているのだ。

そんな彼女だが、女性の性格としては豪快な部類で細かい事は気にしない。

好戦的な事も相まって、軍内では頼れる姉貴分として認知されている部分もあるようだ。



ネイク・バーハンドール(ベルルーク国・少佐・魔術師)


ベルルーク国軍の少佐であり、文官。

文官とは言え戦闘力はヨーラやオートバーンに引けを取らない。

そんな彼が文官に部類されているのは好戦的な人種が多いベルルークで、冷静沈着に物事を見極められる目を持っているからである。

それ故に苦労することも多いようで、様々な後始末に追われる毎日らしい。

また、戦法としては双銃の手数と魔術による風属性の付与による高速戦闘である。

本編では語られなかったが、魔術を使う故に魔術師であり、自身に付与する魔術師は決して多くない。

高度な技術と戦法を持つ彼は、やはり相当の実力を持っている事に違いないだろう。

因みに、ゼルへ詫びの印として煙草を渡したのは彼である。



オートバーン・ビーカウン(ベルルーク国・大尉・拳闘士)


ある意味ではベルルーク最大の問題児。

とは言え、純粋な戦闘力はヨーラやネイクを上回る事や軍兵の戦闘教官なども務めていることから、様々な問題は割と不問とされているらしい。

尤も、彼も嫌がる相手を無理やりーーー……、などと言う事はしない心情があるので、その事に関する問題が起きたことはないようだ。

尤も、今回の事件の後処理を行ったネイク曰く、せめて軍兵相手にしてくれれば良かった、だそうだ。

そんな彼だが使用する魔術は単純な身体能力強化にも関わらず、元来の筋力も相まって、規格外レベルの凄まじい怪力を生み出す事が出来る。

その点からも間違いなくベルルーク国軍主戦力の一人である辺り、別の意味でタチが悪いだろう。



エイラ・アウロッタ(ベルルーク国・中尉)


ベルルーク国軍の医者であり、無論のこと戦闘能力は皆無。

しかし軍医である傍ら文官に近しい事も勤めていた為、現在の地位を得ている。

彼女はベルルークには珍しい温厚で常識的な人物であり、非常に柔和な性格をしている。

医者としての腕は一流で、四天災者のイーグですら信頼を寄せているほどだ。



ヤム・ソーアン(ベルルーク国・少尉)


ベルルーク国の少尉であり、狙撃者。

少女と言える年齢にも関わらず地位を持っているのは偏に彼女の射撃の腕による物であり、実力は天才と呼んでも何ら遜色ない。

本人は年齢の事もあってか非常に軽々しい性格で、物事を深く考えるのは苦手なようだ。

そのせいで周囲に咎められることも多々あるが、本人に直す気はさらさら無いらしい。



読んでいただきありがとうございました

いや、本当にありがとうございました。マジで

本編より文字数が多い登場人物紹介とかどうなってるんですか、これ

前回でお詫びしたにも関わらず、今回もこんなに新登場人物が!

態とじゃない。態とじゃあないんだ。

……と言い訳出来れば良いんですけど、読者の皆様には本当に申し訳なく。

尤も、今作のコンセプトは「深く考えなくても読める作品。深く考えると微妙に伏線とか入ってる作品」なので、そう気むずかしく捕らえないでいただけると幸いです。

いや、世界観とか政治関連とかブチ込もうとしたら編集君が般若の画像送ってきまして。

鬼は止めて、鬼は。


して、いつも通り! 話を変えますが!!

現在執筆時、お気に入り登録109件! 総合pt334!!

累計ユニーク17581人!!

お気に入り100件超え! 100件超えですよ!!

総合ptも300超えと、何と二つの目標が一気に達成されました!!

編集君と密かに立てていた、お気に入り100件超えと総合pt300超えという目標……。

まさか、これを一気に達成することとなるとは……、本当に予想外です。

これも読者の皆様や評価してくださった皆様のお陰です。

本当に感謝してもしきれない思いで一杯でございますよ……。

具体的には皆様への感謝の土下座ジャンピングで土星のリングを潜り抜ける勢いです。

これからもばりばりと続けていきますので、皆様からの生暖かい視線を気力の元に全力を尽くしていきます!!


そして編集君もありがとう。

ここまで来れたのは君の協力あってこそです。

毎日二話分の編集をこなした夏休み、物語の大幅な矛盾に気付いて急いで修正したあの日、誤字脱字を見つけるなり速攻で修正する日々……。

いやぁ、色々とありましたが、ここまで来れたのも君の協力合ってこそ。

これからも是非、頑張ろう!

それはそうと、これからも皆様にご愛読いただければ幸いです。

拙い文章や物語ですが、今まで以上に精進していきますので!

では最後に、恒例の編集君からの一言で締めくくります!

皆様、これからもご愛読の程、よろしくお願いします!!


「いや、誤字脱字はともかく、編集と矛盾はテメーのせいだからな?」 by最近、夢に編集している自分が出て来た編集


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