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司書さんは無自覚でいいのです!  作者: 黒色猫


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教会の図書室


「図書館はありませんが、今はもう使われていない教会の中に図書室があったはずですよ」

「!本当ですか?…ですが、勝手に中に入って本を読んでも大丈夫なのでしょうか?」

「本当は地元の人以外が利用するのはあまり勧められないんですが…。教会の図書室に関するクエストがあるので、それを受けている間は本を読んでも大丈夫です」


図書室の調査ー図書室で不審な事が起こるため、その理由を調査する

報酬ー1000G


 これは私のためのクエストなのではないでしょうか?クエストをやっている間は本を読んでいいだなんて…。これを考えてくださった運営の方々、本当にありがとうございます!


「このクエスト受けます」

「はい。図書室は教会に入って奥の右、階段を降りるとすぐです」

「わかりました」

「図書室では勝手に本のページがめくれたり、本の順番がバラバラになっていたりするといったことが起こっているらしいです。その原因が分かればクエスト達成ですから」

「はい!」


 ウキウキのまま冒険者ギルドを後にします。教会の場所をマップで確認すると、ちょっと離れた場所にありました。本が私を待っています。すぐに行きましょう!…ルノーとフォスが若干呆れたような目を向けている気がしますが、気のせいですよね?


・・・

・・


「…なんというか、思ったより廃れていますね」

「ホッ」

「シュー」


 教会に到着しました。が、外観だけを見るとお化け屋敷に来たみたいな雰囲気です。…ここ、地元の人も利用しているのでしょうか?ちょっと埃やら何やらがひどそうですけど…。

 入るのに少しためらってしまいましたが、意を決して中に入ります。ドアを開けただけで埃が降り注いできました。最近は誰もここを利用していないみたいですね。…?それなら誰が図書室の異変に気付いたのでしょうか?うーん、考えてもわからないので、一旦置いておきましょう。


「中は意外と綺麗ですね」

「ホー」


 外の見た目とは裏腹に、中は割と清潔に保たれていました。すぐにでも教会として機能しそうではあります。…外観は見なかったこととして。

 受付の方に教えてもらった通りに右奥の階段を降りていきます。暗くて足元がよく見えませんね…。足を滑らさないように気を付けましょう。


「灯り…灯り…あ、これですかね?」


 壁に付いていたスイッチらしきものを押すと、真っ暗だった部屋が明るくなりました。あ、思ったよりこの部屋大きかったんですね。そして所狭しと本が並んでいます。小さな机とイスが1つずつに、それ以外は本だけの部屋。ここが図書室で間違いないようです。そして私にとっては天国みたいな空間ですね!


「早速本を読みたいところではありますが…」

「ホーホッ」

「分かっていますよ、ルノー。まずは図書室の調査から、ですね」

「シュシュ」


 誘惑が多いですが、それに何とか耐えながら調査をしていきます。といってもどこを調査すればいいのでしょうか?確か本のページが勝手にめくれたり、本の順番がバラバラになっていると仰っていましたね。本の順番はどこが違うのかわからないので、ページがめくれるという本を探しましょうか。


「まぁ、あきらかにこの本だとは思いますけどね」

「…ホホッ」


 1つしかない小さな机の上に置かれている、開かれたまま置かれている本。いかにも怪しいでしょう。それにこれ以外開かれて置かれている本もありませんし、これが勝手にページがめくれる本ですね。タイトルは『身近な精霊との交流』。これも何か関係あるのでしょうか?

 詳しいことはまだ分からないので、とりあえず本を観察してみます。イスに座り、ジーっとひたすら本を見続けてみます。………まぁ都合よくページがめくれるなんてこと、あるわけないですよね~。


「ーーって、今めくれましたよね?」


 観察を始めてからわずか数分、本のページが勝手にめくれました。しかも1ページずつ丁寧にめくられていってます。…ちょっとかわいいですね。

 ではなくて、早速調査開始です。とは言ったものの、不審なところは何もなさそうなんですが…。…ん?今魔力感知が働きました。微かですが魔力が感じられますね。これは…風でしょうか?風に魔力が干渉している気がします。その風が本のページをめくっているようです。


「んー魔力の流れ的にこちらの方でしょうか…」


 図書室の中を歩き回り、魔力が流れてきた場所を突き止めました。他とは色が違う本棚の奥です。…まさかこれ、動くなんてことないですよね。本棚を引っ張ってみますが、本の重さも相まってかびくとも動きません。…試しに押してみます。


「あ、動きました」

「ホー!」

「シュー…」


 原理は不明ですが、押したら本棚が動きました。隠し部屋ですか。そんなの子ども心がピョンピョンしちゃいますよ!動かしてできた通路の中を進んでみます。暗いかと思いましたが、旧図書館の隠し通路のように光源が用意されていました。少し歩くと、謎の扉が見えてきました。中はどのような感じなのでしょうか?ワクワクと不安をかきまぜた気持ちでドアを開けます。


以前1週間に1日、2日お休みすると書きましたが、2日に1回の投稿に変更させてください。予定を勝手に変更してすみません。


次の更新は4月3日になります。

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― 新着の感想 ―
>以前1週間に1日、2日お休みすると書きましたが、2日に1回の投稿に変更させてください。予定を勝手に変更してすみません。 了解(`・ω・´)ゞ 無理せず自身のペースで書くのがベストよ 図書館、妖精と…
2日に1回ですね?(*´Д`)了解(`・ω・´)ゞ 妖精さんでもいるんですかね?
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