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司書さんは無自覚でいいのです!  作者: 黒色猫


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人気の物件

 不動産屋に到着しました。相変わらず外見は個人宅にしか見えませんね。お2人を連れて扉を開けます。…うん、問題なく中に入れますね。


「いらっしゃいませ~。あら、ステラさん」

「こんにちは。また来ちゃいました」

「こんにちはー」

「こんにちはじゃ」

「ようこそ。今日はどのようなご相談でしょうか?」


 用事がある稲荷さんたちをイスに座らせて、私は立っていることにします。と、気を利かせてもう一脚持ってきてくれました。どうもすみません、ありがとうございます!


「今日はちょっとどんな物件があるのか見てみたいなーと思ってて」

「儂もそんな感じじゃの」

「かしこまりました。それでしたらまず人気が高い物件をご紹介しますね」


 そう言うと近くの棚から資料を取り出しました。私のときは立って取りに行っていましたが、人気の物件などよく使う資料は手元に用意しているみたいですね。それにしても今回はギルドカードの提出を求められませんでしたね。どんな物件があるのか見てみたい、と言ったからでしょうか?私は確かどんな家を借りられるのか、と尋ねたはずです。質問の内容によって提示する物件が変わる、なんてことはあるのでしょうか。


「おぉー庭付きとかなんか惹かれちゃうな。あ、これ冒険者ギルドが近くにあるのか。なんか便利そう」

「ふむ。目移りしてしまうな。さすが人気が高いだけはある」


 後ろから失礼して、私も資料に目を通します。ん~ソロや少人数で行動しているプレイヤーには十分な広さですね。利便性もありますし。ですがクランやギルドの設立を目指している人たちには狭すぎるのではないかと思います。それなりの人数が出入りし活動するのですから、もっと広い物件でないと。…まぁ私には関係のないことではありますが。


「こちらは冒険者の方に人気がある物件ですね。間取りも広いですし、浄化機能が付いているので汚れも気になりません。その分お値段は少々高いのですが…」

「浄化機能…。その機能がついた物件は他にあるんですか?」

「ここでは今はこの1件だけですね」


 そんな機能が付いた物件もあるんですね。仕組みはよく分かりませんが、泥や砂を持ち込んでも即座に浄化して家の中を清潔に保つのでしょう。現実世界でも欲しいですね。さすがにゴミなどは消すことはできないでしょうが、埃がなくなるだけでも充分すぎます。…まさにないものねだりですね。


「このような機能が付いた物件は他にもあるのかの?」

「そうですね、こちらの物件は防災機能が付いております。家の中が爆発しても防御の魔法陣が展開して、家の破壊を防いでくれますよ」


 ツッコミどころが多いですね!家の中が爆発って、一体どういう状況なんですか?それと魔法陣は初めて聞きますが、どういったものなのでしょうか?…今すぐ口に出して聞きたいですが、ここは我慢しましょう。私は今回客ではないので。


「…家の中が爆発するなんてことあるの?」

「たまにございますね。錬金術師の方が火薬を扱うことがあるので、その実験をして失敗すると…。なので錬金術師の方は人里離れた場所に住んでいることが多いのです。その点この物件は防災機能が付いているので、爆発させる方にはおススメですね」

「そうそう家を爆発させるものもおらんと思うがのう…いや案外多いのかの?」


 オールドさん、少ないと思います…多分。家を爆発させるはパワーワードすぎますよ。ですがそんな物件まで取り扱っているなんて、さすが不動産屋さんですね。


「家を複数借りることとかはできるの?」

「基本禁止されていますね。まず複数の家を個人が管理することができるのか、という問題もありますし、あとは犯罪防止のためにですね。借りたのに使われていない家が犯罪の拠点として勝手に使われる可能性もあります」

「基本、ということは借りられることもあるってこと?」

「まぁ滅多にありませんが…。テイマーの方が1つの家をテイムモンスター専用の家にしている、という例がありますね。人型のテイムモンスターであれば家を管理することもできるでしょうし」


 私にとっては有益な情報ですね。まぁ旧図書館がかなり広いので、本当にたくさんテイムしない限り2つ目の物件を借りることはないでしょうが。ね、ルノー、フォス。


「人里離れた物件はないかのう?」

「人里離れた、ですか。少々お待ちください」


 席を立って資料を取りにいってくれました。たいていの人は街中の物件を希望しますからね。オールドさんの要望はマイナーなものだったのでしょう。

 お姉さんが戻ってくる間に3人で他の物件を見ます。見ているだけでも面白いですね。稲荷さんも今すぐ借りて帰ろうかと本気で悩んでいました。


「ーーお待たせしました。人里離れた、という条件に当てはまる物件は1つしかなかったんですが…」

「おぉ十分じゃ。感謝するぞ」

「こちらの物件になります。西の森の中にあるので戦闘がある程度できることが求められますね。後は人の手が長らく入ってないので、少々くたびれた部分もあるんですが…」


 オールドさんにとっては理想の物件だったのでしょうね。物件の資料にも真剣に目を通して、いくつか質問もしています。ここに決めちゃいそうですね。

なんとか復活しました。ご心配をおかけしました。

これからはたまに投稿をお休みしようと思います。理由としては私生活が忙しくなり、小説を書く時間の確保が難しくなったからです。1週間に1、2回お休みしますが、ご理解いただけると嬉しいです。


上記とは関係ないんですが、稲荷がグイグイいったらちょっと…という感想が多かったですね。稲荷も興奮してたのでついつい言っちゃいましたが、いつもはもっと冷静なキャラなので多めに見てもらえると…。

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― 新着の感想 ―
ある程度だからこそこそな強さだろうね まあ、そのある程度の基準が不明ではあるけど
戦闘が出来るって何レベルかな?www
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