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司書さんは無自覚でいいのです!  作者: 黒色猫


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謎の種


「エルフのお兄さんはどこに住んでいるのかしら?」

「旧図書館です。あの、周りになにもない…」

「あら!あの街外れの?」

「そうです」

「それはまぁ…」


 現地の人であるおばあさんが言葉を失ってしまいました。なんだったらちょっと気まずそうに愛想笑いまでしています。そこまでですか?意外と住み心地は良いんですよ?


「コホン…旧図書館だったら、確か畑があったんじゃなかったかしら。あなたは何か育てているの?」

「え…いえ、何も。あそこに畑があるんですか?」

「ええ。昔あそこで採れた野菜をおすそ分けしてもらったもの」


 衝撃の事実です。まさか旧図書館に畑があるなんて思いもしていませんでした。かなり時間をかけて探索したと思っていましたが、まだまだ隠し要素がありそうですね。…というよりもなぜ図書館に畑があるんですか?少なくとも本に関係があるとは考えにくいのですが。


「あの、畑がどこにあるか分かりますか?」

「そうね、私が聞いた話だと…天井に星が描かれている部屋があるでしょう?あそこの部屋に行って、たしか…オリオン座だったかしら。オリオン座の下に立って、プレアデス、と3回言えばいいわ。そうすれば旧図書館の畑に行けるはずよ」


 オリオン座の下でプレアデスと3回言うのですね。帰ったら早速試してみましょう!稲荷さんが何か聞きたそうに見ていますが、今は無視させていただきます。このことに関して、私は何も答えることができませんよ。


「おばあさん、ありがとうございます」

「いいえ。…あ、そうだ。ちょっと待ってちょうだい」


 そう言うと店の奥に行ってしまいました。その間にソワソワしていた稲荷さんが突撃してきます。目がギラギラしていて少し怖いです…。オールドさんも笑っていないで助けてください!


「ね、ステラ。俺も畑みてもいい?というより天井に星が描かれている部屋があるの?どういった意図で描かれたとかわかる?なにかステラが気付いたこととかない?」

「あ~…稲荷さん?畑に関しては私も見たことないので、一緒に見ましょう?あとはホームに行ったら心行くまで部屋を見て回って構いませんから。ね?」

「旧図書館か…。本当に今まで聞いたこともなかったんだよね。でもこうやって現地の人から情報が貰えるってことは、やっぱり何か重要な建物なのかもしれないよね。しかも意味深に星が描かれている部屋もあるってことは、さっき聞いた星魔法にも何か関係あるのかな」


 稲荷さん~帰ってきてください~…。よし、聞こえてませんね。こうなったらしばらくはこのままですし、そっとしておきましょう。


「はいはい、お待たせしてごめんなさいね。……そちらの方はどうしたの?大丈夫かしら?」

「ご婦人よ、気になさるな。こやつはちょっと考え事をしているだけゆえ」

「あら、そう?それならいいんだけど…。そうそう、エルフのお兄さんにこれを渡そうと思ってね」


 差し出されたのはピンク色の小さな袋です。中を確認してみると…これは何でしょうか?黒っぽくて粒々しているものが袋いっぱいに入っています。


「それはね、野菜をおすそ分けしてくれた方がくれたものなのよ。だけどいくつか育ててみようと思って種をまいたんだけど、いくら待っても育たなくって…。旧図書館だと育つかもしれないから、ぜひもらってちょうだい」

「いいんですか?」

「いいのよ。むしろ押し付けちゃってごめんなさいね」


 私にはありがたいものですよ!いそいそと袋をアイテムボックスにしまいます。…ルノー、これは食べ物ではないんですよ。だからそんなに狙ってもまだ食べられませんから!…それにしても思いがけず種を貰ってしまいました。まぁ何の種なのかは分かりませんが、頑張って育てておばあさんにおすそ分けしたいですね。


「あ、そうだおばあさん。この街におもちゃ屋さんはありませんか?」

「おもちゃ屋さんはないけれど、木工職人のトロンさんが子どもたちのためにおもちゃを作ってくれるのよ。よければ場所を教えましょうか?」

「ぜひお願いします!」


 いい情報をゲットしました。おばあさんに教えてもらった場所をマップにメモします。旧図書館に向かう通り道にありますね。


「本当にありがとうございました。また寄らせてもらいますね」

「…はっ、あ、ありがとうございました」

「ではの」

「はい。また来てくださいね。お待ちしています」


 お二人に寄り道していいか尋ねると、快く承諾してくださいました。逆に行きたいところとかないんですか?私もお付き合いしますよ。


「あ~…不動産屋には行ってみたいかも」

「そうじゃのう。このまま儂らが行っても、不動産屋に入れる保証はない。ステラよ、ちと付き合ってはくれんか?」

「喜んで」


 もしかしたら不動産屋に入れる条件がNPCから場所を教えてもらう、だったり不動産屋の場所を知っている者の付き添いが必須などという可能性も無きにしも非ずですからね。


「儂も街外れにある建物を借りられないかのう…。そういう人里離れた場所が一等好みなんじゃが」

「もしかしたらあるかもしれません。オールドさんは街外れが良いんですね」

「ロールプレイで隠居したいんでしょ。こいつ形から入るタイプだから」

「はっはっは。ちとうるさいぞ」


いつも読んでいただきありがとうございます。

話が中々進まない…。あとついつい会話文が多くなってしまいました。


胃腸炎と診断されました。活動報告にも書いたのですが、症状がひどいため投稿を少しお休みします。


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― 新着の感想 ―
結構がめついというかマナー違反すれすれだなー
ぐいぐいくるプレイヤーほんに苦手や
グイグイ来るプレイヤー苦手や~
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