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司書さんは無自覚でいいのです!  作者: 黒色猫


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18/22

職業の進化

 道なりに沿って歩いていると図書館を見つけました。冒険者ギルドと並ぶくらい大きいですね。中に入るとまさに圧巻でした!内装はフランスにある図書館に似ていますね。天井画が広がっており真ん中に大きなテーブルが、それを囲むように本棚が配置されています。あぁ、読みたいですね…。

 受付はーあそこですね。眼鏡をかけたご婦人が立っています。


「こんにちは」

「こんにちは。図書館をご利用ですか?」

「はい。それとこちらを渡されたのですが…」


 そう言ってクラージュさんからもらった推薦状を出します。


「拝見しますねーーなるほど。失礼ですが、お名前を伺ってもよろしいですか?」

「ステラといいます」

「私はこの図書館の司書をしております、フルールと申します。重ねての質問ですが、推薦状の中身はご存じで?」

「いいえ、何も知りません」

「そうですか。ちなみに司書の職業レベルはどれくらいでしょうか?」

「ええとまだ見習いですが…9ですね」


 ふむふむ、と一つ頷くと、フルールさんは何やら手元のパネルを操作し始めます。わけもなく緊張しますね…。


「はい、ご説明しますね。この推薦状は見習い司書の進化先として、通常の司書のほかにもう一つ進化先を選べるようになります。これが使えるのが見習いのレベルが10のときなので、ステラさんもあと少しで利用することができますね」


 !推薦状は、職業の進化に関するものでしたか。見習いの次は一次職です。司書の一次職は一つしか選択肢がないと聞いていましたが、こういう場合もあるみたいですね。まぁ進化するためにはレベルがあと1つ足りませんが…。


「ちなみに推薦状を使った場合の進化先とは…」

「それは決めたらご説明させていただきます」


 ですよね。うーん…男は度胸です!推薦状を使った進化先にしてみましょう!そうと決まれば読書タイムです!


「図書館を利用するにはどうすればいいでしょうか?」

「利用料は通常は一回1000Gですが、司書の場合は無料になります。ただしご存じだとは思いますが、資料の取り扱いは十分にお気を付けください。また飲食は原則禁止となっております。そのほか、マナーを守っていただけない場合は利用をお断りする場合もあるのでご注意ください」

「はい。あの、テイムモンスターたちは…」

「小型であれば問題ないですよ」

「わかりました」


 それでは、さっそく本を読みましょう!一番端から順番に読み進めていきます。図書館という場所のせいもあってか、いつもより読むスピードが速いですね。

 図書館の利用者はちらほらいるものの、思いの外少ないように感じます。特に他の司書の方はたくさんいると思っていたのですがー。機会があったら話してみたかったのですが、残念です。まぁ図書館でお話しすることもないのでしょうが。

 

≪メイン職業のレベルが上がりました≫

≪計算知識を記憶しました≫

≪食物知識を記憶しました≫

≪計算知識、食物知識が総合知識に統合されました≫


 !早かったですね。まだ数十冊ほどしか読んでいないのですがあっという間でした。知識系スキルも2つ獲得したみたいですね。ともかく見習い司書のレベルが10になったので、フルールさんに報告です!


「フルールさん、見習い司書が10になりました」

「おめでとうございます。では一次職に進化するに推薦状を利用しますか?」

「お願いします」

「わかりました。ー手続きが完了しました。ステータスパネルから進化先を選んでください」


 フルールさんの言葉通り、ステータスパネルを出します。メイン職業の欄が淡く点滅しており、タップすると進化先が出てきました。2つ選べるようですね。


ー司書

ー放浪の司書


 かなりシンプルですね。他に説明文らしきものもないですし、さっさと決めてしまいましょう。私はさきほど決めた通り放浪の司書になります。


「職業に関する説明はー」

「お願いしてもよろしいでしょうか?」

「わかりました。放浪の司書は名前の通り、一つの場所にとどまらず各地を放浪しながら司書としてのスキルを高めていく職業です。普通の司書の多くは図書館で仕事をするのに対し、放浪の司書はその他にも民間の方から依頼を受けたりするのも特徴ですね。あとは図書館の禁書なども場合によっては読めることもあります。まぁ本当に限定的な場合ですけど…」


 なるほど、司書よりも自由度が高そうですね。仕事場が図書館以外というのも面白そうですね。どのような依頼があるのかも気になります。禁書は気にならないとは嘘になりますが、でも読むのも恐ろしそうですね…。


「まぁ放浪の司書からさらに知識を身に着けて、最終的に図書館に就職する場合もありますけど」


 私みたいに、とフルールさんがにこやかに教えてくださいます。どうやらフルールさんの職業は花園の司書というらしく、草花とくに花に特化した知識を身に着けているそうです。植物園などで働くこともできたみたいですが、フルールさんは図書館の空気が好きで働いているらしいですね。なるほど、そういう選択もあるのですね。勉強になります。


「ここまででわからないことはありますか?」

「今のところは大丈夫です」

「それでは次の説明をさせていただきますね」


 職業に関してはなんとなくわかりました。ですがフルールさんの説明はまだ続くみたいですね。他に知らなければいけないことは何でしょうか?

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― 新着の感想 ―
おそらく作者さんは 漢数字のいち(一) 音引き(ー) ハイフン(ー) を区別していると思います。 ですが、なろうはゴシック体での表示ですので全て同じように見えています。 一次職 イチジショク …
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