神選組重要用語目録
・こちらは次ページから始まる「神選組-Sincerity Spirits-」の設定や世界観等の紹介ページです。
人物目録のページでも述べたように、人によってはネタバレの可能性がありますので、ご注意ください。
・この物語には新選組等歴史的人物の子孫が登場いたしますが、フィクションですので実際の人物や団体等とは全く関係ありません。
・また、未来がこのような形になっていたりするのはあくまでも“空想”ですので、ご了承ください。
帝都[ていと]…東京都第24区桜里[さくらざと]の別名。山間の区で、江戸時代を彷彿とさせる造りの建物が多い。老後に暮らしたい土地ランキング第3位で、歴女にも人気の土地。第2の江戸[or京都]とも呼ばれる。様々な桜があることでも有名で、都心に近い花見スポットとしても人気を集めている。
帝[みかど]…天皇の補佐役で、代々天皇の分家である源條院[げんじょういん]家が勤めている。代々先祖憑き。
現帝は神選組が仕えている貴光。直接政治に関与したりはせず、あくまで天皇の相談や補佐・代理などを言い渡されている。
その傍ら、国内の妖怪、物怪、九十九神の管轄・浄魂等の役目を担っている。
住居は江戸町誠桜[せいおう]通りにある屋敷。
神選組[しんせんぐみ]…帝都守護及び警備部隊。幹部のほとんどが依巫である、特殊能力集団。
浅葱色の制服にだんだら模様入りの腕章。「神選組」の由来は「神霊に選ばれた者達」という意味。
巷では「帝狼[ていろう]」と呼ばれている。警察とは協力関係。
違法浪士の取り締まりや帝の警備の他、世に度々現れる妖怪や九十九神を祓うのも彼らの仕事。
銃も所持しているが、妖怪などと対峙する際は刀と依巫の力を使う。
桜里神選組屯所…神選組の居住する家。母屋と道場と、広い庭などがある。江戸町の桜香[はるか]通りに建っている。
依巫[よりまし]…神霊の依代[よりしろ]。憑代[よりしろ]とも。
神を自らの身に宿す者を指す。簡単に言うと、自らの体を憑依の対象にすること。
憑かれると髪が伸びたり、言動が変わったりすることがある。神選組幹部は、自らの先祖を呼び出して、その力を借りて戦う。
周りから見れば鬼か悪魔が憑いているようにも見えるらしい。依巫には神霊の霊体がうっすら見える。
依代楔[よりしろせつ]…一族で依巫になる家。より霊力が強い者が先祖に選ばれ、依巫になり、当主の座を継ぐ。そのため、当主の座を狙って、毎回のように壮絶な争いが繰り広げられている。中には、妖怪を自らに憑かせ、より強い力を得ようという者もいる。
勝家、土方家、坂本家、源條院家は四大依代楔。
巫化傷[ふかきず]…一般的に、依巫になる時に負う傷のこと。
依巫になるには、まず、先祖憑きが荒魂の妖怪に傷つけられなければならない。傷つけられた先祖憑きは、その傷口より妖力が体内を伝い、その妖力に惹かれて、霊力が爆発的に湧き出る。湧き出た霊力により、先祖憑きは依巫へと成り変る。
しかし、傷つけられるということは、大きなリスクを伴い、その傷は体だけでなく精神すらも傷つけることがある。
妖怪、物径、九十九神[つくもがみ]…和ぎれば幸を、荒ぶれば禍をもたらす。
人間に憑いたり、人間に化けたりする。普通の人間には見えない。
先祖憑き以上なら武器で倒せるが、姿がはっきりと見えるようになるのは依巫で、先祖憑きはうっすらとしか見えず、大抵の先祖憑きは幻と思って割り切ってしまう。
和魂[にぎみたま]と荒魂[あらみたま]の妖怪がいる。
和魂の妖怪は、幸をもたらす者。姿を隠してひっそりと人間に溶け込んでいることが多く、その姿は依巫でさえも見ることが困難。
対して荒魂の妖怪は、禍をもたらす者。悪さをするだけでなく、人に化けることもすれば人を喰らうこともある。その時、荒魂から発生する邪気が、彼らの姿を依巫や先祖憑きに映し出すが、ほとんどの荒魂の妖怪は見られようとも気にせず襲ってくる。
妖怪は妖力、先祖憑きは霊力を持ち、二つは相反する物であり、故に惹かれあう物である。
浄魂[じょうこん]…物径や九十九神の荒魂を祓ったり、良い物に変えること。
邪気を祓って良魂[りょうこん]にすることもあれば、そのまま天昇[てんしょう]させることもある。