神選組人物目録
・このページでは、次ページより連載中の「神選組-Sincerity Spirits-」の登場人物を紹介します。まだお話を読んでいない人は、ネタバレを含む可能性がありますので、ご注意ください。
また、このページは新しい人物が登場したり、新しい事実が発覚した場合などは新たに更新します。
・この物語には新選組等歴史的人物の子孫が登場いたしますが、フィクションですので実際の人物や団体等とは全く関係ありません。
主人公:狐神 狐依[こがみ こより]
記憶喪失の少女。管狐に襲われていたところを郁に助けられる。
大人しく、おどおどとした印象があるが、真っ直ぐな心を持っている。
どこか安心できる穏やかな雰囲気を持っているため、出会って数日でも本音を打ち明けられるような包容力がある。
限りなく薄い白桜色の髪に青碧の瞳、色白。
和魂の妖怪が見え、狐依が触れれば依巫の人間にも見えるようになる。
実は九尾の狐と依巫の人間との間に生まれた、半人半妖の姫君。
狐里で勃発している覇権争いに巻き込まれないようにと、父に言われて人間界へやってきたが、その際の衝撃で記憶を失っていた。
:斎藤 郁[さいとう かおる]
新選組三番組組長・斎藤一の子孫にして、副長助勤ならびに神選組三番組組長。
堅苦しい口調と鋭い目つきが印象的。生真面目な性格。
左利きで、居合い抜きと片手一本突きが得意。
巷では「無敵の剣」と恐れられている。
切れ長の青い瞳に、黒髪を肩まで伸ばし、耳際の髪を左右一房ずつ取って後ろで一括りにしている。
愛刀は国重で、依巫の力を解放する時は「国重換装―――雪月華」と唱え、氷結能力を有する。
剣道を教わった師匠に「お前はまだ本当の強さを知らない」と言われ、今はそれを探している。
狼犬の武[たける]を連れていて、郁の相方及び屯所の番犬として一役買っている。
:土方 歳信[ひじかた としのぶ]
新選組副長・土方歳三の子孫にして、神選組副長。稽古よりも戦いの中で成長していく実践タイプ。
怒りっぽく、よく眉間にシワを寄せているが根は良い人。句を詠むのがうまい。
肩に届かない艶やかな黒髪に紺碧色の瞳を持つ、恐ろしいほどの美男子。
愛刀は和泉守兼定で、依巫の力を解放する時は「和泉守兼定換装―――雷神斬花」と唱え、電撃系能力を有する。
土方は依代楔の家の生まれ。<詳しくは次ページの重要用語目録へ>
:沖田 静司[おきた せいじ]
新選組一番組組長・沖田総司の子孫にして、神選組一番組組長。
巷では「猛者の剣」と恐れられる剣豪。
土方のことを怖くないと思っている数少ない一人。
薄茶色の髪に赤い相貌。普段はのんびりとしているが、戦いにおいて容赦がない。
よく悪戯を仕掛けて隊士達をからかっているが、相手が本気で怒ったり泣いたりすると戸惑う。
自分の懐に入ったものや身内などはとても大切にする。
長女の静音[しずね]は既に亡くなっているが、次女の静花[しずか]は帝都在住で、現在は神選組に通って狐依の話し相手となっている。
:藤堂 陽助[とうどう ようすけ]
新選組八番組組長・藤堂平助の子孫にして、神選組八番組組長。明るく快活な少年。
過保護な父親があまり好きではない。癖のついた栗色の髪に若草色の瞳。
藤堂財閥の御曹司ではあるが、家を継ぐ予定はないらしい。
刀の名前は不明だが、依巫の力を使う時は「換装―――陽光乱舞」と唱え、光のように高速に移動することができる。その時に時折見えるオーラが、まるで踊っているように見えるのが特徴。
:原田 左槻[はらだ さつき]
新選組十番組組長・原田左之助の子孫にして、神選組十番組組長。
槍術が得意。赤茶色の髪に灰褐色の瞳を持つ。永倉とは昔馴染み。
一見して優男だが、義理人情に厚い。組内で一番背が高い。
:永倉 新一[ながくら しんいち]
新選組二番組組長・永倉新八の子孫にして、神選組の二番組組長。剛剣の使い手。
明るく豪快な性格で、兄貴肌だが、難しいことはあまり好きではない。
兄弟が多い。黒髪黒目の典型的日本人の外見だが、ボクサーみたいな筋肉の持ち主。
:近藤 勇輝[こんどう ゆうき]
新選組局長・近藤勇の子孫にして、神選組局長。人当たりの良さは帝都一と言われるほど。
黒髪に茶色の瞳の、父親のような包容力を持つ人。
豪快な性格で少々天然な部分があるが、人を寄せ付ける魅力がある。
土方のことをトシと呼ぶ。
:山南 敬斗[さんなん けいと]
新選組総長・山南敬助の子孫にして、神選組総長。
紺色の肩より少し下までの髪に濃い紫色の瞳で、少し視力が悪く、たまにメガネをかける。
穏やかで温厚な性格をしており、頭が良い。神選組の経理も担当している。
:松原 忠士[まつばら ただし]
新選組四番組組長・松原忠司の子孫にして、神選組四番組組長。
山南と同じく温厚で知られる。薙刀使い。
柔術にも長けており、原田ほどではないが背が高い。
黒よりも少し薄い髪に薄紫の瞳。
:武田 柳助[たけだ りゅうすけ]
新選組五番組組長・武田観柳斎の子孫にして、神選組五番組組長。
飄々としていて掴みどころのない性格。
頭が切れるため、言葉巧みに妖怪を誘い出したりするのが得意であるが、この性格から隊内での評判はあまりよくない。
朱色の髪に同色の瞳を持つ。
:井上 源久[いのうえ よしひさ]
新選組六番組組長・井上源三郎の子孫にして、神選組六番組組長。
対外的な職務や要人の接待などの総務担当で、近藤や土方をよく補佐している。
近藤より年上の、人の良い落ちついた性格だが、頑固。
少しシワのある優しげな顔立ちをしている。
:谷 獅郎[たに しろう]
新選組七番組組長・谷三十郎の子孫にして、神選組七番組組長。
おっとりマイペースな性格で、関西弁を話す。
焦げ茶色の髪に抹茶色の瞳。
:鈴木 壱樹[すずき いつき]
新選組九番組組長・鈴木三樹三郎の子孫にして、神選組九番組組長。
几帳面で丁寧な性格。それが災いして少しおせっかいな部分があるが、おっちょこちょいでもあるためか、憎めない。
黒縁メガネのインテリ風な外見。
:山崎 忍&隠[やまざき しのぶ&かすか]
新選組監察方・山崎烝の子孫にして、神選組監察方所属。
忍が兄、隠が妹の双子の兄妹で、いつも無表情だが、互いに仲も良く、仕事もしっかりこなす。
本物の忍者のように隠密行動に長けている。変装すると、その変装した相手になりきって芝居をするため、ある意味良い役者。
顔立ちはよく似ており、鷹のような切れ長の瞳は鋭く、薄い唇がきゅっと引きしまっている。陰りのある美人。忍は髪が短く、隠は長いのを下の方で一括りにしており、二人とも黒髪。
:源條院 貴光[げんじょういん たかみつ]
現帝で、顔が良く、頭もきれる。神選組の仕え人。
日本人特有の艶やかな黒髪に黒目勝ちの瞳の中性的な顔立ちで、週刊誌のインタビューを受けることもしばしば。
若いが仕事ぶりは素晴しく、天皇から絶大な信頼を得ているが、そのせいで狙われることもある。
古い日本文化と桜を愛し、私服は着物を好んで着ている。
源條院家は代々依代楔の家柄。
:坂本 刀馬[さかもと とうま]
明るく陽気な性格で、桜里警察署特別警察官。薩長同盟の仲買いを務めた坂本龍馬の子孫。
オッドアイで左目が義眼。義眼の傍に傷がついている。各種機能が搭載された、サングラスをしている。
癖毛をポニーテールにしている。
銃を操り、刀はあまり使わないが一応持っている。黒馬に乗って桜里の治安維持に努めており、気さくな性格ゆえに住人から慕われている。
坂本家は代々依代楔の家柄。
:伊藤一派
伊藤甲子太郎の子孫率いる一派。ボスの伊藤はオカマ。下の名前は不明。
三つ巴の中でも天皇を崇めている尊王派。伊藤自身は帝も首相も快く思っていない。
神選組にしょっちゅう近づくがまるで相手にされてない。
:狩宮 辰則[かりみや たつのり]
勤皇派の男。帝都でも有名らしいが、詳しいことは不明。
また、六尾の狐憑きだという事実もつい先日発覚した。
:薊[けい]
狐依のお供妖怪の一匹。オサキ狐。
爺くさい喋り方のため、かなりの高齢と見えるが、姿は小さな狐なのでよく分からない。
尾が二又に裂けている。体毛は白毛混じりの灰色で、瞳は茶色。
管狐と違い、善狐一族に仕えている。
:美咲[みさき]
狐依のお供妖怪。猫又[ねこまた]。
どんな時でも語尾に「です、ます」をつける妙な癖がある。
お供妖怪唯一(?)の女子で、狐依の侍女的存在。
普段は黒苑と同じく、人間に近しい姿をしているが、猫耳や二又の尻尾は健在。
亜麻色の髪に薄紅の瞳。
:黒苑[くおん]
狐依のお供妖怪。烏天狗[からすてんぐ]。
山伏姿で漆黒の刃の刀を使う、武術に秀でた用心棒のような青年。
漆黒の翼と髪に、鳥類のような金色の瞳。
冷静沈着な性格だが、狐依のことを大切に思っているよう。
郁に、薄桃色の桜花弁に、二本の刃が守るように交差しているペンダントを渡した。
:座敷童子[ざしきわらし]
赤と青の着物を着た二人組の少年少女。
憑いた家は繁栄するということで、今でも屯所で遊びつつ、神選組の繁栄に知らず知らず協力している。
よく遊んでくれるのは左槻や静司だとか、そうでないとか。
:木霊[こだま]
道場裏にある、神選組屯所が建つずっと前からそこにあった桜に宿っている。
自分のことを「オイラ」といい、どうやら俳句の知識があるよう。
:六尾の廉丞[ろくびのれんじょう]
狩宮辰則に憑いている、六尾の妖狐。
狐里の皇帝の弟・黒毛九尾の宵影[しょうえい]に仕えている。
過去に郁の家を襲い、火を放ったことがある。
その際に浄魂され、一度妖怪世界に戻ったものの、また悪さをしにでてきているよう。
どうやら狐依を狙っているようだが――――――?