表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
51/51

鉄格子の中のさくら塾へ

 野々下 灯枇(あけび)の習い事、スイミングスクールと西原(にしばる)児童館の習字教室は、6年生になると、どちらも終わった。


 スイミングスクールに関しては、最高の金ワッペンまで取ってしまうと、後は選手コースに入るだけになってしまう事もあり、辞めた方が良いだろうという事で辞めさせられた。まあ灯枇(あけび)自身も、選手という言葉に怖気づいたのは否めない。習字教室に関しては、灯枇(あけび)はようやく講師のヒステリック婆さんから解放されたので、嬉しくて堪らなかった。


 そして灯枇(あけび)が小学生のうちに、母親から新しい習い事として連れて行かれたのが、今は懐かしき、さくら塾だ。さくら塾は昔から江津湖の近くに存在していて、それまで灯枇(あけび)がいつ見ても、鉄格子状のシャッターを降ろして閉まっていた。しかしその日は開いていて、先生も塾生もちゃんと居た。



 灯枇(あけび)は全く面識の無い他校の女子生徒・玻璃さんと同時に体験入塾した。そして先生達のデスクからすぐ側にある教室に通されると、これまた面識の無い他校の生徒達が、私服姿で授業を受けていた。灯枇(あけび)はさくら塾でも特段誰とも仲良くなれず、さくら塾に行くのはいつも不安だったが、先生達が授業にまじえておこなう、塾生いじりが大変面白可笑しくて、灯枇(あけび)は笑い上戸だから、いつもお腹が痛くなる程笑わされた。だからその後も通い続けたのだろう。


 さくら塾は、野々下 灯枇(あけび)にとってはこの上なく良い塾だった。









タイマヲマイタ【園児・小学生時代】 完



タイマヲマイタ【中学生時代】につづく




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ