トンネル山の鬼ごっこ主催者
遊び係の企画とは無関係な昼休み、不思議男子達の何人かが定期的に鬼ごっこをやっていた。
それは不思議男子達の1人であったハルカ君の主催によるもので、給食当番による給食の配膳中、ハルカ君は参加しそうな不思議男子達に「昼休みトンネル山で鬼ごっこするから」と、声を掛けて机を周る。ハルカ君の声掛け対象者には、灯枇の所属するグループリーダーの雲母も含まれており、灯枇も彼女の伝手で、鬼ごっこに参加したければしても良かった。
気が向いてしばらく参加し続けると、ハルカ君は灯枇にも直接声を掛けてくる。灯枇が図書室での読書を優先してしばらく参加しなくなると、ハルカ君は直接声掛けをする事は無くなるが、また気が向いて参加したければ、灯枇は雲母に今日は鬼ごっこをするのかと訊いて、もしそうであれば、また雲母の伝手で飛び入り参加も可能だった。そしてまた参加が続けば、ハルカ君は灯枇にも直接声を掛けてくる。
トンネル山での鬼ごっこは、トンネル山の滑り台を使って鬼から逃げたり、極端な男子は度胸試しも兼ねて、地面からは結構な高さがある、滑る手前の待ち場から飛び降りて、生じる足の痛みに苦しみながらまた逃げたりした。
もし仮に灯枇が捕まって鬼役になってしまっても、不思議男子達との脚力差はあまり無かったので、灯枇にも不思議男子達を捕まえ返したり、もしくは一緒に参加している雲母や妃鞠を追いかけて、次の鬼役に仕立て上げれば良かったから安心だった。




